工藤直子
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工藤直子、2011年9月7日 | |
誕生 |
1935年11月2日(89歳) 朴子街(現:嘉義県朴子市) |
職業 | 詩人、童話作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
ジャンル | 詩、児童文学 |
代表作 |
『てつがくのライオン』(1982年) 『こぶたはなこさんのおべんとう』 (1983年) 『ともだちは海のにおい』(1984年) 『まるごと好きです』(1985年) 『おいで、もんしろ蝶』(1987年) 『密林一きれいなひょうの話』 (1991年)[1] |
主な受賞歴 |
日本児童文学者協会新人賞 (1983年) 産経児童出版文化賞(1985年) 芸術選奨新人賞(1990年) 野間児童文芸賞(2008年) |
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工藤 直子 (くどう なおこ、1935年(昭和10年)11月2日 - )は、日本の詩人、童話作家、翻訳家。
来歴
[編集]1935年(昭和10年)台湾台南州東石郡朴子街(現在の嘉義県朴子市)に生まれる。お茶の水女子大学文教育学部中国文学科卒業後、博報堂に入社し女性初のコピーライターとなる[2]。
平易な言葉を用いた子供向けの詩を多く執筆し、「おれはかまきり」(『のはらうた』所収)など国語教科書に収録されている作品も多い。
1983年(昭和58年)『てつがくのライオン』で日本児童文学者協会新人賞、1985年(昭和60年)『ともだちは海のにおい』で産経児童出版文化賞、1990年(平成2年)『ともだちは緑のにおい』で芸術選奨新人賞、2004年(平成16年)巖谷小波文芸賞受賞。2008年(平成20年)『のはらうたV』で野間児童文芸賞受賞。
作品
[編集]- 『いとしのパパ象は空を飛んだか』(求竜堂) 1970
- 『密林 - きれいなひょうのはなし』(銀河社) 1975
- 『てつがくのライオン』(理論社) 1982、のちフォア文庫、のち復刊ドットコム 2014
- 『硝子戸通信』(大和書房) 1983
- 「こぶたはなこさん」シリーズ(童話屋)
- 『こぶたはなこさんのおべんとう』1983
- 『こぶたはなこさんのかがみ』1984
- 『こぶたはなこさんのクリスマス』1984
- 『こぶたはなこさんのたんじょうび』1985
- 『こぶたはなこさんのみずあそび』1985
- 『こぶたはなこさんのうんどうかい』 1987
- 『のはらうた』1 - 5(童話屋) 1984 - 2008
- 『おしゃれねこ』(サンリード) 1984
- 『ともだちは海のにおい』(長新太絵、理論社) 1984
- 『あかとんぼこんにちは』(村上豊絵、講談社) 1984
- 『まるごと好きです』(筑摩書房、ちくま少年図書館) 1985、のち文庫
- 『こうしたろうのたんけんわくわく』(童話屋、のはらのはなし) 1986
- 『とうちゃんと』(筑摩書房) 1986
- 『おいで、もんしろ蝶』(佐野洋子絵、筑摩書房) 1987
- 『ともだちは緑のにおい』(長新太絵、理論社、きみとぼくの本) 1988
- 『おつかい』(国土社、しのえほん) 1988
- 『ねこはしる』(童話屋) 1989
- 『あいたくて』(佐野洋子画、大日本図書、小さい詩集) 1991
- 『新編 あいたくて』(新潮文庫) 2011
- 『あっ、トトロの森だ!』(徳間書店) 1992
- 『ゴリラはごりら』(あべ弘士絵、童話屋) 1992
- 『ひなたぼっこかめさん』(太田大八絵、童心社、絵本・こどものひろば) 1992
- 『あいさつがいっぱい』(長新太え、小学館) 1992
- 『とりかえっこちびぞう』(学習研究社) 1993
