岸本重陳
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岸本 重陳(きしもと しげのぶ、1937年3月7日 - 1999年9月18日)は、日本の経済学者。元横浜国立大学教授。専門は経済学。兵庫県豊岡市出身。 日本人の80パーセントが中流意識を持っているという報道がなされた際、これを批判する『中流の幻想』を刊行して話題になった。
略歴
[編集]学歴
[編集]職歴
[編集]- 1965年6月:東京農工大学工学部助教授(一般教育部所属)
- 1969年4月:横浜国立大学経済学部助教授
- 1978年:横浜国立大学経済学部教授
- 1981年12月:メキシコ国立大学客員教授(1982年7月まで)
- 1992年4月:横浜国立大学経済学部長(1994年3月まで)
- 1994年4月:横浜国立大学大学院国際開発研究科教授兼担
- 1997年4月:横浜国立大学評議員
著書
[編集]単著
[編集]- 『経済学の目で見ると』 新評論、1976年
- 『「中流」の幻想』 講談社、1978年、講談社文庫、1985年
- 『貧民ゲームの経済学』 北斗出版、1980年
- 『私の受けた教科書検定 「官許の思想」を強制するもの』東研出版、1981年
- 『経済のしくみ100話』岩波ジュニア新書、1988年
- 『市民生活と自治体責任 シリーズ自治体を創る(11)』学陽書房、1989年
- 『社会・未来・わたしたち13 お金と人間のくらし-経済のしくみ-』岩崎書店、1989年、年少者向け
- 『豊かさにとって農業とはなにか』家の光協会、1989年
- 『「平成」状況とは何か-1990年代を生きる』はる書房、1990年
- 『新聞の読みかた』岩波ジュニア新書、1992年、改版2012年
- 『金融ビッグバン-どうなる日本経済どうする中流市民』岩波ブックレット、1998年
共編著
[編集]- 『いま日本経済が面白い 金満国ニッポンのトポロジー』小沢雅子共編著(有斐閣新書、1989年)
- ジョン・ケネス・ガルブレイス共著・訳『実際性の時代』(小学館、1991年)
- 『最新経済』和田八束、藤田光三、古宇田謙、金子茂夫共著(一橋出版、1996年)
訳書
[編集]- A.H.マラフェーエフ『ソ連邦価格形成史 1917-1963年』竹内書店 1968年
- モーリス・ドッブ『価値と分配の理論』新評論、1976年
- P.スウィージー、H.マグドフ『アメリカ資本主義の動態』 岩波書店、1978年
- ポール.マーラー.スウィージー『資本主義の世界的危機』TBSブリタニカ、1980年
- レスター・C・サロー『ゼロ・サム社会』TBSブリタニカ、1981年
関連項目
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