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尾崎圭司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
尾崎 圭司
基本情報
本名 尾崎 圭司
通称 トルネードスター
テコンドードラゴン
階級 ミドル級K-1
身長 169cm
体重 63kg
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1980-04-24) 1980年4月24日(44歳)
出身地 神奈川県
スタイル テコンドー
キックボクシング
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尾崎 圭司(おざき けいじ、1980年4月24日 - )は、日本男性テコンドー家、プロキックボクサー。元フィンスイミング選手。

神奈川県出身。チームドラゴン所属。

テコンドーの強さを証明するためにキックボクシングの試合に参加し始めた。後ろ横蹴りなど多彩な足技を持つ。日本テコンドー協会2段位。

来歴

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帰国子女であり、高校途中までアメリカ合衆国で過ごした(慶應義塾ニューヨーク学院に通った[1])。帰国後は神奈川県立鶴嶺高等学校に進学し、高校卒業後は神奈川大学経営学部に進学した[2]

学生時代

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高校時代からフィンスイミングを始め、1999年に日本選手権に参加し、5種目に参加すると、全て優勝し日本記録を樹立した。神奈川大学に入学しテコンドーを学び始める。

テコンドー時代

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2000年に第12回全日本大学テコンドー選手権大会のフルコンタクト無差別級で優勝したのを皮切りに、地区大会で優勝を重ねる。

2001年に第12回全日本テコンドー選手権大会に初参加するも相手選手のサミングをもらい3位に終わる。

2002年6月8日に第19回全日本ウエイト制空手道選手権大会(極真会館松井派主催)の中量級に出場。1回戦を右後ろ横蹴りで一本勝ちしたが、続く2回戦では延長戦で判定負けした。

2002年12月28日、第13回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会に出場。日本発のリング上で行われるフルコンタクトテコンドーの試合の無差別級で優勝した。

2003年11月29日、第14回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会に出場、優勝して2連覇を達成した。同時に12、13、14回全日本大学テコンドー選手権大会無差別級でも3連覇を達成した。

R.I.S.E.

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2003年3月、前田憲作が主宰するチームドラゴンに入門し、キックボクシングの練習を開始。2003年9月28日に格闘技団体R.I.S.E.の主催する「R.I.S.E. Fourth」でプロデビュー。末廣智明を判定3-0で破り、デビュー戦を白星で飾った。

その後は蹴りだけでなく、CRAZY884を一方的にKOするなどパンチの技術も進化させて実績を重ねる。

2006年5月17日、J-NETWORK「GO! GO! J-NET '06 〜Invading the DRAGON〜」で「喧嘩×テコンドー」として、我龍真吾とエキシビションマッチを行った。尾崎はテコンドーの胴衣、我龍は特攻服を着用しての異色の対戦となった。

2006年6月25日、日本元3階級王者の須藤信充と対戦し、一時流れを掴みかけるが、2RにパンチでKO負けを喫した。

2006年9月24日、R.I.S.E.で村浜武洋と対戦予定であったが、左肋軟骨損傷により欠場となった。

2006年12月17日、「R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '06」に参戦し、1回戦で60kgトーナメント大会優勝者の水谷秀樹に判定勝ち、続く準決勝をダメージが溜まる裕樹を左ローで2RKO勝ち、決勝戦ではJ-NETWORKミドル級王者の寒川直喜を3R3-0の僅差の判定で破り優勝した。この優勝によって、K-1参戦を決定的なものとした。

K-1

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テコンドーの強さを証明するため、2007年2月5日、「K-1 WORLD MAX 2007 〜日本代表決定トーナメント〜」に参加。テコンドーを思わせる独特のロングスパッツを履き、回転系の技を積極的に出した。1回戦で宍戸大樹に判定勝ちするも、準決勝では佐藤嘉洋に膝蹴りとローキックをもらい続け判定負けし、ベスト4に終わった。

2007年4月4日、「K-1 WORLD MAX 2007 〜世界最終選抜〜」に抜擢されるもイアン・シャファーに3度のダウンを奪われ判定負け。キックが持ち味であるにもかかわらず、インファイトでパンチ勝負に走ってしまうことを、セコンドに指摘される姿が放送された。

2008年2月2日、「K-1 WORLD MAX 2008 〜日本代表決定トーナメント〜」に出場。1回戦で城戸康裕と対戦し、3R終盤にダウンを奪われ判定負け。

2009年8月14日、Krushライト級グランプリ2009に出場。1回戦で山本元気に判定負け。

2009年11月22日、RISE 60のRISE 60kgタイトルマッチで王者板橋寛と対戦し、KO負けで王座獲得ならず。

2010年5月2日、K-1 WORLD MAX 2010 〜-63kg Japan Tournament 1st Round〜小宮山工介と対戦し、判定勝ち。

2010年7月5日、K-1 WORLD MAX 2010 〜-63kg Japan Tournament FINAL〜では、準々決勝で久保優太と対戦し、0-3の判定負け。

