強い気持ち・強い愛/それはちょっと
「強い気持ち・強い愛/それはちょっと」 | |||||||||||||
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小沢健二 の シングル | |||||||||||||
初出アルバム『刹那』 | |||||||||||||
A面 |
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リリース | |||||||||||||
規格 | 8cmシングル | ||||||||||||
ジャンル | J-POP | ||||||||||||
時間 | |||||||||||||
レーベル | EASTWORLD ⁄ 東芝EMI | ||||||||||||
作詞 | 小沢健二 | ||||||||||||
作曲 | 筒美京平 | ||||||||||||
プロデュース |
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ゴールドディスク | |||||||||||||
チャート最高順位 | |||||||||||||
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小沢健二 シングル 年表 | |||||||||||||
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『強い気持ち・強い愛 / それはちょっと』(つよいきもちつよいあい / それはちょっと)は、小沢健二の7枚目のシングルである。1995年2月28日に東芝EMIから発売された。
オリコン週間チャートで初登場4位(最高位)を記録。自身のシングルでは『カローラIIにのって』に次ぐ2番目のヒットとなった[2]。
本稿では、2019年4月4日に配信限定シングルとしてリリースされた「強い気持ち・強い愛 (1995 DAT Mix)」も扱う。
概要
[編集]両曲ともに筒美京平との共作で、ジャケットには「小沢健二=筒美京平 ソングブック」と表記されている。オリジナル・アルバムには収録されておらず、2003年に発売されたベスト・アルバム『刹那』でアルバム初収録となった。
制作途中で小沢が「強い気持ち・強い愛」の方に愛着を覚え、ギリギリになってタイトル曲を「強い気持ち・強い愛」へ変更した[3]が、当初は「それはちょっと」をタイトル曲として想定。TBS系ドラマ『部屋においでよ』の主題歌にも決定し、楽曲の制作を進めていた。また、筒美京平への追悼文として、このシングルに関する記述をTwitterにて公開した[4]。
「強い気持ち・強い愛」は、2018年に公開された映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』のサブタイトルとして使用されたほか、劇中歌として使用された[5]。2018年8月31日に本作と「流動体について」「強い気持ち・強い愛」のリリックビデオが同時公開された[6]。
収録曲
[編集]全作詞: 小沢健二、全作曲: 筒美京平、全編曲: 小沢健二・筒美京平、管弦編曲:服部隆之。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「強い気持ち・強い愛」(Metropolitan Love Affair) | |
2. | 「それはちょっと」(I'm Afraid Not) | |
合計時間: |
タイアップ
[編集]- 強い気持ち・強い愛
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- フジテレビ系『FNS27時間テレビフェスティバル!』(『FNS27時間テレビ30』)テーマソング
- 東宝配給映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』劇中歌
- サントリー「金麦」CMソング
- それはちょっと
強い気持ち・強い愛 (1995 DAT Mix)
[編集]「強い気持ち・強い愛 (1995 DAT Mix)」 | |||||||||||
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小沢健二の配信限定シングル | |||||||||||
リリース | 2019年4月4日 | ||||||||||
規格 | デジタル・ダウンロード | ||||||||||
ジャンル | J-POP | ||||||||||
時間 | 6分48秒 | ||||||||||
レーベル | ユニバーサルミュージックジャパン | ||||||||||
作詞者 | 小沢健二 | ||||||||||
作曲者 | 筒美京平 | ||||||||||
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2019年4月4日午前0時に突如として配信が開始された配信限定シングル[7]。シングル作品としては、2018年に発売された『アルペジオ (きっと魔法のトンネルの先)』以来約1年2か月ぶりで、配信限定というフォーマットでは2010年に配信が開始された『シッカショ節』以来約9年ぶりとなる。
本作は1995年に発表された「強い気持ち・強い愛」の別バージョンで、当時レコーディング時に没となったテイクのアナログテープを用いて、演奏や構成はそのままに、小沢が2019年現在の機材でミックスしたものである[8]。
配信シングルのジャケットには、雑誌『Olive』(マガジンハウス)の小沢の連載「ドゥワッチャライク」で天日恵美子によって撮られた写真が使われている[9]。
