愛三工業
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | 愛三、愛三工 |
本社所在地 |
日本 〒474-8588 愛知県大府市共和町一丁目1-1 北緯35度2分25.1秒 東経136度57分10.3秒 / 北緯35.040306度 東経136.952861度座標: 北緯35度2分25.1秒 東経136度57分10.3秒 / 北緯35.040306度 東経136.952861度 |
設立 | 1938年(昭和13年)12月2日 |
業種 | 輸送用機器 |
法人番号 | 1180001092357 |
事業内容 | 自動車部品の製造・販売[1] |
代表者 |
代表取締役社長兼社長執行役員 野村得之 代表取締役副社長兼副社長執行役員 中根徹 |
資本金 |
106億84百万円 (2021年3月31日現在) |
発行済株式総数 | 63,018,396株[1] |
売上高 |
単独 831億38百万円 連結 1,814億27百万円 (2021年3月期)[1] |
純資産 |
単独 584億57百万円 連結 877億73百万円 (2021年3月期)[1] |
総資産 |
単独 1,278億40百万円 連結 1,899億18百万円 (2021年3月期)[1] |
従業員数 |
単独 2,743人 連結 8,688人 (2021年3月31日現在)[1] |
決算期 | 3月31日[1] |
会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ[1] |
主要株主 |
トヨタ自動車株式会社 28.8% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口)9.7% 株式会社デンソー 8.7% 株式会社豊田自動織機 7.6% 株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.2% 愛三工業従業員持株会 2.6% 株式会社三井住友銀行 2.5% (2022年3月31日現在)[2] |
主要子会社 | テイケイ気化器(株) 86.25%[1] |
外部リンク | https://www.aisan-ind.co.jp/ |
愛三工業株式会社(あいさんこうぎょう、英: Aisan Industry Co., Ltd.)は、愛知県大府市に本社を置く企業。トヨタ自動車の持分法適用関連会社で、トヨタ自動車向けを中心とした自動車部品(主に燃料ポンプモジュール、スロットルボデー、キャニスタ、エンジンバルブなど)の製造・販売を主力としている。中でも燃料ポンプモジュールは2022年にデンソーの燃料ポンプ事業を取得したことにより、世界シェア4割を占めトップシェアとなっている[3]。
概要
[編集]- 電子制御燃料噴射装置関係を中心に扱っていることもあり、トヨタ自動車と共同で液化石油ガス (LPG) エンジンを使用した自動車(LPG自動車)の開発を行っている。
- 三井住友アセットマネジメントが販売するトヨタグループ株式ファンドを構成する会社である。
- 愛三学園 - 本社敷地内にある社内研修施設である企業内学園。入社後一年をここで学ぶ。
国内拠点
[編集]沿革
[編集]- 1938年12月2日 - 軍需品の製造を目的に名古屋市瑞穂区に設立。資本金50万円[1]。
- 1945年10月 - キャブレター等自動車部品の製造に着手[1]。
- 1957年11月 - 本社ならびに工場を現在の大府市に移転[1]。
- 1960年8月 - エンジンバルブの生産開始[1]。
- 1962年9月 - LPGキャブレーションの生産開始。
- 1964年7月 - 東京連絡所(現・東京事務所)を開設。
- 1966年2月 - テイケイ気化器株式会社(愛知県・豊田市)(現・連結子会社)に資本参加し子会社化[1]。
- 1971年3月 - 安城工場(愛知県安城市)操業開始[1]。
- 1972年7月 - 大阪駐在員事務所(現・大阪営業所)を開設。
- 1978年3月 - アメリカ・シカゴ事務所(現・アメリカ事務所)を開設。
- 1979年10月 - PM優秀事業場賞を受賞。
- 1980年
- 1980年11月 - 名古屋証券取引所第2部に上場[1]。
- 1981年8月 - スロットルボディーの生産開始[1]。
- 1982年
- 3月 - ミヤマ精工株式会社に資本参加。
- 8月 - アメリカ・イリノイ州にアイサン コーポレーション オブ アメリカ(現・連結子会社)を設立[1]。
- 1983年4月 - 電動フューエルポンプの生産開始[1]。
- 1984年
- 1985年2月 - キャブレター生産累計5,000万台を達成。
- 1988年
- 1989年4月 - 米国ケンタッキー州にフランクリン プレシジョン インダストリー 株式会社(現・連結子会社)を設立[1]。
- 1990年5月 - 豊田工場操業開始[1]。
- 1992年11月 - デミング賞を受賞[1]。
