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恵比須島 (静岡県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
恵比須島
干潮時の恵比須島
所在地 日本の旗 日本静岡県下田市
所在海域 相模灘
座標 北緯34度39分07秒 東経138度57分54秒 / 北緯34.65194度 東経138.96500度 / 34.65194; 138.96500座標: 北緯34度39分07秒 東経138度57分54秒 / 北緯34.65194度 東経138.96500度 / 34.65194; 138.96500
海岸線長 約0.3 km
最高標高 約23[1] m
恵比須島の位置(静岡県内)
恵比須島
恵比須島
恵比須島 (静岡県)
恵比須島の位置(日本内)
恵比須島
恵比須島
恵比須島 (日本)
プロジェクト 地形
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火山から噴出した火山灰軽石が海底に降りつもったり、海流に運ばれたりしてできた地層[2]
海底を流れた土石流の地層[2]

恵比須島(えびすしま、えびすじま)は、伊豆半島の南部、静岡県下田市須崎の相模灘にある。古くは夷子島(えびすしま)などとも記され、また須崎恵比須島(すさきえびすしま)と呼ばれることもある。

なお、恵比寿島と書かれることがあるが、国土地理院所管の地形図における記述は恵比須島である。

概要

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島は南北に伸びた小判形で、最長で約170メートル[3]無人島で、陸とは長さ50メートルほどの人道で結ばれている。島の周囲には遊歩道があり干潮時には周回できる。島の南側は干潮時には千畳敷と呼ばれる火山角礫岩と砂岩で構成される岩畳(波食棚英語版)が現れ[4]、磯遊びや磯釣りの場となっている。樹木に混じってエリカハマユウツワブキなどの植物が群生する。頂上付近には「須崎恵比須島指向灯」と、「恵比須神社」(法人番号1080105004383)がある。島からは伊豆諸島石廊崎神子元島が一望できる。

夷子島遺跡

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島からは7世紀から8世紀頃とみられる須恵器や、祭祀用の滑石製の臼玉、手捏土器(てづくねかわらけ)が多数発見されている[5]。この祭祀遺物があった土層からは焚火跡も3箇所発見されている[5]。このことから海の神に祈りを捧げた場所であると考えられている[2]。これらは夷子島遺跡として下田市の指定文化財となっている[2]

脚注

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  1. ^ 神尾明正「ヱビス島遺跡『伊豆下田』」『神道考古学講座』 6巻、雄山閣、1962年、138頁。 
  2. ^ a b c d 現地、伊豆半島ジオパークの解説版より
  3. ^ GoogleMapなどで確認
  4. ^ 森山裕太, 青木久. “火山角礫岩と砂岩で構成される波食棚の形成高度の差異”. 日本地理学会発表要旨集 (2017s(0), 100210, 2017). NAID 130005635710. 
  5. ^ a b 下田市教育委員会作成の解説版より

関連項目

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外部リンク

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