山田広昭
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山田 広昭(やまだ ひろあき、1956年8月6日- )は、日本のフランス文学研究者、東京大学総合文化研究科言語情報科学教授、2022年定年退任、名誉教授。
人物・来歴
[編集]大阪府生まれ。大阪教育大学附属池田高等学校卒、1980年京都大学文学部仏文科卒、同大学院文学研究科博士課程中退、1988年パリ第8大学第三期博士[1]。
詩人のポール・ヴァレリーの研究を中心に、批評活動もおこなっている。雑誌『批評空間』への連載をまとめた著作『三点確保』においては、ロマン主義と政治の問題を扱っている。
著書
[編集]- (立川健二との共著)『現代言語論――ソシュール フロイト ウィトゲンシュタイン』新曜社、1990
- 『三点確保――ロマン主義とナショナリズム』新曜社、2001
- 『可能なるアナキズム──マルセル・モースと贈与のモラル』インスクリプト、2020
編著
[編集]翻訳
[編集]- (ミシェル・フーコー著、小林康夫、石田英敬、松浦寿輝編)『フーコー・コレクション1(狂気・理性)』筑摩書房(ちくま学芸文庫)、2006
- 『ヴァレリー集成Ⅳ 精神の〈哲学〉』筑摩書房、2011。編訳者
- アンドレ・ジッド、ピエール・ルイス、ポール・ヴァレリー『三声書簡 1888-1890』(松田浩則、塚本昌則、森本淳生共訳)水声社、2016
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 『駒場2001』