愛知県立愛知工業高等学校
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愛知県立愛知工業高等学校 | |
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北緯35度12分40.38秒 東経136度54分8.56秒 / 北緯35.2112167度 東経136.9023778度座標: 北緯35度12分40.38秒 東経136度54分8.56秒 / 北緯35.2112167度 東経136.9023778度 | |
過去の名称 |
愛知県立工業学校 愛知県立愛知工業学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 愛知県 |
学区 |
【全日制】専門学科Bグループ 【定時制】全県学区 |
併合学校 |
愛知県立千種工業高等学校 愛知県立第二愛知工業高等学校 |
校訓 |
創意工夫 勤労尊重 責任遂行 |
設立年月日 | 1901年(明治34年) |
閉校年月日 | 2018年(平成30年) |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 |
全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
【全日制課程】 電子機械科 電気科 情報技術科 建設科 化学工業科 デザイン科 【定時制課程】 ものつくり科 電子機械科 建築科 |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 23114C |
所在地 | 〒462-0052 |
外部リンク | 公式サイト(閉鎖) |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
愛知県立愛知工業高等学校(あいちけんりつあいちこうぎょうこうとうがっこう, Aichi Prefectural Aichi Technical High School)は、愛知県名古屋市北区福徳町にあった公立の工業高等学校。略称は「愛工」(あいこう)。
全日制課程は愛知県立東山工業高等学校と統合して、東山工業高校の敷地に「愛知県立愛知総合工科高等学校」が2016年(平成28年)度に開校し、それに伴い本校は2018年(平成30年)3月に閉校した。定時制課程は2017年(平成29年)度から新たに昼間部普通科が設置され、現校地で「愛知県立城北つばさ高等学校」として開校した。
概要
[編集]歴史
[編集]1901年(明治36年)に開校した「愛知県立工業学校」を前身とする。1948年(昭和23年)の学制改革により、新制高等学校として現校名の「愛知県立愛知工業高等学校」となった。2011年(平成23年)に創立110周年を迎えた。
設置課程・学科
[編集]6学科 - 修業年限3年、( )の文字は各科の記号
- 電子機械科(M = Machine)
- 電気科(E = Electricity)
- 情報技術科(S = System information)
- 建設科(AC = Architecture and Civil Engineering)
- 化学工業科(D = Dyeing)
- デザイン科(DS = Design)
- 定時制課程(夜間)
2学科 - 修業年限4年(ただし通信制高校との併修などにより、3年での卒業も可能)
- 電子機械科
- 建築科
校訓
[編集]- 「創意工夫」
- 「勤労尊重」
- 「責任遂行」
教育目標
[編集]教育基本法の精神にのっとり、国家および社会の有為な形成者として必要な人格の完成を目指し、技術革新に対応できる基礎学力・技術・技能を修得し、個性の伸長、知・徳・体の調和の取れた人間形成を図り、自ら学ぶ態度や習慣を身につけた、たくましく実践的な工業人の育成に努める。
校章
[編集]- 初代(工業学校時代) - 校名の「愛工」の文字(縦書き)を図案化したもの。
- 2代目(工業学校時代)- 1903年(明治36年)に改定。丸形に伸ばした「工」の文字が、篆書の肉筆体にした「愛」の文字を囲んでいる。
- 3代目(現在)- 1948年(昭和23年)に改定。2代目の校章をほぼ継承し、愛の文字の書体を丸ゴシックにしている。
校歌
[編集]作詞は中條雅二、作曲は中野二郎による。歌詞は3番まであり、各番に校名の「愛工」が登場する。
同窓会
[編集]「愛工会」(あいこうかい)と称している。
沿革
[編集]旧制諸学校
[編集]- 旧制・愛知工業学校
- 1901年(明治34年)
- 1905年(明治38年)3月 - 愛知郡御器所村に新校舎が完成し、移転を完了。
- 1922年(大正11年)4月1日 - 「愛知県立愛知工業学校」と改称。
- 1936年(昭和11年)10月 - 愛工マーチを制定。
- 1939年(昭和14年)4月1日 - 愛知県夜間工業学校(甲種)が併置される。
