川西ダリヤ園
川西ダリヤ園 | |
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園内入口(2016年8月) | |
分類 | 都市公園[1] |
所在地 | |
座標 | 北緯38度0分7.1秒 東経140度1分56.5秒 / 北緯38.001972度 東経140.032361度座標: 北緯38度0分7.1秒 東経140度1分56.5秒 / 北緯38.001972度 東経140.032361度 |
面積 | 4ha[2] |
開園 | 1960年(昭和35年)9月21日 |
運営者 | 川西町 |
年来園者数 | 約6万人[2] |
事務所 | 川西町役場産業振興課 |
事務所所在地 | 山形県東置賜郡川西町大字上小松1567 |
備考 | 開園期間(原則8月1日~11月2日) |
公式サイト | やまがた川西ダリヤ園ホームページ |
川西ダリヤ園(かわにしダリヤえん)は、山形県東置賜郡川西町にある都市公園。ダリア専門の植物園として運営している。
概要
[編集]1960年(昭和35年)9月21日開園。川西町誕生当時、町を代表する観光地づくり、町民が親しめる公園づくりが目指され、話し合いが進められた。その結果、町内の「花の会」でダリア栽培が楽しまれていたことからダリヤ公園を設営することになった。1975年(昭和50年)には町の花をダリアに制定。1998年(平成10年)までは置賜公園に隣接する47アールの畑を譲り受け運営していたが、1999年(平成11年)より場所を移し、新ダリヤ園がオープン。(元の場所から少ししか離れていない。)2.1ヘクタールの公園内に650品種、約10万本のダリアが咲き誇っている。開園期間中にはイベントも開催される。
2022年(令和4年)8月、山形県で記録的な大雨を記録し、ダリヤ園の近くを通る水路から水が溢れ園内が水をかぶり、ダリアが大量の土砂をかぶったり球根が流されたりとの被害を受け休園を余儀なくされた[2][3]。復旧作業を経て、翌月の9月21日に営業を再開した[4]。
"ダリヤ"と"ダリア"
[編集]川西町では、少なくとも川西ダリヤ園開園当時からダリアを「ダリヤ」と呼び[注 1]、川西町の花としても「ダリヤ」と制定されている[6]他、町の条例、公的文書、施設名、道路標識、観光案内板、パンフレット、ダリアにあやかった商品や組織の名称など、あらゆるものが「ダリヤ」となっており、町民にも「ダリヤ」の呼称が浸透している。しかし、Dahliaの発音・表記は日本では「ダリア」が一般的であり[注 2]、川西町外の人や観光客には分かりづらく、一般性やPR性の面でネックとなっている。このため、「ダリヤ」から「ダリア」への変更が検討されたが、相当な費用や手間、川西町に留まらない多方面への影響が生じることや、数十年にわたり慣れ親しまれ深く定着した言葉であることなどから変更は見送られ[8]、結果として「川西ダリヤ園」の名称も昭和35年開園当時のままとなっている。
開園期間
[編集]- 8月1日~11月2日(4日が日曜または振替休日の場合は3日まで)
- 期間中は無休だが、天候により変更となる場合がある。また期間は数日前後することがある。
- 開園最終日の翌日11月3日(4日が日曜または振替休日の場合は4日)は切り花収穫デーとしている。
利用時間
[編集]- 午前9時~午後6時(10月からは日没時点で閉園)
- 見学所要時間:約1時間
交通
[編集]料金
[編集]- 個人
- 大人540円 子供(小学生)210円
- 団体(20人以上)
- 大人430円 子供(小学生)170円
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 『川西町都市公園条例』川西町 (山形県) 。2016年5月5日閲覧。
- ^ a b c “「川西ダリヤ園」 大雨で被災 当面休園に 川西町”. NHKニュース (日本放送協会). (2022年8月6日). オリジナルの2022年8月12日時点におけるアーカイブ。 2022年8月12日閲覧。
- ^ “守りたい、町のシンボル 冠水被害の川西ダリヤ園でボランティアが花の手入れ”. 山形新聞 (株式会社山形新聞社). (2022年8月11日) 2022年8月12日閲覧。
- ^ “咲いた“復興への大輪” 豪雨被災の川西ダリヤ園が再開”. 山形新聞 (株式会社山形新聞社). (2022年9月21日) 2022年9月23日閲覧。
- ^ 「『ダリヤ』から『ダリア』へ――来年度から呼称を統一」『米沢日報』1996年7月21日。
- ^ 『川西町の花と木』川西町 (山形県) 。2016年5月5日閲覧。
- ^ 「来季からは『ダリア園』」『山形新聞』1996年11月7日。
- ^ 「当分は現行の『ダリヤ』――呼称変更案棚上げ」『米沢日報』1997年6月22日。