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山川民夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文化功労者顕彰に際して公表された肖像写真

山川 民夫(やまかわ たみお、1921年10月19日 - 2018年10月7日)は、日本の医学者東京大学東京薬科大学名誉教授、日本学士院会員[1]文化功労者生化学が専門で、ABO式血液型は、赤血球表面にある糖脂質で決まることを発見した。父は山川章太郎、兄は山川邦夫。姪は大熊由紀子[2]。義従弟(母の妹の長女の夫)は佐々学

生涯

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宮城県仙台市出身。山川章太郎の次男、兄は山川邦夫旧制宮城県仙台第二中学校旧制第二高等学校を経て、1944年東京帝国大学医学部卒業、1951年東京大学医学博士[3]。1952年東京大学伝染病研究所助教授、1959年教授、1966年医学部教授、1982年定年退官、名誉教授、東京都臨床医学総合研究所所長、東京薬科大学教授、同学長、同名誉教授。2002年7月8日〜2011年3月31日微生物化学研究会会長。

1974年朝日賞[4]、1976年日本学士院賞受賞、1987年学士院会員。1991年勲二等瑞宝章[5][6]、2014年文化功労者。正四位[7][8]

著書

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  • 『糖脂質物語』講談社学術文庫 1981
  • 『新未知への群像 科学者が語る自伝』週刊科学新聞 2007

共編著

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翻訳

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  • Morris Kates『脂質研究法』斎藤国彦,林陽共訳 東京化学同人 生化学実験法 1975
  • マクギルベリー『生化学 機能の本質的理解のために』監訳 広川書店 1975-76
  • カールソン ほか『病態生化学』石塚稲夫共訳 朝倉書店 1979

参考資料

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  • 『百年の逸材 仙台二高創立100周年記念』 中島信吾青山史朗共著 東京アドコンサルタント株式会社 2000
  • 『スフィンクスの謎 山川民夫と糖脂質研究の世界』 スフィンクスの謎 山川民夫と糖脂質研究の世界発行記念会 2019

論文

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脚注

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  1. ^ 山川民夫”. 日本学士院. 2016年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月3日閲覧。
  2. ^ 神津仁の名論卓説|高齢医学医会主催の区民シンポジウムが出来るまで(1)|e-doctor”. 2023年11月17日閲覧。
  3. ^ 論文、「動物体内に於ける枝鎖脂肪酸の運命」;博士論文書誌データベース
  4. ^ 朝日賞 1971-2000年度”. 朝日新聞社. 2022年9月12日閲覧。
  5. ^ 『現代日本人名録』2002
  6. ^ 「秋の叙勲 勲三等以上および在外邦人、帰化邦人、在日外国人、外国人の受章者」『読売新聞』1991年11月3日朝刊
  7. ^ 「叙位叙勲」『読売新聞』2018年11月3日朝刊
  8. ^ 『官報』7387号、平成30年11月12日