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彩甲斐街道 出会いの丘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

彩甲斐街道 出会いの丘(さいかいのみち であいのおか)は、埼玉県秩父市国道140号(大滝道路)沿線にある休憩施設である。

概要

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1997年(平成9年)12月より着工[1]、ワサビ沢に設けたトンネル掘削で生じたズリ(土砂)の捨て場[2][3]を整備して1999年(平成11年)1月にオープンした[1]。深いV字谷を刻む豆焼川を渡る豆焼橋の袂に位置する。

敷地面積は5500平方メートルあり、休憩施設は1階は休憩室、2階は近隣にある雁坂トンネルや[1]東京大学秩父演習林に関する展示室が併設されている。 駐車場は開設当時は大型車9台、普通車38台収容可能で、チェーン着脱場も併設されている[1]。 敷地の南西角にヘリコプター用の場外着陸場があり、埼玉県防災航空隊ヘリコプター墜落事故で使用された実績がある[4]2010年(平成22年)7月27日に敷地の一角に墜落事故の殉職者慰霊碑が建立され、その除幕式が行われた[5]

施設

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駐車場脇に建っている「あらかわ1」墜落事故殉職者慰霊碑(手前)とヘリポート(奥)
  • 駐車場
    • 普通車:26台
    • 大型車:10台
    • 身障者用:1台
  • トイレ
  • 公衆電話
  • 休憩施設
  • ワサビ沢展示室
  • ヘリポート
  • 「あらかわ1」墜落事故殉職者慰霊碑
※飲料の自動販売機などは設置されていない。

周辺

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  • 東京大学秩父演習林
  • 豆焼橋
  • 奥秩父トンネル
    • 奥秩父トンネル電気室
  • 黒岩尾根登山道

脚注

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  1. ^ a b c d “無料休憩所オープン 雁坂トンネル近く”. 埼玉新聞 (埼玉新聞社): p. 17. (1999年1月4日) 
  2. ^ “雁坂トンネル開通 “難産”きわめた大動脈 自然保持に苦心”. 埼玉新聞 (埼玉新聞社): p. 19. (1998年4月24日) 
  3. ^ 五名美江「トンネル掘削残土の渓谷への埋め立てが渓流水質に及ぼす影響」『演習林報告』第126号、東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林、2012年2月、59-80頁、ISSN 037160072022年7月13日閲覧 
  4. ^ (AA2012-2)航空事故調査報告書 (PDF) 『同機は、救助活動現場付近の偵察を行った後、10時25分に埼玉県秩父市大滝の出会いの丘場外離着陸場(以下「出会いの丘場外」という。)に着陸した。そこで秩父消防本部消防隊員(以下「消防隊員」という。)等と救助活動についての調整を行い、新たに消防隊員2名を搭乗させ、合計7名が搭乗して10時48分救助現場に向け離陸した。』
  5. ^ 県防災ヘリ“あらかわ1”墜落事故殉職者慰霊碑除幕式に参列しました”. 埼玉県議会議員 宮崎栄治郎. 2022年7月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯35度54分44.5秒 東経138度49分05.4秒 / 北緯35.912361度 東経138.818167度 / 35.912361; 138.818167