- 1993年
- 1月 - 株式会社中京治具(現・連結子会社)に資本参加[1]。
- 4月 - 韓国・ソウル市に韓国事務所を開設。
- 1994年9月 - 中国・重慶平山泰凱化油器有限公司に資本参加 。
- 1995年
- 7月 - エンジンバルブ生産累計10億本を達成。
- 12月 - 中国・天津市に合弁会社・天津愛三汽車附件有限公司を設立。
- 1997年
- 1998年6月 - 安城工場でISO 9001認証取得。
- 1999年10月 - 豊田工場でISO 14001認証取得。
- 2008年7月 - 100%子会社愛三熊本株式会社設立。(熊本県玉名市)[1]
- 2010年1月 - 愛三熊本株式会社にて生産を開始。
- 2011年
- 2013年2月 - メキシコ・サンルイスポトシ市にアイサン オートパーツ メキシコ株式会社を設立[1]。
- 2015年
- 3月 - ルノー・日産グループよりAGP(Alliance Growth Partner)に認定。
- 2016年
- 2月 - 韓国の生産会社 玄潭産業株式会社がダイムラーからベストサプライヤー賞。
- 9月 - インド・FIEM社と二輪車用キャニスタに関する技術援助契約を締結。
- 2017年11月 - LPGハイブリッド燃料系システムを開発。
- 2018年
- 2022年
- 2023年
スポーツ活動
[編集]- 陸上競技部と自転車競技部の存在が広く知られている。
- 陸上競技部は長距離の中堅ランナーが多く所属し、全日本実業団対抗駅伝大会(ニューイヤー駅伝)には2002年から2022年まで21年連続出場している。ニューイヤー駅伝での最高成績は2020年の6位。櫛部静二(現・城西大学駅伝部コーチ)や阿宗高広(第84回箱根駅伝4区区間賞)も所属していた。
- 自転車競技部(愛三工業レーシングチーム)は日本自転車ロードレース界における名門実業団チームの一つとして知られており、廣瀬敏、別府匠、西谷泰治(2006年アジア競技大会日本代表)ら有力選手を抱えている。本拠地は本社からは離れた知多郡東浦町にある。
関連会社
[編集]- 国内
- テイケイ気化器株式会社
- 愛協産業株式会社
- アイサンコンピュータサービス株式会社
- 株式会社ニチアロイ(2022年1月1日、日本超硬株式会社より商号を変更)[10]
- 愛三熊本株式会社
- マグネクス株式会社
- 株式会社アイエムアイ
- ミヤマ精工株式会社
- 海外
- FRANKLIN PRECISION INDUSTRY,INC.(アメリカ)
- P.T. AISAN NASMOCO INDUSTRI(インドネシア)
- 愛三(天津)汽車部件有限公司(中国)
- 愛三(佛山)汽車部件有限公司(中国)
- AISAN INDUSTRY FRANCE S.A(フランス)
- 玄潭産業株式会社(韓国)
- AISAN INDUSTRY CZECH s.r.o.(チェコ)
- AISAN AUTO PARTS INDIA PVT. LTD.(インド)
- AISAN AUTO PARTES MEXICO, S.A. DE C.V(メキシコ)
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah “有価証券報告書-第119期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)”. EDINET. 2022年1月21日閲覧。
- ^ 株式の状況
- ^ “電動化進むのにエンジン部品強化 トヨタ系メーカーの「逆張り」戦略”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2023年3月30日). 2023年4月1日閲覧。
- ^ “知多半島初!大府市勤労文化会館のネーミングライツパートナーを愛三工業株式会社に決定しました”. 大府市 (2018年4月10日). 2019年1月17日閲覧。
- ^ “子会社の解散に関するお知らせ”. 愛三工業株式会社 (2021年8月25日). 2024年6月2日閲覧。
- ^ “デンソー、燃料ポンプ事業の譲渡完了 愛三工業に”. JIJI.COM. 株式会社 時事通信社 (2022年9月1日). 2022年9月2日閲覧。
- ^ “(開示事項の経過)フューエルポンプモジュール事業の譲受及び持分取得(子会社化)完了のお知らせ” (PDF). 愛三工業株式会社 (2022年9月1日). 2022年9月2日閲覧。
- ^ “愛三工業、マグネクスの全株式取得へ向け、株式譲渡契約締結”. M&Aマガジン. 株式会社日本M&Aセンター (2023年6月16日). 2023年7月12日閲覧。
- ^ “愛三工業、金属加工会社を買収 電池ケースに活用”. 株式会社日経新聞社 (2023年11月21日). 2023年11月21日閲覧。
- ^ “社名変更ならびに本社移転について” (PDF). 日本超硬株式会社 (2021年12月20日). 2024年6月2日閲覧。