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忠臣蔵 刃傷篇 復讐篇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
忠臣蔵
刃傷篇 復讐篇
監督 伊藤大輔
応援監督 伊丹万作
応援監督 尾崎純
脚本 伊丹万作
原作 伊丹万作
製作総指揮 中谷貞頼
出演者 大河内傳次郎
片岡千恵蔵
山田五十鈴
音楽 西梧郎
撮影 酒井宏
谷本精史
製作会社 日活京都撮影所
配給 日本の旗 日活
公開 日本の旗 1934年5月17日
上映時間 217分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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忠臣蔵 刃傷篇 復讐篇』(ちゅうしんぐら にんじょうへん ふくしゅうへん)は、1934年(昭和9年)製作・公開、伊丹万作原作・脚本、伊藤大輔監督、伊丹万作・尾崎純応援監督による日本の長篇劇映画剣戟映画である[1][2][3][4]

略歴・概要

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本作は、当時日活と提携関係にあった片岡千恵蔵プロダクションの脚本家・映画監督であった伊丹万作のオリジナルシナリオを採用し、日活京都撮影所の監督・伊藤大輔とともに、伊丹が日活の尾崎純とともに「応援監督」として演出に関わった作品である[1][2][3][4]。同撮影所の時代劇部・現代劇部のスター総出演による『忠臣蔵』である[3]。本作はオールトーキー作品で、録音方式は「W.E式」(ウェスタン・エレクトリック)を採用した[3]。「矢場の女 お吉」の役で夏川静江が出演しているが、本作を最後に日活を退社した[3][5]。同年5月17日、東京・有楽町日本劇場を中心に公開したが[1][2][3]田中純一郎の『日本映画発達史 II 無声からトーキーへ』によれば、同年同月20日に封切ったという説もある[3]。全25巻、217分(3時間37分)にも及ぶ長尺の大作であった[1][2][3]

2013年(平成25年)1月現在、東京国立近代美術館フィルムセンターも、マツダ映画社も、本作の上映用プリントを所蔵しておらず、現存していないとみなされるフィルムである[6][7]。本作の脚本については、1961年(昭和36年)11月15日に発行された『伊丹万作全集 第3巻』(筑摩書房)に収録されていない[8]

スタッフ・作品データ

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キャスト

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脚注

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  1. ^ a b c d 忠臣蔵 刃傷篇 復讐篇日本映画データベース、2013年1月23日閲覧。
  2. ^ a b c d 忠臣蔵 刃傷篇 復讐篇、 日本映画情報システム、文化庁、2013年1月23日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 忠臣蔵 刃傷篇 復讐篇日活データベース、2013年1月23日閲覧。
  4. ^ a b 忠臣蔵 刃傷篇 復讐篇KINENOTE, 2013年1月23日閲覧。
  5. ^ 夏川静江 - 日本映画データベース、2013年1月23日閲覧。
  6. ^ 所蔵映画フィルム検索システム東京国立近代美術館フィルムセンター、2013年1月13日閲覧。
  7. ^ 主な所蔵リスト 劇映画 邦画篇マツダ映画社、2013年1月23日閲覧。
  8. ^ 伊丹[1961], p.1.(目次)

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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