愉快な極道
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愉快な極道 | |
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A Cheerful YAKUZA | |
監督 | 山下耕作 |
脚本 |
高田宏治 松本功 |
出演者 | 若山富三郎 |
音楽 | 青山八郎 |
撮影 | 赤塚滋 |
編集 | 神田忠男 |
制作会社 | 東映京都撮影所 |
製作会社 | 東映 |
公開 | 1976年2月14日 |
上映時間 | 89分 |
製作国 | 日本 |
「愉快な極道」(ゆかいなごくどう)は、1976年2月14日に公開された日本映画。製作は東映。主演は若山富三郎。監督は山下耕作[1]。
若山富三郎の当たり役「極道シリーズ」に共通する主人公の名前・島村清吉ではないが[2]、第12作に入れられる場合もある[3]。
あらすじ
[編集]スタッフ
[編集]- 監督:山下耕作
- 脚本:高田宏治、松本功
- 企画:松平乗道、上阪久和、大西卓夫
- 撮影:赤塚滋
- 音楽:青山八郎
- 美術:雨森義允
- 編集:神田忠男
- 録音:溝口正義
- 編集:神田忠男
- スチール:木村武司
- 助監督:藤原敏之
- 照明:増田悦章
出演
[編集]- 石田岩次郎:若山富三郎
- 白坂由利子:三田佳子
- 亀井政吉:左とん平
- 石田道子:紀比呂子
- 高木あゆみ:春川ますみ
- 植松謙作:花沢徳衛
- 桑山富造:殿山泰司
- 佐野哲蔵:南道郎
- 森山恵三:森田学哉
- 塚本太郎:野口貴史
- 川村善吉:江幡高志
- 伊吹肇:蜷川幸雄
- 徳丸八郎:石橋蓮司
- 織田タマ子:泉ピン子
- 雄琴の客:間寛平
- 桂田:桂三枝(現:六代桂文枝)
- 吉岡明:北島三郎(特別出演)
製作
[編集]"打倒寅さん"を長年の悲願として挙げた岡田茂東映社長は[4][5][6]、トラック野郎シリーズの大ヒットで絶好のチャンスが到来したことから[7][8]、「寅さん」を追い潰すために、なりふり構わず体当たりを決意し[7]、関西の東映館主会からの要望を踏まえ[8]、1976年上半期に悪名高き"健全喜劇・スポーツ映画路線"を敷いた[8][9][10]、本作はその第一弾に当たる[7][9]。
キャッチコピー
[編集]足を洗った大親分―ドスのかわりにハンドルにぎり無理につくった笑顔で走る[7]。
映像ソフト
[編集]同時上映
[編集]脚注
[編集]- ^ シネマ紀行 京都ものがたり 作品解説2 ラピュタ阿佐ヶ谷
- ^ “今度は普通の人情喜劇! 若山の円熟味を味わえる ――春日太一の木曜邦画劇場 『愉快な極道』”. 文春オンライン. 2022年11月22日閲覧。
- ^ “極道シリーズ”. 日本映画製作者連盟. 2022年11月23日閲覧。
- ^ 「'76正月興行の話題を探る東映」『月刊ビデオ&ミュージック』1975年11月号、東京映音、45–46頁。
- ^ 「邦画3社正月5週間の揃い踏み' /再び邦高洋低で活気づく日本映画界 ―意欲的な邦画各社の製作・営業方針― 興行資料」『月刊ビデオ&ミュージック』1976年1月号、東京映音、13、20–22頁。
- ^ 「巻返しを計る各社の表情を探る 洋高邦低の声に必死の努力を続ける」『映画時報』1976年4月号、映画時報社、13頁。
- ^ a b c d 「ジャック110番 『愉快な極道』」『月刊ビデオ&ミュージック』1976年4月号、東京映音、34頁。
- ^ a b c 「〔ショウタウン 映画・芝居・音楽げいのう街〕」『週刊朝日』1976年1月23日号、朝日新聞社、36頁。
- ^ a b 川崎宏『狂おしい夢 不良性感度の日本映画 東映三角マークになぜ惚れた!? 』青心社、2003年、50-51頁。ISBN 978-4-87892-266-4。
- ^ 黒井和男「興行価値 日本映画 東映・松竹激突」『キネマ旬報』1976年1月上旬号、キネマ旬報社、198–199頁。「邦画界トピックス」『ロードショー』1976年10月号、集英社、175頁。山根貞男「〈東映映画特集〉 東映の監督たち」『シナリオ』1977年7月号、日本シナリオ作家協会、29頁。