崎守駅
崎守駅 | |
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駅入口(2009年9月) | |
さきもり Sakimori | |
◄H35 黄金 (2.2 km) | |
所在地 | 北海道室蘭市崎守町 |
駅番号 | ○H34 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■室蘭本線 |
キロ程 | 67.3 km(長万部起点) |
電報略号 | サモ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
46人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1968年(昭和43年)9月19日[1] |
備考 | 無人駅 |
崎守駅(さきもりえき)は、北海道室蘭市崎守町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。駅番号はH34。電報略号はサモ。
歴史
[編集]- 1955年(昭和30年)11月1日?:国有鉄道室蘭本線の崎守町仮乗降場として開業[1][注 1]。
- 1968年(昭和43年)9月19日:黄金駅 - 陣屋町駅間の複線化および線路付替えに伴い崎守町仮乗降場を廃止し、新線上に崎守駅として開業[1]。旅客のみ取扱い[1]。無人駅[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[1]。
駅名の由来
[編集]所在地名より[3]。もともとこの付近が「室蘭」の語源となった「モルラン(モロラン)」の地名の発祥地であったが、現:室蘭市街に港が移ってからは旧室蘭、次いで元室蘭と呼ばれるようになり、崎守町となった[4]。
崎守の名は、幕末期に当地に砲台が置かれ、その守りにあたった人々が「崎守の社」という神社を祀ったことに由来し、社名は一説には古代日本の防人になぞらえての呼び名といわれている[4]。
駅構造
[編集]相対式ホーム(上下線とも延長180 m[5])2面2線を有する複線区間の高架駅。転轍機を持たない棒線駅となっている。切り通しから架道橋上にかけての駅[6]で、橋脚に設けられた連絡通路を介して両ホーム中央部分へそれぞれ階段で連絡している[7]。
開業時からの無人駅で、駅舎だけではなく待合室も存在しない。ただしホームには上屋を有する。かつては地上とホームを結ぶ階段途中の踊り場に[6][8]約20平方メートルの待合所を有していたが、落書きや放火[6]の被害に遭い、1999年(平成11年)8月末をもって閉鎖、後に撤去された。
駅の前後をトンネルに挟まれた場所に立地している[6]。
当駅付近で室蘭本線は新線が旧線を跨いでおり[5]、2002年(平成14年)時点では下りホーム[7]の長万部方から旧線の廃線跡を見下ろすことが出来た[9]。
仮乗降場時代は、黄金側の旧トンネル手前の踏切横から、跨道橋ガーダーまでの築堤のほぼ半分近い位置まで、東室蘭に向かって左側(北側)に簡易型ホームが設置されていた。ちょうど新線が旧線跡を跨いだ位置に相当する[10]。
のりば
[編集]ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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北側 | ■室蘭本線 | 下り | 東室蘭・室蘭方面 |
南側 | 上り | 豊浦・長万部方面 |
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階段出入口(2017年9月)
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ホーム(2017年9月)
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駅名標(2017年9月)
利用状況
[編集]1日の平均乗降人員は以下の通りである[11]。
乗降人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011 | 26 |
2012 | 34 |
2013 | 38 |
2014 | 46 |
駅周辺
[編集]付近は1969年(昭和44年)から造成された団地「白鳥台ニュータウン」となっている。
- 北海道道704号崎守停車場線
- 室蘭警察署白鳥台交番
- 室蘭白鳥台郵便局
- 室蘭信用金庫白鳥台支店
- スーパーくまがい(前身は志賀綜合食料品店ハック店)
- 室蘭市立白鳥台小学校
- 室蘭市立本室蘭小学校
- 室蘭市立本室蘭中学校
- 崎守神社(江戸時代に創建)
- 白鳥湾展望台[6]
- 南部藩モロラン陣屋跡(国指定史跡)[6] - 駅から東に約4km[8]。
- 室蘭市民俗資料館[6]
- 室蘭地名発祥地[9]
- ENEOS室蘭事業所
- 大黒島
- だんパラ公園(室蘭岳山麓総合公園)
- 望洋台霊園(だんパラ公園隣接)
- 道央自動車道室蘭IC
- 道南バス「崎守町」停留所
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、850-851頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 「室蘭線崎守臨時乗降場を駅に昇格 札鉄」『交通新聞』交通協力会、1968年9月8日、1面。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、67‐68頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、403頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ a b 日本国有鉄道札幌工事局70年史編集委員会 編『札幌工事局七十年史』日本国有鉄道札幌工事局、1977年3月、260頁。doi:10.11501/12050108 。
- ^ a b c d e f g 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)134ページより。
- ^ a b c 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)84ページより。
- ^ a b c 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)76ページより。
- ^ a b 書籍『鉄道廃線跡を歩くIX』(JTBパブリッシング、2002年8月発行)53-54ページより。
- ^ 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1967年6月20日撮影航空写真 MHO678X-C6-2 。
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2020年9月26日閲覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 崎守|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company