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幻洋社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
有限会社幻洋社
種類 有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
041-0841
北海道函館市日吉町1丁目21番16号
設立 1986年2月
業種 情報・通信業
法人番号 4440002001493
事業内容 書籍、雑誌の制作・出版・販売
代表者 東福洋(代表取締役)
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有限会社幻洋社(げんようしゃ)は、北海道函館市出版社。創業者である東福洋1986年(昭和61年)から死去する3年前である2005年(平成17年)までの間、所在地である函館市を中心に、北海道にまつわる書籍・雑誌を出版していた。

概要

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雑誌社、通販会社の編集部門で働いていた東福洋が、故郷である函館市に里帰りし、設立した出版社である。[1][2]

設立当時は、函館唯一の出版社であった。ラジオ番組で「地方の生きのいい、ぴちぴちとしたテーマをもとに、いい本づくりが私たちの手で生まれてもいい」と意気込みを語っていた[3]通り、地域の歴史に関わる書籍のみならず、「はこだでぃ」などのタウン誌のような形態の雑誌も発行していた。

刊行物

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書籍

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  • 1987年(昭和62年)
    • 元木省吾『新編=函館町物語』
      • 1961年(昭和36年)4月から1年間、NHK函館放送局で毎週1回朝放送された「郷土昔話」の原稿を補強したもの[4]
  • 1988年(昭和63年)
    • 齋藤與一郎『函館歴史エッセイ 非魚放談』
      • 4月15日発行。1958年5月30日函館郷土文化会(現・一般社団法人函館文化会)がNHK函館放送局の協力を得て発行した『非魚放談』を底本とし、復刻したもの。NHK函館放送局で放送した齋藤出演の郷土史に関する同名番組の書き起こし。
  • 1991年(平成3年)
    • 日本放送協会 函館放送局(編)『ラジオトーク 道南を語る』
      • 12月6日発行
  • 1992年(平成4年)
    • 森影依『北海道怪異地図』
      • 11月21日発行
  • 1993年(平成5年)
  • 2003年(平成15年)
    • 堀井利雄(著)東福洋(編)『函館駅百年物語』
      • 9月15日発行

雑誌

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 岩淵啓介「生きる――東福洋さん(出版・幻洋社 社長)―故郷で目指す「いつか文学書を」」『北海道新聞』1994年4月7日付夕刊。
  2. ^ 寺町「人――タウン誌「はこだでぃ」編集長 東福洋さん」『北海道新聞』1994年6月8日付夕刊、道南版、6版、第7面。
  3. ^ 山本泰人「故郷への思い 書物に残し・・・――「森町史」編さん 郷土史家 小井田武さん死去 88歳――幻洋社社長 東福洋さんも 74歳 函館の視点で出版」『北海道新聞』2008年10月3日付朝刊、道南版、第25面。
  4. ^ 新編=函館町物語 自序(初版本)