- 『うたのてんらんかい』(長新太え、理論社) 1993
- 『ゆめみるたっちゃん』(クレヨンハウス、おはなし広場) 1993
- 『かぜのこもりうた』(童話屋) 1994
- 『ふくろうめがね』(童話屋) 1994
- 『ライオンのしっぽ』(長新太イラスト、大日本図書) 1994
- 『たんけんちびぞう』(学習研究社) 1995
- 『くどうなおこ詩集 ○』(童話屋) 1996
- 『うたにあわせてあいうえお 工藤直子詩集』(岩崎書店) 1996
- 『だれにあえるかな』(岩崎書店) 1997
- 『ぼくたちの散歩』(長新太絵、文溪堂) 1997
- 『出会いと物語』(岩波書店) 1998、のち文庫化改題『心はナニで出来ている?』(岩波現代文庫)
- 『でんせつ』(理論社) 2000
- 『こどものころにみた空は』(松本大洋絵、理論社) 2001
- 『象のブランコ とうちゃんと』(理論社) 2002、のち集英社文庫
- 『おまじない』(長新太絵、国土社、現代日本童謡詩全集) 2002
- 『工藤直子詩集』(ハルキ文庫) 2002
- 『おはつ フォトポエム絵本』(小学館) 2004
- 『クヌギおやじの百万年』(今森光彦写真、朝日出版社) 2004
- 『のはらうた わっはっは』(童話屋) 2005
- 『ともだちいっぱい』(文溪堂) 2005
- 『くんれんばっちり』(文溪堂) 2005
- 『であってどっきり』(和田誠絵、文溪堂) 2006
- 『よいしょ フォトポエム絵本』(小学館) 2006
- 『あかとんぼ』(チャイルド本社) 2006
- 『あいうえおおかみ』(小峰書店) 2007
- 『のほほん フォトポエム絵本』(小学館) 2008
- 『ピアノは夢をみる』(あべ弘士絵、偕成社) 2009
- 『おいで、フクマル』(ほてはまたかしえ、小峰書店) 2009
- 『なんとなく・青空』(あべ弘士オブジェ、文化学園文化出版局) 2010
- 『わっしょいのはらむら』(詩・絵、童話屋) 2010
- 『らいおんはしった』 (中谷千代子え、福音館書店、「こどものとも」人気作家のかくれた名作10選) 2011
- 『おとうさんといっしょ おはなしいっぱい えもいっぱい』(こじまがらん絵、小学館) 2012
- 『地球パラダイス』(石井聖岳絵、偕成社) 2012
- 『日本語を味わう名詩入門 18 工藤直子』(あすなろ書房) 2013
- 『ちいさなはくさい』(ほてはまたかしえ、小峰書店) 2013
- 『じぶんのための子守歌』(PHP研究所) 2013
- 『あっぱれのはらうた』(ほてはまたかし絵、童話屋) 2014
- 『おんなのこ』(佐野洋子絵、広瀬弦彩色・絵、幻戯書房) 2015
- 『うめの花とてんとうむし』(長新太絵、岩崎書店、花の咲く童話集3) 2015
- 『「いる」じゃん』(松本大洋絵、スイッチパブリッシング) 2017
- 『さとやまさん』(今森光彦写真、アリス館) 2018
- 『ちび竜』(あべ弘士絵、童心社) 2019
- 『てれるぜ 工藤直子詩集』(いもとようこ絵、講談社、つたえたい美しい日本の詩シリーズ) 2020
共著
[編集]- 『だれだって悩んだ』(なだいなだ共著、筑摩書房、ちくまプリマーブックス) 1987
- 『古典の森へ 田辺聖子の誘う』(田辺聖子と対談、集英社) 1988、のち集英社文庫
- 『こころの天気図』(聞き手、河合隼雄、毎日新聞社) 1990、のち三笠書房文庫、PHP文庫
- 『どれみそら 書いて創って歌って聴いて』(阪田寛夫共著、河出書房新社) 1995
- 『ふわふわ』(谷川俊太郎共著、スイッチ・パブリッシング、SWITCH LIBRARY) 2018
翻訳
[編集]- 『月夜のみみずく』(ジェイン=ヨーレン、偕成社) 1989
- 『ブランケットになったやぎ』(チャールズ・L・ブラッド, マーティン・リンク、童話屋) 1989
