慶應義塾外国語学校
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慶應義塾外国語学校 | |
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国公私立の別 | 私立学校 |
学校種別 | 各種学校 |
設置者 | 学校法人慶應義塾 |
設立年月日 | 1942年 |
閉校年月日 | 2013年 |
所在地 | 〒108-0073 |
慶應義塾外国語学校(けいおうぎじゅくがいこくごがっこう)は、かつて東京都港区三田二丁目に存在した私立外国語学校(東京都認可の各種学校)。略称「慶應外語」。
概要
[編集]1942年に慶應義塾大学の語学研究所の付属として設立され、当時の東京府により各種学校令の認可を受けた。かつては旧制中学4年修了者が入学条件で、旧制中学が一般的でなかった女子に関しては「女子語学研究所練習生」クラスから受け入れた[1]。戦後は各種学校規程による各種学校として存続したが、 2013年8月7日に廃止された[2]。
英語・英会話・ビジネス イングリッシュ・TOEIC・TOEFL・ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・ベトナム語・タイ語・ロシア語・イタリア語・インドネシア語・アラビア語・朝鮮語(韓国語・ハングル)など多くの講座を開講していた。
同校の教育機能は、慶應義塾大学外国語教育研究センターが提供する公開講座「慶應外語」に継承されている[3]。
沿革
[編集]- 1942年(昭和17年) - 慶應義塾外国語学校設立
- 英語科、ドイツ語科、フランス語科、スペイン語科、中国語科、ロシア語科、アラビア語科、イタリア語科、タイ語科、イラン語科、トルコ語科、安南語科、ラテン語科、巴利語科、日本語科、梵語科、マレー語科、オランダ語科、蒙古語科、ヒンドスタニー語科、ギリシャ語科開講
- 1943年(昭和18年) - ジャバ語科、ビルマ語科、マジール語科、チベット語科、タミール語科開講
- 1944年(昭和19年) - タミール語、タイ語科、イラン語科、トルコ語科、安南語科、ラテン語科、巴利語科、日本語科、マジール語科閉講
- 1945年(昭和20年) - 三田キャンパス戦災をこうむる
- アラビア語科、イタリア語科、梵語科、ジャバ語科、マレー語科、オランダ語科、蒙古語科、ヒンドスタニー語科、ビルマ語科閉講
- 1946年(昭和21年) - ヘブライ語科開講
- 1950年(昭和25年) - 商業英語科開講、ギリシャ語科閉講
- 1951年(昭和26年) - インドネシア語科開講、チベット語科閉講
- 1954年(昭和29年) - ヘブライ語科閉講
- 1960年(昭和35年) - 英会話科開講
- 1965年(昭和40年) - アラビア語科再開講
- 1968年(昭和43年) - イタリア語科再開講
- 1970年(昭和45年) - ベトナム語科開講
- 1973年(昭和48年) - 朝鮮語科開講
- 1982年(昭和57年) - ベトナム語科閉講
- 1983年(昭和58年) - 創立40周年記念誌 Keio Foreign Language School 1942-1982 を刊行
- 1989年(平成元年) - タイ語科、ベトナム語科再開講
- 1992年(平成4年) - 創立50周年記念講演会開催
- 1997年(平成9年) - 商業英語科をビジネス・イングリッシュに改定
- 2002年(平成14年) - 三田特別講座開講
- 2004年(平成16年) - 日吉特別講座開講(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語)
- 2007年(平成19年) - 日吉特別講座 中国語、ロシア語 休講
- 2011年(平成23年) - 三田新制度講座開講
- 2013年(平成25年)8月7日 - 慶應義塾外国語学校廃止 (慶應義塾大学外国語教育センターの公開講座に引き継がれた)
開講講座
[編集]慶應義塾外国語学校を引き継いだ慶應義塾大学外国語教育センターの公開講座[4]
- 英語、英会話、ビジネス・イングリッシュ
- ドイツ語
- フランス語
- スペイン語
- 中国語
- ロシア語
- イタリア語
- インドネシア語
- アラビア語
- 朝鮮語
- ヴェトナム語
- タイ語
- ポルトガル語
歴代校長
[編集]- 初代 西脇順三郎
- 2代 松本信広
- 3代 岩崎良三
- 4代 佐藤朔
- 5代 荒木良治
- 6代 小川種次郎
- 7代 志道保夫
- 8代 朝吹三吉
- 9代 尾崎盛景
- 10代 山﨑努
- 11代 荒井秀直
- 12代 大柳英二
- 13代 小田卓爾
- 14代 島田勝
- 15代 井上輝夫
- 16代 田村次朗
- 17代 西尾修
- 18代 久我俊二
著名な出身者
[編集]脚注
[編集]- ^ 立ち読み新 慶應義塾豆百科 第7回 多田重文著『三田評論』2016年7月号。
- ^ 東京都生活文化局内の「東京都私立学校審議会」では、2015年5月21日開催の平成27年度第2回(第742回)のもので、慶應義塾外国語学校の「学校廃止」について「認可を適当と認め」ている[1](2017年9月11日確認)
- ^ “慶應義塾外国語学校|新 慶應義塾豆百科|三田評論ONLINE”. 三田評論. 2023年8月6日閲覧。
- ^ 慶應外語(慶應義塾大学外国語教育センター 公開講座)
参考文献
[編集]- 多田重文著「慶應義塾外国語学校」『三田評論』2016年7月号
外部リンク
[編集]座標: 北緯35度38分57.3秒 東経139度44分34.2秒 / 北緯35.649250度 東経139.742833度