山之内靖
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人物情報 | |
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全名 |
山之内 靖 (やまのうち やすし) |
生誕 |
1933年4月22日 日本 東京府 |
死没 | 2014年2月2日(80歳没) |
学問 | |
研究分野 |
現代社会理論 歴史社会学 |
研究機関 |
東京外国語大学 フェリス女学院大学 |
学位 | 経済学博士 |
称号 |
東京外国語大学名誉教授 フェリス女学院大学名誉教授 |
影響を受けた人物 | 大塚久雄 |
山之内 靖(やまのうち やすし、1933年4月22日[1] - 2014年2月2日)は、日本の社会学者、歴史学者。東京外国語大学名誉教授、フェリス女学院大学名誉教授。専門は、現代社会理論、歴史社会学。
経歴
[編集]東京出身。東京大学経済学部卒業後、同大学大学院社会科学研究科で学び、1968年に東京大学から経済学博士の学位を取得。東京外国語大学外国語学部教授・附属図書館長を経て、1996年からフェリス女学院大学文学部および国際交流学部で教鞭をとっていた。
2014年2月2日死去[2]。80歳没。
著書
[編集]単著
[編集]- 『イギリス産業革命の史的分析』(青木書店, 1966年)
- 『マルクス・エンゲルスの世界史像』(未來社, 1969年)
- 『社会科学の方法と人間学』(岩波書店, 1973年、新装版2001年)
- 『現代社会の歴史的位相――疎外論の再構成をめざして』(日本評論社, 1982年)
- 『社会科学の現在』(未來社, 1986年)
- 『ニーチェとヴェーバー』(未來社, 1993年)
- 『システム社会の現代的位相』(岩波書店, 1996年、新装版2011年)
- 『マックス・ヴェーバー入門』(岩波書店[岩波新書], 1997年)
- 『日本の社会科学とヴェーバー体験』(筑摩書房, 1999年)
- 『受苦者のまなざし――初期マルクス再興』(青土社, 2004年)
- 『総力戦体制』(筑摩書房[ちくま学芸文庫], 2015年)。伊豫谷登士翁・成田龍一・岩崎稔編
共編著
[編集]- (村上淳一・二宮宏之・佐々木毅・塩沢由典・杉山光信)『岩波講座社会科学の方法(全12巻)』(岩波書店, 1993年-1994年)
- (ヴィクター・コシュマン, 成田龍一)『総力戦と現代化』(柏書房, 1995年)
- (酒井直樹)『総力戦体制からグローバリゼーションへ』(平凡社, 2003年)
- (成田龍一・伊豫谷登士翁)『再魔術化する世界―総力戦・「帝国」・グローバリゼーション:山之内靖対談集』(御茶の水書房, 2004年)
訳書
[編集]- ロナルド・P・ドーア『イギリスの工場・日本の工場――労使関係の比較社会学』(永易浩一共訳、筑摩書房, 1987年/ちくま学芸文庫(上下), 1993年)
- カール・レーヴィット『学問とわれわれの時代の運命――ヴィーコからヴェーバーへ』 (上村忠男共訳、未來社, 1989年)
- マイケル・J・ピオリ/チャールズ・F・セーブル『第二の産業分水嶺』(共訳、筑摩書房, 1993年/ちくま学芸文庫, 2016年)
- アルベルト・メルッチ『現在に生きる遊牧民――新しい公共空間の創出に向けて』(共訳、岩波書店, 1997年)
- ジェラード・デランティ『コミュニティ――グローバル化と社会理論の変容』(共訳、NTT出版, 2006年)
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典2012~2014』(日外アソシエーツ、2015年)p.623
- ^ 経済史家の山之内靖さん死去 「総力戦論」提唱し、近代批判 朝日新聞 2014年7月29日