- 1941年(昭和16年)5月 - 名古屋市北区福徳町(現在地)に新校舎建設を開始。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 併置の愛知県夜間工業学校が愛知県工業学校第二本科となる。
- 1945年(昭和20年)
- 3月 - 名古屋大空襲(3月空襲)で校舎を消失。
- 5月 - 名古屋大空襲(5月空襲)で、建設中の福徳町校舎実習棟2棟を残して焼失。
- 1948年(昭和23年)
- 3月31日 - 学制改革(六・三・三制の実施)により、愛知工業学校が廃校。
- 旧制・愛知県中川工業学校
- 1939年(昭和14年)
- 2月 - 「愛知県機械工業学校」(乙種)の設立が認可される。
- 4月1日 - 名古屋市中川区篠原町で開校。
- 1941年(昭和16年)3月 - 5年制の甲種工業学校になる。
- 1942年(昭和17年)4月1日 - 「愛知県中川工業学校」と改称。
- 1945年(昭和20年)3月 - 名古屋大空襲(3月空襲)で校舎を消失。
- 1946年(昭和21年)9月 - 名古屋市千種区へ移転。
- 1948年(昭和23年)
- 3月31日 - 学制改革(六・三・三制の実施)により、中川工業学校が廃校。
- 旧制・愛知県工業実務学校
新制諸学校
[編集]- 新制高等学校・全日制
- 1948年(昭和23年)
- 1953年(昭和28年)2月 - 校歌を制定。
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 図案科を「デザイン科」と改称。
- 1973年(昭和48年)4月1日 - 愛知県立名古屋聾学校機械科との連携教育を開始。
- 1988年(昭和63年)4月1日 - 紡織科を「繊維工業科」と改称。
- 1988年(昭和63年)4月1日 - 情報技術科新設(電気・情報技術科として一括募集)。
- 1989年(平成元年)4月1日 - 繊維工業科の募集を停止。
- 1992年(平成4年)4月1日 - 工業化学科を「化学工業科」と改称。
- 1993年(平成5年)4月1日 - 機械科を「電子機械科」と改称。
- 2000年(平成12年)10月 - 愛工創立100周年記念行事を挙行。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 建築科と土木科の募集を停止し、建設科を新設。
- 2010年(平成22年)10月 - 愛工創立110周年記念行事挙行。
- 2011年(平成23年)4月1日 - 愛知県立東山工業高校の閉校により、学校事務(卒業証明書・成績証明書等の発行など)を継承。
- 2016年(平成28年)4月1日 - 旧・東山工業高等学校校地に新校舎が完成し、「愛知県立愛知総合工科高等学校」が開校。これに伴い、全日制課程は2015年度一杯で募集停止。
- 2018年(平成30年)3月 - 閉校。
- 新制高校・定時制
- 1948年(昭和23年)
- 4月1日 - 学制改革により、愛知工業学校第二本科を母体に「愛知県立愛知工業高等学校」定時制課程が発足。
- 1972年(昭和47年)4月1日 - 定時制課程が分離し、愛知県立第二愛知工業高等学校として独立。
- 1998年(平成10年)4月1日 - 愛知県立第二愛知工業高等学校を統合し、定時制課程とする(再統合)。
- 2014年(平成26年)4月1日 - 電子機械科及び建築科をものつくり科に改編する。
- 2016年(平成28年)3月 - 愛知工業高校定時制として最後の入学者募集を実施。
- 2016年(平成28年)8月29日 - 次年度より定時制昼間部普通科を新設し、定時制課程を「愛知県立城北つばさ高等学校」の校名に改めて開校することを県教委が発表。
- 2017年(平成29年)4月 - 定時制昼間部普通科を新設し、「愛知県立城北つばさ高等学校」として開校。
部活動
[編集]全日制課程
[編集]- 運動部
- 文化部
- 同好会
- 研究部
- 電子機械研究部
- 電気研究部
- 情報技術研究部
- 建築研究部
- 土木研究部
- 化学工業研究部
- デザイン研究部
定時制課程
[編集]- 運動部
- 文化部
著名な卒業生
[編集]- 本多静雄(実業家、陶芸研究家)
- 中野二郎(音楽家)
- 杉本健吉(画家、イラストレーター、グラフィックデザイナー)
- 加藤泰(映画監督、脚本家)
- 伊藤保徳(政治家、瀬戸市長[1]、元河村電器産業副社長[1])
- 大野真澄(音楽家)[2]
- 矢野隼人(サッカー選手)※ 高校2年時に帝京高校へ転校
- 藤田隼人(お笑い芸人、新作のハーモニカ)
アクセス
[編集]最寄りの鉄道駅
[編集]最寄りのバス停
[編集]- 名古屋市営バス(名古屋市交通局)「愛工前」(現「福徳町」)バス停。
周辺
[編集]- 名古屋市立川中小学校
- 名古屋市立光城小学校
- 萩野幼稚園
- 名古屋福徳郵便局
- 北警察署光音寺交番
- 光音寺
脚注
[編集]出典
[編集]広報資料・プレスリリースなど一次資料
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト(閉鎖)