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菊地絵理香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
菊地 絵理香
Erika KIKUCHI
基本情報
名前 菊地 絵理香
生年月日 (1988-07-12) 1988年7月12日(36歳)
身長 157 cm (5 ft 2 in)
体重 52 kg (115 lb)
国籍 日本の旗 日本
出身地 北海道苫小牧市
経歴
プロ転向 2008年=LPGA80期
プロ勝利数 6
優勝数
日本LPGA 6
成績
初優勝 KKT杯バンテリンレディスオープン(2015年)
賞金ランク最高位 日本女子:7位(2018年)
2019年12月1日現在
テンプレートを表示

菊地 絵理香[1](きくち えりか、1988年7月12日 - )は、北海道苫小牧市出身の日本の女子プロゴルファーである。所属はミネベアミツミ。3歳上の実姉菊地明砂美もプロゴルファー[2]

来歴

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6歳の時に、ティーチングプロである父の影響でゴルフを始める[2]

中学生時代の2003年6月「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」でセミファイナリストになる[3]。同年7月に地元北海道で開催された日本女子プロゴルフ協会(LPGA)ツアー「東洋水産レディス北海道」で同ツアーにアマチュアとして初出場した[4]

中学卒業後は北海道を離れ、ゴルフの名門東北高等学校に進学[1]。1学年上には有村智恵原江里菜が、1学年下には木戸愛が、2学年下には大江香織がいた[5]

高校時代の主な成績として、1年生だった2004年と3年生だった2006年の「東北ジュニアゴルフ選手権」(女子15歳~17歳の部)優勝、2006年「全国高等学校ゴルフ選手権」(女子個人の部)優勝等がある[6]
高校卒業後の2007年に、LPGAプロテストを受験するも不合格、同年LPGAサードクォリファイングトーナメントに進出した[7]

2008年、サードQT進出者の資格でプロ転向[7]。「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」がプロとしてのLPGAツアー初出場となった[8]。同年LPGA最終プロテストに進出し10位タイで2度目の挑戦で合格[9]、LPGA80期生となる[1]

2012年に年間獲得賞金ランキング(賞金ランク)43位で自身初のシード入りを果たす[10]

2014年からオンワードホールディングス所属となる[11]

2015年4月「KKT杯バンテリンレディスオープン」で初日から首位を譲らない形でLPGAツアー初優勝を飾り[7]、同年賞金ランク8位[10]。同年報知プロスポーツ大賞・フレッシュ賞を受賞[12]

2016年4月「スタジオアリス女子オープン」で大会トーナメントレコードをマーク、LPGAツアー2度目の優勝を果たす[13]

2017年3月「Tポイントレディスゴルフトーナメント」でLPGAツアー3度目の優勝[14]。前年から続いていた外国人選手の連勝を8で止めた[注 1]

2018年は賞金ランクで自己最高位となる7位に入る[10]

2019年は賞金ランク25位で、この年まで8年連続賞金シード入りしている[10]。この年の暮れにプロキャディの新岡隆三郎と結婚した[15]

2021年6月のアース・モンダミンカップでは初日から3日間首位を走り、最終日も崩れることなく安定したゴルフで20アンダーのスコアを出し、猛追した西郷真央を振り切って4年ぶりの優勝となるJLPGAツアー4勝目を挙げた[16]

2022年7月3日、資生堂レディースで2位タイの成績を上げ、史上23人目となる生涯獲得賞金6億円突破を果たした[17]。その資生堂レディースから2戦後、地元北海道で開催された大東建託・いい部屋ネットレディスでは同じ北海道出身の後輩である小祝さくら、2021年リコーカップ優勝の三ヶ島かなとの三つ巴の優勝争いになる。最終日には13番ホール終了時点で三ヶ島に並ばれたが14番ホールで6m弱のバーディーパットを入れて再びリードを奪い、そのままツアー通算5勝目となる優勝。プロツアー400戦目にして初の地元凱旋優勝になった[18][19]

2023年8月のニトリレディスに於いて3日目終了時点で9アンダーで岩井明愛、申智愛の3人で首位に並ぶ。そして最終日に入ると菊地はスコアを落として申と上田桃子に首位を明け渡していたものの、競技途中で雷雨が発生したため大会本部が続行不可能と判断して打ち切りを決定して3日目終了時点での順位を正式とすることとなり、首位が3人いたために優勝者決定のためのプレーオフを実施することとなった。プレーオフでは岩井明愛、申智愛がボギーとしたのに対しパーをセーブしツアー6勝目を挙げた[20]

成績

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ツアー優勝

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JLPGAツアー(6)

