丹治愛
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丹治 愛(たんじ あい、男性、1953年1月20日 - )は、日本の英文学者。専門は、ヴィクトリア朝・モダニズムの英国小説。東京大学名誉教授。法政大学教授。北海道出身。
略歴
[編集]- 1953年 札幌市に生まれる[1][2]
- 札幌北高等学校卒業
- 1975年 東京大学文学部卒業(第三類 英語英米文学)
- 1980年 東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専門課程博士課程中退[1]
- トロント大学(カナダ)留学
- 1984年 北海道大学言語文化部助教授
- 1985年 埼玉大学教養学部助教授
- 1989年 東京大学教養学部助教授
- 1996年 東京大学大学院総合文化研究科助教授
- 1998年 - 2012年 東京大学大学院総合文化研究科教授[3][4]
- 2009年 - 2011年 日本英文学会 第21代会長[5]
- 2012年 法政大学文学部英文学科教授
受賞歴
[編集]- 日本英文学会新人賞受賞(1985年)"The Sirens Episode in Ulysses: Words Enchanted by Music"[6][7]
- 日本翻訳大賞 部門賞(文学部門)(1991年)『10.1/2章で書かれた世界の歴史』[8]
- 日本英文学会 北海道支部賞(2021年)「『嵐が丘』と田園主義的イングリッシュネス」[7][9][10]
著書
[編集]- 『神を殺した男 ダーウィン革命と世紀末』(講談社選書メチエ、1994)
- 『モダニズムの詩学 解体と創造』(みすず書房、1994)
- 『ドラキュラの世紀末 ヴィクトリア朝外国恐怖症の文化研究』(東京大学出版会、1997)
編著
[編集]- 『書物の言語態 シリーズ言語態』 宮下志朗共編(東京大学出版会、2001)
- 『批評理論 知の教科書』(講談社選書メチエ、2003)
- 『英米小説の読み方・楽しみ方』(林文代編、岩波書店、2009)-「ハワーズ・エンド」論
- 『文学批評への招待(放送大学教材)』 山田広昭共編(放送大学教育振興会、2018)[2]
- 『二〇世紀「英国」小説の展開』 高橋和久共編(松柏社、2020)
翻訳
[編集]- ジュリアン・バーンズ『10.1/2章で書かれた世界の歴史』 丹治敏衛共訳(白水社、1991/白水Uブックス、1995)
- ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』(集英社、1998/集英社文庫、2007)
- ブレンダ・マドクス『ノーラ ジェイムズ・ジョイスの妻となった女』(監訳、集英社文庫、2001)
- ブラム・ストーカー『ドラキュラ 完訳詳注版』新妻昭彦共訳、(水声社、2000)。
脚注・出典
[編集]- ^ a b ドラキュラ 2000, p. 539 訳者・注釈者について.
- ^ a b 著者等紹介 紀伊國屋書店
- ^ 丹治愛 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻 2022年10月閲覧
- ^ 丹治愛「〈駒場をあとに〉 これまでの夢、これからの夢」『教養学部報』第545号、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部、2013年4月3日。
- ^ “歴代会長”. 日本英文学会. 2023年11月1日閲覧。
- ^ 論文:doi:10.20759/elsjp.62.2_309
- ^ a b 丹治愛 - researchmap 受賞
- ^ 鈴木英夫「Sprezzaturaの人 丹治愛さんをおくる」『教養学部報』第545号、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部、2013年4月3日。
- ^ 沿革 2021年(令和3年)11月 日本英文学会 北海道支部
- ^ 論文:doi:10.20759/elsjregional.12.0_7
参考文献
[編集]- 『[駒場] 2001』活動報告書(年報)/東京大学大学院総合文化研究科・教養学部(編集:広報委員会)
外部リンク
[編集]丹治 愛 - researchmap(更新日:2022/09/24)