新千歳空港国際アニメーション映画祭
新千歳空港 国際アニメーション映画祭 | |
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メイン会場となるソラシネマちとせ (北海道千歳市) | |
受賞対象 | アニメーション映画 |
会場 | 新千歳空港ターミナルビル |
国 | 日本 |
司会 | 新千歳空港国際アニメーション映画祭実行委員会 |
初回 | 2014年10月31日 - 11月3日 |
最新回 | 2021年11月5日 - 19日 |
最新受賞者 | ニキータ・ディアクル「Backflip」(短編グランプリ) |
公式サイト | http://airport-anifes.jp/ |
新千歳空港国際アニメーション映画祭(しんちとせくうこうこくさいアニメーションえいがさい、英: New Chitose Airport International Animation Festival)は、毎年11月ごろに北海道千歳市の新千歳空港で開催されるアニメーション作品を専門に扱う国際映画祭。
概要
[編集]新千歳空港ターミナルビル内のシアター、オープンスペース「センタープラザ」などのさまざまな施設・機能を最大限に活用して「空港全体で発信する、空港だからできる映画祭」を目指した、世界初の空港内映画祭として2014年に開始。主に国内線ターミナル内にて展開し、映画館「ソラシネマちとせ」(2015年開催までは「じゃがポックルシアター」)や会議室で作品上映を行い、センタープラザでステージイベントや展示を実施。
組織
[編集]- 主催:新千歳空港国際アニメーション映画祭実行委員会
- 協賛:サッポロビール、大日本印刷(2019年-)、NTT東日本、北洋銀行、北海道エアポート(2020年-)、北海道銀行、北海道コカ・コーラボトリング、マテック
- 配信協力:LUMIERE(2021年)
- 特別協力:日本航空、全日本空輸、AIRDO、スカイマーク
- 後援:総務省、外務省、経済産業省、文化庁(2017年-)、観光庁、東京航空局、北海道運輸局、日本政府観光局、オーストラリア政府観光局(2019年-)、タイ国政府観光庁(2019年-)、台湾観光協会東京事務所(2019年-)、中国駐東京観光代表処(2019年-)、香港政府観光局(2019年-)、北海道、千歳市、千歳市教育委員会(2018年-)、日本アニメーション協会、日本アニメーション学会、日本動画協会、映画産業団体連合会、北海道新聞社、NHK札幌放送局、北海道放送、札幌テレビ放送、北海道テレビ放送、北海道文化放送、テレビ北海道、エフエム北海道、FM NORTH WAVE、STVラジオ
- 過去
- 協賛:北海道空港(2014-2016年)、よつ葉乳業(2014-2017)、新千歳空港ターミナルビル(2017-2019年)、アメリカン・エキスプレス(2018-2019年)、石屋製菓(2014-2019年)、ロイズコンフェクト(2014-2019年)
- 特別協力:チャイナエアライン(2017年)、アシアナ航空(2017年)、スクート(2017年)、チェジュ航空(2018年)、エアアジア(2018-2019年)、エアプサン(2018-2019年)、吉祥航空(2019年)、大韓航空(2019年)、ティーウェイ航空(2019年)
- 後援:韓国観光公社(2019年)、フィリピン観光省(2019年)、ロシア連邦観光庁(2019年)
開催履歴
[編集]開催年 | 開催日 | グランプリ受賞作 (2018年以降は短編グランプリ) | |||
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受賞作 | 監督 | 制作国 | |||
1 | 2014年 | 10月31日 - 11月3日 | Ziegenort | トマーシュ・ポパクル | ポーランド |
2 | 2015年 | 10月31日 - 11月3日 | Teeth | トム・ブラウン ダニエル・グレイ |
ハンガリー アメリカ イギリス |
3 | 2016年 | 11月3日 - 6日 | Among the Black Waves | アンナ・ブダノヴァ | ロシア |
4 | 2017年 | 11月2日 - 5日 | Dolls Don't Cry | フレデリック・トレンブレイ | カナダ |
5 | 2018年 | 11月2日 - 5日 | Solar Walk | レカ・ブシ | ハンガリー |
6 | 2019年 | 11月1日 - 4日 | Acid Rain | トマーシュ・ポパクル | ポーランド |
7 | 2020年 | 11月20日 - 23日[1] | Wood Child & Hidden Forest Mother | スティーブン・アーウィン | イギリス |
8 | 2021年 | 11月5日 - 8日[2] | Easter Eggs | ニコラス・ケッペンス | ベルギー |
9 | 2022年 | 11月3日 - 6日 | Backflip | ニキータ・ディアクル | ドイツ フランス |
10 | 2023年 | 11月2日 - 6日 | In Dreams | ジョシュ・シャフナー | アメリカ |
賞
[編集]- グランプリ→短編グランプリ(2018年-)
- 日本グランプリ
- 新人賞
- 審査員特別賞(各審査員が授与)
- ベストミュージックアニメーション
- 観客賞
- キッズ賞
- 新千歳空港賞
- 観光庁長官賞
- 北海道知事賞
- 長編グランプリ(2018年-)
- 学生グランプリ(2018年-)
- NEW CHITOSE AIRPORT Social Media Animation Award(2023年- 2022年のみNEW CHITOSE AIRPORT GIF AWARD)
- スポンサー賞
- ISHIYA賞
- サッポロビール賞
- 北洋銀行賞
- 北海道銀行賞
- 北海道コカ・コーラ賞
- ロイズ賞
