平塚千尋
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平塚 千尋(ひらつか ちひろ、1940年 - 男性)は、日本の放送研究者、元・放送報道記者。専門領域は、災害情報、地域社会、市民とメディアの関係に焦点を当てたメディア社会論で[1]、パブリック・アクセスについても、津田正夫との共編著を発表している。
経歴
[編集]旧満洲国に生まれ、1964年に東京大学文学部を卒業して日本放送協会 (NHK) に入局した[2]。大学では社会学を学び「文化の個別性と普遍性〜日本の歴史は明治維新を堺に西洋文明に接木されるのか」という卒業論文を書いたが、NHKでは、現実の社会の現場への関心から、長く報道番組の制作に従事し、調査報道に取り組んた[1]。1973年には、和歌山県で起きた地震、津波の流言さわぎを取材し、後に著書『災害情報とメディア』の中でこの事件を検証している[3]。1991年に大学共同利用機関放送教育開発センター(メディア教育開発センターの前身)助教授となり[4]、1994年にNHK放送文化研究所主任研究員となった[2]。2006年には、立正大学文学部社会学科の特任教授となった[1]。
おもな著書
[編集]単著
[編集]- 災害情報とメディア、リベルタ出版、2000年
共編著
[編集]関連文献
[編集]- 浅岡隆裕「平塚先生の人と事績[含 業績, 略歴]」『立正大学文学部論叢』第131号、2010年、33-45頁。 NAID 40017120356
脚注
[編集]- ^ a b c 平塚千尋「新任教員紹介(3) 社会学科特任教授 平塚千尋」『立正大学文学部論叢』第124号、2006年、99-100頁。 NAID 120005422330
- ^ a b 「(奥付)」『災害情報とメディア』リベルタ出版、2000年。
- ^ “[新刊]「眠るまえに、お話ふたつ」ほか”. 毎日新聞・東京夕刊: p. 5. (2000年11月6日). "災害情報とメディア 平塚千尋・著 ... NHK報道記者だった著者が、その体験を踏まえ地震・噴火情報について考察している。1973年、南紀沿岸であった地震津波の流言騒動を20年ぶりに現地を再訪して検証する。" - 毎索にて閲覧
- ^ 『災害情報とメディア』奥付の経歴では「文部省放送研究所教育開発センター」とあるが、誤記と思われるので、「新任教員紹介」の記述を優先した。