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島田和久

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
島田和久(2015年)

島田 和久(しまだ かずひさ、1962年4月27日 - )は、日本防衛官僚

人物

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神奈川県出身。神奈川県立横浜翠嵐高等学校を経て、慶應義塾大学法学部卒業。

第2次安倍内閣において、安倍晋三首相秘書官を6年半以上と異例の長期間務めた最側近の一人で[1]、防衛省に戻ると官房長を経て僅か1年で防衛事務次官に上り詰めた。

安倍からの信頼が厚く、「島田君は本当に誠実で優秀だ」と評されている[2]

安倍の弟・岸信夫防衛大臣が島田の事務次官続投を官邸側に要望したが、官邸は「就任2年での交代は慣例」として、島田の事務次官退任を決定した。これに対して、安倍は岸田文雄首相に人事案の取消しを直談判するも、岸田は「もう決まっていることだ」として、安倍と岸田の間の隙間風が改めて浮き彫りとなった。事務次官退任後は、国家安全保障戦略など戦略3文書の改定作業が控えていることから、岸の判断で防衛大臣政策参与兼防衛省顧問に着任させた。しかし、岸田が内閣改造を行い岸が退任したことに伴い、後任の浜田靖一防衛大臣の指示で、島田も僅か1ヶ月で参与を退任することとなった[1][3]。その後、ほどなくして内閣官房参与(防衛政策担当)に任命された[4]

略歴

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出典:[5][6][7]

  • 1985年(昭和60年)
    • 4月 - 防衛庁入庁
    • 4月 - 防衛庁防衛局調査第2課総括・分析班
  • 1990年(平成2年)4月 - 防衛庁装備局管理課部員
  • 1992年(平成4年)
    • 5月 - 防衛庁防衛局防衛課年度班部員
    • 7月 - 防衛庁防衛局計画課計画第2班部員
  • 1994年(平成6年)4月 - 防衛庁防衛局計画課計画第2班長
  • 1995年(平成7年)8月 - 防衛庁長官官房総務課部員
  • 1997年(平成9年)7月 - 防衛庁長官官房法規課部員
  • 1998年(平成10年)6月 - 防衛庁防衛局計画課部員
  • 2000年(平成12年)
    • 8月 - 防衛庁長官官房企画官
    • 8月 -(兼) 防衛庁長官官房秘書課
  • 2001年(平成13年)
    • 7月 -(解)防衛庁長官官房秘書課
    • 7月 - 防衛庁技術研究本部総務部会計課長
  • 2003年(平成15年)4月 - 防衛庁防衛局防衛政策課事態対処法制室長
  • 2005年(平成17年)8月 - 防衛庁防衛局調査課長
  • 2006年(平成18年)7月 - 防衛庁防衛政策局調査課長
  • 2007年(平成19年)9月 - 防衛省防衛政策局防衛計画課長
  • 2009年(平成21年)8月 - 内閣官房内閣参事官(内閣官房副長官補付)
  • 2011年(平成23年)
    • 8月 - 防衛省防衛政策局防衛政策課長
    • 8月 -(兼)防衛省防衛研究所企画室長
    • 9月 -(解)防衛省防衛研究所企画室長
  • 2012年(平成24年)
  • 2019年(令和1年)7月 - 防衛省大臣官房長
  • 2020年(令和2年)8月 - 防衛事務次官
  • 2022年(令和4年)
  • 2023年(令和5年)
    • 7月 -(免)防衛省顧問
    • 9月 -(免)内閣官房参与

著書

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脚注・出典

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外部リンク

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先代
髙橋憲一
防衛省大臣官房長
2019年 - 2020年
次代
芹澤清
先代
髙橋憲一
防衛事務次官
第34代:2020年 - 2022年
次代
鈴木敦夫