新垣比菜
ARAKAKI, Hina | |
---|---|
基本情報 | |
名前 | 新垣 比菜 |
生年月日 | 1998年12月20日(25歳) |
身長 | 165 cm (5 ft 5 in) |
体重 | 56 kg (123 lb) |
国籍 | 日本 |
出身地 | 沖縄県具志川市(現:うるま市) |
経歴 | |
大学 | 興南高等学校卒業 |
プロ転向 | 2017年=LPGA89期 |
優勝数 | |
日本LPGA | 2 |
成績 | |
初優勝 | 2018年・サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント |
賞金ランク最高位 | 23位(2018年) |
2019年12月2日現在 |
新垣 比菜[1](あらかき・ひな、1998年12月20日 - )は、沖縄県具志川市(現:うるま市[2])出身の日本の女性プロゴルファーである。所属はダイキン工業。
経歴
[編集]うるま市立兼原小学校、うるま市立具志川中学校、興南高等学校をそれぞれ卒業[2]。
宮里藍への憧れと父親の影響により8歳の時にゴルフを始め[3][4]、沖縄県名護市のエナジックゴルフアカデミーに入校して腕を磨く[5]。
2011年、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)ツアー「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」に出場、12歳2ヶ月は大会史上最年少出場となった[6]。また同大会では中学2年時から高校3年間の5年連続(2013年~2017年)でベストアマチュアを獲得している[7]。
中学生時代は前述のベストアマ獲得や、第43回「九州女子選手権競技」(アマチュア公式戦、 喜々津カントリー倶楽部)にて、後にプロ入りする柏原明日架、三ヶ島かな、勝みなみ等の選手たちを抑えて優勝した[8]。
高校進学後の2014年8月、アメリカ合衆国のジュニア国際大会である「PING Summer Championship Series」(2日制大会)単独優勝、「Royal Vista Summer Championship」(1日制大会)優勝タイの成績を残す[9]。同年10月には第31回「全日本サンスポ女子アマゴルフ選手権」で優勝[10]。
高校2年だった2015年4月、LPGAステップ・アップ・ツアー「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」において、アマチュアながら初出場初優勝を果たした[11]。同年日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームに選出[12]。
2016年3月に畑岡奈紗と共にASIA PACIFICチームの一員として、ポルトガルで行われた「Patsy Hankins Trophies」に出場し、ヨーロッパチームと対戦した[13]。
同年8月「日本ジュニアゴルフ選手権競技」(女子15歳~17歳の部)で優勝[14]。
高校卒業後の2017年、LPGA最終プロテストに進出し9位タイとなり初挑戦で合格[15]。LPGA89期生となる[1]。
ダイキン工業所属となった2018年は[16]、QTランキング11位でスタート[17]。同年4月「サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント」で初日首位タイ[18]、2日目単独首位となり[19]、最終日は2オーバーと崩れたがトータル9アンダーで[20]、アマチュア時代からしのぎを削った柏原明日架、前年の賞金女王・鈴木愛を抑えてLPGAツアー初優勝を果たす[2]。
同年は最終的に年間獲得賞金ランキング(賞金ランク)23位で自身初のシード入り[21]。同年12月に発表されたLPGAアワードにおいて「敢闘賞」を受賞した[22]。
2019年は優勝はなかったものの、賞金ランク27位で2年連続のシード入りとなった[21]。
コロナ禍の影響を受けた2020-21シーズンではショットの不振に陥り、シード落ちを経験[23]。そこから3季連続シード落ち。2022年秋に青木翔コーチに師事しスイングから再構築した[24]。
QT13位で迎えた2024年シーズンでは、6月のヨネックスレディスゴルフトーナメントで2位に1打差をつけた首位で迎えた最終日を70でまとめ、スコアを-14アンダーまで伸ばして2位に3打差をつけ、6年ぶりのツアー2勝目を挙げた[25]。
トーナメント優勝
[編集]ツアー優勝
[編集]JLPGAツアー(2)
[編集]No. | Date | Tournament | スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2018年4月27-29日 | サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント | −9(67-66-74=207) | 1打差 | 柏原明日架 |
2 | 2024年5月31日 - 6月2日 | ヨネックスレディスゴルフトーナメント | −14(69-63-70=202) | 3打差 | 高橋彩華 蛭田みな美 穴井詩 |
ステップアップツアー(1)
[編集]No. | Date | Tournament | スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2021年9月3日 | カストロールレディース | −10(71-68-67=206) | プレーオフ | 上野菜々子 |
脚注
[編集]- ^ a b “新垣 比菜 プロフィール詳細”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月23日閲覧。