- 『まんまるいちにち木のそばで』(ローラ・ジェーン・コーツ、トモ企画) 1990
- 『ともだちくじら』(サイモン・ジェームズ、小学館) 1991
- 『カミーユの庭』(マルチーヌ・ドゥレルム、偕成社) 1992
- 『ナルシス』(ジャン・シャロン、偕成社) 1992
- 『つるになった少年 オーストラリア』(アローン・レイモンド・ミークス、河出書房新社、世界の民族絵本集) 1993
- 『およげラッコぼうや』(ナンシー・ホワイト・カールストローム、偕成社) 1993
- 『ちびっこひぐま』(ジョン・ショーエンヘール、偕成社) 1993
- 『あ、そうか!』(ジョセ・ゴーフィン、ほるぷ出版) 1993
- 『キャベツばたけのねこ』(アリソン・バートレット、メディアファクトリー) 1997
- 『ことりのかずあそび』(ジュディ・ヒンドリー、メディアファクトリー) 1998
- 『ちっぽけマリウス』(クリステル・デスモワノー、ブロンズ新社) 2000
- 「おひさまのほん」全5冊(ジェーン・カブレラ、小学館) 2001
- 『かたづけポイ・ポイ!』(トニー・ボニング、小学館) 2001
- 『ふとっちょローザ』(クリステル・デスモワノー、ブロンズ新社) 2001
- 『パッチン! とんでコメツキくん』(エリック・カール、偕成社) 2001
- 『わすれんぼ・ちびくん』(マイク・ギビー、 小学館) 2001
- 『あめ!』(マニャ・ストイッチュ、ポプラ社) 2002
- 『おはよう・おやすみ』(シャーロット・ゾロトウ、のら書店) 2004
- 『ねるまえに「よんでよんで」』(マシュー・プライス、岩波書店) 2004
- 『このゆびとまれ! おはなしいっぱい』(マシュー・プライス、岩波書店) 2004
- 『うみ』(G・ブライアン・カラス、フレーベル館) 2005
- 『はちゃめちゃ・ぶたさん』(サリー・クラブツリー、小学館) 2007
- 『絵本で出会う星の王子さま』(サン・テグジュペリ 原作、ひさかたチャイルド) 2015.1
エリック・カール
[編集]- 『しりたがりのこひつじ』(アーノルド・サンドガード, エリック=カール、偕成社) 1992
- 『だんまりこおろぎ 虫の音がきこえる本』(エリック・カール、偕成社、音のでる絵本) 1990
- 『できるかな? あたまからつまさきまで』(エリック・カール、偕成社) 1997
- 『ゆっくりがいっぱい!』(エリック・カール、偕成社) 2003
- 『みんないきてる みんなでいきてる!』(エリック・カール、偕成社) 2005
- 『このちいさなおもちゃのあひる』(エリック・カール、偕成社) 2005
作詞
[編集]- たんぽぽのちえ
- ほほう! (第66回(1999年)NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲)
- まいにち「おはつ」(第73回(2006年)NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲)
- 出発 (第85回(2018年)NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲)
脚注
[編集]- ^ 「作者・筆者プロフィール」『作者・筆者プロフィール 2年│目次/作者・筆者プロフィール 2年 小学校国語│教科書・副読本│光村図書出版』光村図書出版。 Archived 2014年5月7日, at the Wayback Machine.
- ^ “工藤直子 | 著者プロフィール | 新潮社”. www.shinchosha.co.jp. 2020年9月18日閲覧。
- ^ “詩人と漫画家と、絵本。 谷川俊太郎×松本大洋”. ほぼ日刊イトイ新聞. 2017年4月13日閲覧。