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岡部喜代子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

岡部 喜代子(おかべ きよこ、1949年(昭和24年)3月20日 - )は、日本民法学者、元最高裁判所判事。元慶應義塾大学大学院法務研究科教授。春日法律事務所所属。特に、親族法相続法を専門とする。4人目の女性最高裁判所判事となるが、法曹有資格者の女性としては史上初である。

略歴

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主な担当審理

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  • 2011年12月19日第三小法廷決定:Winny開発者・金子勇の著作権法違反幇助事件につき、無罪とした大阪高等裁判所判決を支持して上告棄却(裁判長)
  • 2012年2月28日第三小法廷判決:生活保護の老齢加算廃止違憲訴訟において、老齢加算廃止は適法と判断し上告棄却(裁判長)
  • 2014年12月9日第三小法廷決定:漢検協会事件で、上告棄却(裁判長)
  • 2015年12月16日大法廷判決:夫婦同氏制を定めた民法750条は合理性を欠き、憲法24条に反するとの意見を執筆(多数意見は合憲と判断)
  • 2016年3月1日第三小法廷判決:認知症の男性が1人で外出して列車にはねられ死亡した事故を巡り、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)が、家族に対する損害賠償請求訴訟において、男性の家族に損害賠償を命じた名古屋高等裁判所判決を破棄し、JR東海側の請求を棄却(裁判長)

著書

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  • 「相続法への誘い」、八千代出版、2001年。
  • 「親族法への誘い(第2版)」(八千代出版、2003)
共著
  • 「すぐ役立つ遺言の書式・実例・手続き集」、主婦と生活社、1994年。
  • 「遺産分割事件の処理をめぐる諸問題」、司法研修所、1994年。
  • 「ゼロからの民法 家族法編」、不磨書房、2000年。
  • 「実務家族法講義」、民事法研究会、2006年。

論文

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  • 「限定承認による相続財産換価のための競売手続」、司法研修所論集71号、法曹会。
  • 「相続人の一人が共同相続財産を占有する場合の法律関係」、東洋法学41巻2号、1998年。

脚注

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出典

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  • 朝日新聞人物データベース、朝日新聞社。

外部リンク

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