2010年9月20日、Krush.10佐々木郁矢と対戦し、3Rに3度のダウンを奪いKO勝ちを収めた[3]

2010年10月31日、Krush-EX 〜Road to the CHAMPIONSHIP〜のメインイベントで生井宏樹と対戦し、2Rに3度のダウンを奪いKO勝ちを収めた[4]

2011年2月5日、谷山ジム主催「ビッグバン・統一への道 其の四」で水落洋祐と対戦し、3Rに3度のダウンを奪われTKO負けとなった[5]

2011年5月29日、Krush -70kg初代王座決定トーナメント ~開幕戦~のスーパーファイトでパク・ドンファと対戦し、3-0の大差判定勝ちを収めた。

2011年8月14日、Krush.11のISKA世界スーパーライト級王座決定戦でISKAフランス3冠王トーマス・アダマンドポウロスと対戦し、2Rにバックブローでダウンを奪うもその他のRでポイントを取られ0-3の判定負けを喫した[6]

現役引退後K-1本部で働きK-1ジム横浜で会長として働いていた。現在はK-1ジム五反田で会長をしている。[要出典]

戦績

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キックボクシング 戦績
40 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
25 9 16 0 1 0
15 3 12 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ディン・ニン 3R終了 判定3-0 Krush.19 2012年6月8日
服部浩典 3R 0:37 KO(左フック) Krush.15 2012年1月9日
× ローマン・マイロフ 3R終了 判定 W5 GRAND PRIX MOSCOW 2011年10月22日
× トーマス・アダマンドポウロス 3R終了 判定3-0 Krush.11
【ISKA世界スーパーライト級王座決定戦】
2011年8月14日
パク・ドンファ 3R終了 判定3-0 Krush -70kg初代王座決定トーナメント ~開幕戦~
【スーパーファイト】
2011年5月29日
× 水落洋祐 3R 2:22 KO(3ノックダウン:パンチ連打) 谷山ジム「ビッグバン・統一への道 其の四」 2011年2月5日
谷山俊樹 延長R 2:04 TKO(タオル投入) Krush初代王座決定トーナメント~Round.1~
【スーパーファイト】
2010年12月12日
生井宏樹 2R 1:32 KO(3ノックダウン:バックブロー) Krush-EX 〜Road to the CHAMPIONSHIP〜 2010年10月31日
佐々木郁矢 3R 1:28 KO(3ノックダウン:パンチ連打) Krush.10 2010年9月20日
× 久保優太 3R終了 判定0-3 K-1 WORLD MAX 2010 〜-70kg World Championship Tournament FINAL16 / -63kg Japan Tournament FINAL〜
【-63kg Japan Tournament 準々決勝】
2010年7月5日
小宮山工介 3R終了 判定2-1 K-1 WORLD MAX 2010 〜-63kg Japan Tournament 1st Round〜
【1回戦】
2010年5月2日
YOSHI 3R終了 判定3-0 Krush×Survivor 2010年3月13日
× 板橋寛 2R 2:29 KO(パンチ連打) RISE 60
【RISE 60kgタイトルマッチ】
2009年11月22日
× 山本元気 3R終了 判定0-3 Krushライト級グランプリ2009 〜開幕戦 Round.2〜【1回戦】 2009年8月14日
× シュー・イェン 3R終了 判定 The Challenger 2009年5月31日
× 白須康仁 3R終了 判定0-3 K-1 WORLD MAX 2009 〜日本代表決定トーナメント〜
【リザーブファイト】
2009年2月23日
× イ・スファン 3R+延長R終了 判定1-2 全日本キックボクシング連盟「Krush! 〜Kickboxing Destruction〜」 2008年11月8日
ジョン・クァンシック 3R 1:25 KO(右ローキック) J-NETWORK「TEAM DRAGON QUEST 2」 2008年8月31日
× 城戸康裕 3R終了 判定0-3 K-1 WORLD MAX 2008 〜日本代表決定トーナメント〜
【1回戦】
2008年2月2日
× 山本優弥 3R終了 判定0-2 全日本キックボクシング連盟
「浪漫」 Kick Return Kickboxer of the best 60 Tournament 〜決勝戦〜
【K-1 WORLD MAXルール】
2007年10月25日
パク・ウィング・ヒョング 3R終了 判定 K-1 WORLD MAX 2007 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜 2007年6月28日
× イアン・シャファー 3R終了 判定0-3 K-1 WORLD MAX 2007 〜世界最終選抜〜 2007年4月4日
× 佐藤嘉洋 3R終了 判定0-3 K-1 WORLD MAX 2007 〜日本代表決定トーナメント〜
【準決勝】
2007年2月5日
宍戸大樹 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD MAX 2007 〜日本代表決定トーナメント〜
【1回戦】
2007年2月5日
寒川直喜 3R終了 判定3-0 R.I.S.E. DEAD or ALIVE TOURNAMENT '06
【決勝】
2006年12月17日
裕樹 2R 1:58 KO(2ノックダウン:左ローキック) R.I.S.E. DEAD or ALIVE TOURNAMENT '06
【準決勝】
2006年12月17日
水谷秀樹 3R終了 判定3-0 R.I.S.E. DEAD or ALIVE TOURNAMENT '06
【1回戦】
2006年12月17日
金井健治 3R終了 判定3-0 SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup 2006
【オープニングマッチ】
2006年11月3日
× 須藤信充 2R 1:28 KO(パンチ) R.I.S.E. FLASH to CRUSH TOURNAMENT '06
【スペシャルワンマッチ】
2006年6月25日
関本宏 3R終了 判定3-0 SHOOT BOXING 2006 NEO ΟΡΘΡΟΖ Series 1st 2006年2月9日
水町浩 2R 1:23 KO(3ノックダウン:上段後ろ回し蹴り) R.I.S.E. DEAD or ALIVE TOURNAMENT '05 2005年12月18日
CRAZY884 1R 2:03 KO(3ノックダウン:右フック) R.I.S.E. XIX 2005年10月30日
山口太雅 5R終了 判定3-0 SHOOT BOXING 20th ANNIVERSARY SERIES 4th 2005年9月25日
裕樹 2R 0:43 TKO(タオル投入) R.I.S.E. XVII 2005年7月31日
北野ユウジ 3R終了 判定2-1 R.I.S.E. XVII 2005年5月29日
北山高与始 3R終了 判定2-0 R.I.S.E. XII 2005年1月30日
TAISHO 3R 0:42 TKO(2ノックダウン:パンチ連打) FUTURE FIGHTER IKUSA 6 〜宙(SORA)〜 GANGSTAR☆Z 2004年11月28日
シャノン"f-16"フォレスター 3R終了 判定2-0 R.I.S.E. THE LOW of THE RING 〜日本vs世界〜 2004年7月4日
× 寒川慶一 延長R終了 判定1-2 R.I.S.E. VII 2004年4月29日
嶋村匡如 3R終了 判定3-0 R.I.S.E. DEAD or ALIVE TOURNAMENT 2003年12月23日
末廣智明 3R終了 判定3-0 R.I.S.E. Fourth 2003年9月28日