- ^ a b c “新垣比菜がツアー初優勝 女子プロゴルフ 沖縄出身の19歳”. 沖縄タイムス (2018年4月29日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “GWに比菜まつり!新垣が涙の初V(3ページ目)”. サンケイスポーツ (2018年4月30日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “GWに比菜まつり!新垣が涙の初V(4ページ目)”. サンケイスポーツ (2018年4月30日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “注目選手:新垣 比菜”. エナジックゴルフアカデミー. 2019年5月23日閲覧。
- ^ 大会レコード ダイキンオーキッドレディス公式サイト
- ^ “新垣比菜が5年連続のベストアマ!”. ALBA.Net (2017年3月5日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “第43回九州女子選手権競技 成績表”. 九州ゴルフ連盟 (2013年5月22日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “Hina Arakaki - Tournament Results” (英語). Southern California PGA Junior Tour. 2019年5月23日閲覧。
- ^ “新垣比菜、大会最多アンダーパーで∨”. 夕刊フジ (2014年10月30日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ 史上3人目の快挙達成! アマチュアの新垣比菜がステップ・アップ・ツアー初出場初優勝! 日本女子プロゴルフ協会
- ^ “勝みなみと新垣比菜のラウンジトーク”. ゴルフネットワーク (2018年2月16日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “PATSY HANKINS TROPHY” (英語). Europen Golf Association (2016年3月18日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “新垣比菜、逆転で初優勝 日本ジュニアゴルフ女子15~17歳”. 沖縄タイムス (2016年8月19日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “【2017】LPGA 最終プロテスト フルリーダーボード”. 日本女子プロゴルフ協会 (2017年7月25日~7月28日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “女子プロゴルファー新垣比菜選手と所属契約を締結”. ダイキン工業 (2018年4月16日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “2ndリランキング”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月23日閲覧。
- ^ “【2018】サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント フルリーダーボード初日”. 日本女子プロゴルフ協会 (2018年4月27日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “【2018】サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント フルリーダーボード2日目”. 日本女子プロゴルフ協会 (2018年4月28日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ “【2018】サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント フルリーダーボード3日目”. 日本女子プロゴルフ協会 (2018年4月29日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ a b 新垣 比菜 プロフィール詳細の生涯成績・記録を参照
- ^ “LPGAアワード2018”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年5月23日閲覧。
- ^ "黄金世代の旗印が初のシード喪失 新垣比菜が再起のため取り戻したいもの【女子プロ逆襲の2022年】". Alba.net. 株式会社ALBA. 2022年1月21日. 2024年6月2日閲覧。
- ^ “新垣比菜 兄と抱き合い涙の6年ぶりV 「沖縄に帰りたい」不振時期乗り越え「初優勝よりうれしさある」 - スポニチ Sponichi Annex スポーツ”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年6月4日閲覧。
- ^ "渋野日向子の同期、新垣比菜が6年ぶり涙のツアー優勝 黄金世代優勝一番乗りも苦労の末に2勝目". 日刊スポーツNEWS. 日刊スポーツ新聞社. 2024年6月2日. 2024年6月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- 新垣比菜(日本女子プロゴルフ協会のプロフィール)
- 新垣比菜 (@hina_arakaki) - Instagram