新ワフド党
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新ワフド党 حزب الوفد الجديد | |
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成立年月日 |
1978年[1] 1983年[2][1] |
前身政党 | ワフド党 |
政治的思想・立場 |
民族主義中道派[1][2] 経済的自由主義[2][3] 国民自由主義[4] 自由主義[5] 世俗主義[6] |
機関紙 | 『アルワフド』[1] |
新ワフド党(しんワフドとう、アラビア語: حزب الوفد الجديد, ラテン文字転写: Hizb al-Wafd al-Gadid[2])は、エジプトの政党である[2]。1978年に旧ワフド党が復活する形で結成されたが、わずか3か月で解散に追いやられ、1983年に再々度結成された[1]。現党首は、エル=サイイド・エル=バダウィー・シェハータ、副党首はマフムード・アッ=サア(カ)ー。
概要
[編集]1952年の7月革命時に、旧ワフド党[7]幹事長を勤めていたフアード・セラゲッディーンによって結成された政党である。経済自由化や人権重視、イスラム教徒とコプト教徒の協調などを党の方針に掲げている。またイスラム法を主要な法源とすることも掲げている。地主など比較的裕福な階層が主な支持者である。
2005年11月の人民議会議員選挙では、444議席中6議席を獲得するに留まった。
2011年の民主化後初の人民議会(下院)選挙では42議席を獲得し、第三党となった。また、2012年1月から2月にかけて行われたシューラー議会(上院)選挙では、公選180議席中14議席を獲得した[8]。
2012年の大統領選挙では、アムル・ムーサに対する支持を表明した[9]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e 日本大百科全書(ニッポニカ) - ワフド党. コトバンク. 2019年3月26日閲覧。
- ^ a b c d e ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 新ワフド党. コトバンク. 2019年3月26日閲覧。
- ^ Evan Hill. Explainer: Egypt's crowded political arena Egypt News. アルジャジーラ. (2011年11月17日) 2019年3月26日閲覧。
- ^ Brotherhood to run in Egypt polls, アルジャジーラ, (2010年10月9日) 26 March 2019閲覧。
- ^ Tens of thousands demand change in Cairo's Tahrir Square, CNN, (2011年2月4日) 26 March 2019閲覧。
- ^ al-Atrush, Samer (2010年12月1日), Islamists, secular party withdraw from Egypt poll run-off, フランス通信社 26 March 2019閲覧。
- ^ 旧ワフド党は1919年、サアド・ザグルールを中心に結成された政党で、立憲王政時代を通じて幅広い支持基盤を持つ唯一の政党であった。しかし、1952年の7月革命後、他の政党と共に解散を命じられ、政治活動を禁じられた。
- ^ “Islamists dominate Egypt's upper house after vote”. France24. (2012年2月25日) 2012年2月27日閲覧。
- ^ “Wafd Party backs Amr Moussa for president”. Ahramonline. (2012年4月4日) 2012年4月10日閲覧。
関連項目・外部リンク
[編集]- بوابة الوفد الإلكترونية - ワフド党機関紙サイト
- エジプトの政党
- イスラーム地域研究「中東の民主化と政治改革の展望」