獲得タイトル

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  • アマチュア
    • 第12回全日本大学テコンドー選手権大会フルコンタクト無差別級 優勝(2000年)
    • 第11回神奈川県テコンドー選手権大会 優勝(2000年)
    • 中部テコンドー選手権大会 優勝(2000年)
    • 全日本テコンドー選手権大会 第3位(2001年)
    • 第12回神奈川県大会テコンドー選手権大会フルコンタクト無差別級 優勝(2001年7月15日)
    • 第13回全日本大学テコンドー選手権大会フルコンタクト無差別級 優勝(2001年12月7日)
    • 第4回東京都テコンドー選手権フルコンタクト無差別級大会 優勝(2001年10月8日)
    • メモワール第13回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会組手無差別級 優勝(2002年12月28日)
    • 第14回全日本大学テコンドー選手権大会フルコンタクト無差別級 優勝(2002年9月16日)
    • メモワール第14回全日本フルコンタクトテコンドー選手権大会 優勝(2003年11月29日)
  • プロ
    • R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '06 優勝

脚注

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  1. ^ 尾崎 圭司”. www.facebook.com. 2021年12月10日閲覧。
  2. ^ 尾崎 圭司”. www.jita.jp. 2021年12月10日閲覧。
  3. ^ 【Krush】63kg級で大波乱!卜部功也がK-1王者・大和哲也を撃破 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年9月20日
  4. ^ 【Krush】尾崎圭司がテコンドー技で豪快KO!極真の軽量級世界王者・鈴木雄三もKO勝利 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年10月31日
  5. ^ 【ビッグバン】城戸康裕がダウンを奪って完勝「K-1チャンピオンに返り咲く」 格闘技ウェブマガジンGBR 2011年2月5日
  6. ^ 【Krush】明暗が分かれたダブル世界戦!寺戸が王座奪取、尾崎は判定負け 格闘技ウェブマガジンGBR 2011年8月14日

関連項目

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外部リンク

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前優勝者
TATSUJI
R.I.S.E. DEAD or ALIVE Tournament '06(70kg級)優勝
2006年12月17日
次優勝者
龍二