- よつ葉乳業賞(2014-17年)
各年詳細
[編集]- 2014年
コンペティションでは世界40カ国715作品の応募から45作品を上映、特別上映では「AKIRA」爆音上映やTVアニメ「七つの大罪」「天体のメソッド」「テラフォーマーズ」のトークショー等、アニメ制作ワークショップなどを実施、また同時開催としてセンタープラザ「新千歳空港ポップカルチャーフェア2014」がセンタープラザにて展開された。オープニング映像はきのしたがくが担当。
- 2015年
コンペティションでは59カ国1,103作品の応募から51作品を上映、特別上映では「イエローサブマリン」「イノセンス」「スチームボーイ」「ロジャーラビット」爆音上映や「劇場版進撃の巨人」「劇場版弱虫ペダル」「花とアリス殺人事件」トークショー付き上映、戦前制作の「くもとちゅうりっぷ」「桃太郎 海の神兵」解説付き上映、日本アニメ(ーター)見本市傑作選解説付き上映、国際審査員によるトークイベント「マスタープログラム」、センタープラザでの進撃の巨人や弱虫ペダルなどの展示やイベントホールでのアニメ制作ワークショップ「KOMA KOMAパーク」などを展開。メインビジュアルは若井麻奈美が担当。
- 2016年
コンペティションでは66カ国・地域1,232作品の応募から45作品を上映、特別上映では「この世界の片隅に」をオープニング作品に据え、「KING OF PRISM by PrettyRhythm」応援上映、「劇場版TIGER & BUNNY -The Rising-」爆音・応援上映、「パプリカ」「アリス」爆音上映、北海道テレビ「水曜どうでしょう」ディレクターとWIT STUDIOスタッフによるトークショー「水曜どうがSHOWリターンズ」、AC部+group_inouによるミュージックアニメーションライブ、国際審査員トークイベント「マスタープログラム」、センタープラザでのONE PIECEや水曜どうでしょうなどの展示やイベントホールでのアニメ制作ワークショップなどを展開。メインビジュアルは宇木敦哉が担当。
- 2017年
コンペティションでは85カ国・地域2037作品から44本をインターナショナルコンペティション部門・13本を日本コンペティション部門で上映。招待作品ではTVアニメ「Bang Dream!」「ユーリ!!!on ICE」「宝石の国」トークショー付き上映、「銀河英雄伝説 わが征くは星の大海」「マインド・ゲーム」「ユーリ!!!on ICE」爆音上映、湯浅政明・サイエンスSARUイベント等、センタープラザでワークショップ・インディゲーム展示・アフレコ体験などを展開。メインビジュアルはワビサビ、オープニング映像はシシヤマザキが担当。
- 2018年
従来の「短編コンペティション」に加え30分以上の作品を対象にした「長編コンペティション」と短編コンペティションの新規カテゴリとして「学生コンペティション」を追加。世界86ヵ国・地域2034作品の応募から76作品を上映、招待作品では「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」「リズと青い鳥」「ゴールデンカムイ」トークショー付き上映、「秒速5センチメートル」爆音上映やHomecomingsライブと「犬ヶ島」爆音上映を組み合わせた「New Neighbors vol.5」、福原伸治・須藤孝太郎「TVと実験」特集上映トークショー、「SNOW MIKU LIVE 2018」応援上映などを実施。センタープラザではアフレコ体験、GIFMAGAZINEのアニメーションGIF画像制作体験、インディゲーム展示などを実施。メインビジュアルは久野遥子、トレーラー映像は橋本麦が担当。
- 2019年
コンペティションでは短編部門で世界84ヵ国・地域2191作品、長編部門で30ヵ国・地域50作品から86作品を上映、招待作品では「プロメア」「銀河鉄道の夜」「AKIRA」爆音上映、辻川幸一郎トークイベントとCorneliusミュージックビデオ爆音上映などを実施。センタープラザではアフレコ体験、eスポーツ体験会、NHK発達障害キャンペーン展などを展開。国際線ターミナルビルの多目的ホール施設「新千歳ポルトムホール」のこけら落とし行事としても開催され[3]、TVアニメ「邪神ちゃんドロップキック」「はてな☆イリュージョン」「波よ聞いてくれ」「ゴールデンカムイ」のイベントが開催された。メインビジュアルは宇木敦哉、トレーラー映像は冠木佐和子が担当。
- 2020年
短編・長編コンペティションでは世界91ヵ国・地域2223作品から選ばれた計105作品の上映に加えて特別上映も行われた。空港の会場に加えオンラインも交えて開催し、空港シアターでは特別上映プログラムが限定公開され、オンラインでは有料オンデマンド配信と無料ストリーミング配信が行われた。ストリーミングはDOMMUNEから4日間配信され、トークではメインビジュアル担当の大童澄瞳が出演したほか、北海道出身である今敏の特集番組、公式トレーラーを担当したAC部の特集企画などを展開した[4][5]。
脚注
[編集]- ^ 空港でのイベントの他、オンライン開催を11月30日まで実施。
- ^ オンライン開催を11月19日まで実施。
- ^ 新千歳空港に「ポルトムホール」開業 こけら落としにアニメ映画祭 - 北海道新聞2019年11月2日
- ^ “「第7回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」2020年11月20日スタート!”. Kyodo News PR Wire. (2020年11月6日) 2020年8月8日閲覧。
- ^ “2020/11/20 FRI - 2020/11/23 MON”. DOMMUNE. (2020年11月20日) 2021年5月21日閲覧。
関連項目
[編集]- 古川タク - 名誉委員長を担当。
- Anison-R 〜マンガ・アニメ研究部〜 - 2015年・2019年に本映画祭のステージイベントで公開録音を実施。