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No. Date Tournament スコア 2位との差 2位(タイ)
1 2015年4月19日 KKT杯バンテリンレディスオープン −9(68-70-69=207) 5打差 日本の旗 若林舞衣子
大韓民国の旗 イ・ボミ
2 2016年4月10日 スタジオアリス女子オープン −14(69-63-70=202) 4打差 日本の旗 鈴木愛
大韓民国の旗 申智愛
3 2017年3月19日 Tポイントレディスゴルフトーナメント −14(65-69-68=202) 5打差 日本の旗 渡邉彩香
4 2021年6月27日 アース・モンダミンカップ −20(65-69-66-68=268) 2打差 日本の旗 西郷真央
5 2022年7月24日 大東建託・いい部屋ネットレディス −20(67-63-69-69=268) 1打差 日本の旗 三ヶ島かな
6 2023年8月27日 ニトリレディスゴルフトーナメント −9(72-68-67=207)[注 2] プレーオフ 日本の旗 岩井明愛
大韓民国の旗申智愛

脚注

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注釈

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  1. ^ 2016年10月「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」全美貞から2017年3月「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」全美貞まで8大会連続外国人の優勝であった。
  2. ^ 大会最終日が雷雲接近の為不成立中止、54ホール短縮競技。

出典

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  1. ^ a b c 菊地 絵理香 プロフィール詳細”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年11月10日閲覧。
  2. ^ a b 菊地絵理香 プロフィール”. ゴルフダイジェスト・オンライン. 2019年11月10日閲覧。
  3. ^ 2003年度(第45回)日本女子アマチュアゴルフ選手権競技”. JGA (2003年6月28日). 2019年11月10日閲覧。
  4. ^ 【2003】東洋水産レディス北海道 フルリーダーボード”. 日本女子プロゴルフ協会 (2003年7月13日). 2019年11月10日閲覧。
  5. ^ 誕生日おめでとう! 木戸愛、27歳になりました”. みんなのゴルフダイジェスト (2016年12月26日). 2019年11月10日閲覧。
  6. ^ 菊地 絵理香選手のプロフィール”. JGA. 2019年11月10日閲覧。
  7. ^ a b c 菊地絵理香 独走初V「長かった気はします」”. 日刊スポーツ (2015年4月20日). 2019年11月10日閲覧。
  8. ^ 菊地 絵理香 年度別大会成績2008”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年11月10日閲覧。
  9. ^ LPGAプロテストは26名が合格!金田久美子は1歩及ばず”. ALBA.Net (2008年7月31日). 2019年11月10日閲覧。
  10. ^ a b c d 菊地 絵理香 プロフィール詳細の生涯成績・記録を参照
  11. ^ 菊地絵理香、成田美寿々がオンワードと所属契約を締結”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2014年2月26日). 2019年11月10日閲覧。
  12. ^ 【報知プロスポーツ大賞】菊地絵理香にフレッシュ賞!見えた賞金女王”. スポーツ報知 (2015年12月9日). 2015年12月10日閲覧。
  13. ^ 次はメジャーを狙う。菊地絵理香、進化の2勝目”. 日本女子プロゴルフ協会 (2016年4月10日). 2019年11月10日閲覧。
  14. ^ 菊地絵理香完全V また、また、また逃げ切った”. 日本女子プロゴルフ協会 (2017年3月19日). 2019年11月10日閲覧。
  15. ^ "菊地絵理香がプロキャディと"なりゆき婚" 今後のタッグ結成は「絶対にないです(笑)」". Alba.net. グローバルゴルフメディアグループ. 27 August 2020. 2021年6月27日閲覧
  16. ^ "菊地絵理香が4年ぶり通算4勝目 プロキャディーの夫の前で結婚後初勝利". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 27 June 2021. 2021年6月27日閲覧
  17. ^ 菊地絵理香、生涯獲得賞金6億円突破「ずっと気にしていた」、賞金は「ほとんど残っていない」”. 日刊スポーツ (2022年7月4日). 2022年7月4日閲覧。
  18. ^ "菊地絵理香、今季初V!「皆さんが応援してくれて幸せだった」地元北海道でツアー通算5勝目". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 24 July 2022. 2022年7月24日閲覧
  19. ^ 菊地絵理香 地元初Vで歓喜の涙溢れる 400戦目でついに!道産子魂で逃げ切った”. デイリースポーツ (2022年7月25日). 2022年7月25日閲覧。
  20. ^ "菊地絵理香が今季初V 岩井明愛、申ジエとのプレーオフ制す 地元北海道で通算6勝目". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 27 August 2023. 2023年8月27日閲覧

関連項目

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外部リンク

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