サントリービール「金麦」のCMソングに起用されており[10]、同CMのクリエイチヴディレクションを手がけた黒須美彦によると、このバージョンは小沢が「企画に賛同して、金麦用の特別マスタリングをしてくれた」もので、「もとの楽曲の音を整理して、弦楽器の音を強調している。『澄んだ後味』と呼ぶ金麦の透明感に合う出だしになりました」[11] という。
テレビ出演
[編集]- 強い気持ち・強い愛
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- 1995年3月24日、テレビ朝日系『ミュージックステーション』
- (東京スカパラダイスオーケストラと共演)[12]
- 1995年5月15日、フジテレビ系『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』
- 1996年12月24日、NHK総合『ポップジャムスペシャル』
- 2019年11月16日、NHK総合『SONGS』[13]
- 「強い気持ち・強い愛 (1995 DAT Mix)」を基にした演奏。同番組では、「彗星」、「薫る (労働と学業)」も演奏された[13]。
- 2020年12月25日、テレビ朝日系『ミュージックステーション ウルトラスーパーライブ2020』
- 1995年3月24日、テレビ朝日系『ミュージックステーション』
カバー・バージョン
[編集]- 強い気持ち・強い愛
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- LOVE LOVE LOVE - 2011年に発売されたシングル『嘘のつき方』に収録[15]。
- でんぱ組.inc - 2012年に発売されたシングル『でんぱれーどJAPAN/強い気持ち・強い愛』に収録[16]。
- 太田裕美 - 2014年に発売されたカバー・アルバム『tutumikko』収録[17]。
- 氣志團 - 2021年に発売された筒美京平トリビュート・アルバム『Oneway Generation』に収録。
収録アルバム
[編集]- 『刹那』(#1,2)
- 『THE HIT MAKER -筒美京平の世界-』(#1)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 「3月度「ゴールド・アルバム」他認定作品」『The Record』、日本レコード協会、1995年5月1日、5頁。
- ^ “小沢健二のシングル売り上げランキング”. ORICON NEWS. オリコン. 2013年12月20日閲覧。
- ^ 榊ひろと『筒美京平ヒットストーリー 1967‐1998』白夜書房、1998年、192頁。ISBN 4-89-367563-X。
- ^ 小沢健二の2020年11月15日 午後0:47のツイート、2022年6月26日閲覧。
- ^ “小沢健二、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』主題歌“強い気持ち・強い愛”など3曲のリリック・ビデオ「Official 魔法的字幕」一挙公開”. TOWER RECORDS ONLINE (タワーレコード). (2018年8月31日) 2019年5月19日閲覧。
- ^ “小沢健二リリックビデオ“Official 魔法的字幕”、3曲同時公開”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2018年8月31日) 2019年10月13日閲覧。
- ^ “小沢健二、キムタク金麦CMの「強い気持ち・強い愛」リミックスを突如配信”. KAI-YOU.net (カイユウ). (2019年4月4日) 2019年5月19日閲覧。
- ^ (インタビュアー:大山卓也)「小沢健二 AMA 新作アルバムと失われた強気強愛の謎」『音楽ナタリー』、ナターシャ 。2019年7月10日閲覧。
- ^ (インタビュアー:大山卓也)「小沢健二 AMA 新作アルバムと失われた強気強愛の謎 (2/3)」『音楽ナタリー』、ナターシャ 。2019年7月10日閲覧。
- ^ “小沢健二、17年ぶり新アルバムを謎の動画と曲で告知”. Musicman-net (エフ・ビー・コミュニケーションズ). (2019年4月5日) 2019年5月19日閲覧。
- ^ 「サントリー「金麦」、木村拓哉で長寿ブランドをリフレッシュ」『日経クロストレンド』日経BP。2019年7月10日閲覧。
- ^ “出演者ラインナップ|ミュージックステーション”. テレビ朝日 (1995年3月24日). 2019年11月8日閲覧。
- ^ a b “小沢健二、『SONGS』出演 「彗星」「薫る(労働と学業)」「強い気持ち・強い愛」の披露も”. リアルサウンド (blueprint). (2019年11月8日) 2019年11月8日閲覧。
- ^ “星野源、東京事変、あいみょん、ミスチル……。超濃厚内容で2020年を締めた12月のミュージックステーション”. M-ON! MUSIC (ソニーミュージックグループ). (2020年12月30日) 2021年1月19日閲覧。
- ^ “LOVE LOVE LOVE「嘘のつき方」”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2019年10月13日閲覧。
- ^ “でんぱ組.inc、肝心なところが見えない新作ジャケ公開”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2012年4月13日) 2019年10月13日閲覧。
- ^ “デビュー40周年を迎えた“tutumikko” 太田裕美|歌謡曲リミテッド - KAYOKYOKU LTD.”. 歌謡曲リミテッド - KAYOKYOKU LTD. (シーディージャーナル). (2014年5月22日) 2019年10月13日閲覧。