日本五大一覧
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日本五大一覧(にほんごだいいちらん)は、日本を代表する、名数5で束ねられる物事の一覧である。
はじめに
[編集]- 必ずしもランキングのトップ5ではない。
- 複数説あるものはその旨を示す。
- あくまで「代表的とされる五つ」であり、実質的に「五大」でありながらその名で呼ばれないものも、ここでは扱う。例えば、五大老は「5人の、大老(大名家・執政機関の最高責任者)」の意であって「五大大老」の略称などではないが、元来、豊臣政権下の有力大名のトップ5を指したものであり、したがって、五大の定義に適う。
- 「定数5に選出された五つ」は、同時に「五大(代表的とされる五つ)」という条件を満たさない限り、ここでは扱わない。例えば、五奉行は五大老に対応すべく設置されたもの、すなわち「(適任として)定員5名に選ばれた5人」に過ぎず、「代表的」であるべき「五大」の定義に適わない。
- 厳密には「日本を代表する五大」ではないものの、個別の分野で日本を代表しているとも言える地域や時代・文化などにおける五大は、これを扱う(例:京都五山、鎌倉五山)。
宗教
[編集]→「稲荷神 § 日本五大稲荷」も参照
歴史
[編集]- 五摂家
- 五大老
- 五大家紋
- 五大山城
- 明治の五大監獄
- 長崎監獄、金沢監獄、千葉監獄、鹿児島監獄、奈良監獄[9]
- 開港五都市
- 函館・新潟・横浜・神戸・長崎[10]
- 天下五剣
- 童子切安綱(どうじぎりやすつな)、三日月宗近(みかづきむねちか)、鬼丸国綱(おにまるくにつな)、大典太光世(おおでんたみつよ)、数珠丸恒次(じゅずまるつねつぐ)[11]
地理
[編集]- 日本五大名峡
- 五大都市
- 五大都市圏
- 日本五大工場夜景エリア
- 室蘭市、川崎市、四日市市、北九州市、周南市[15]
- 日本五大松原
- 虹の松原(佐賀県唐津市)、天橋立、三保の松原、気比の松原(福井県敦賀市)、風の松原(秋田市)[16]
社会
[編集]- 五大法律学校
- 五大法律事務所
- 西村あさひ、森・濱田松本、アンダーソン・毛利・友常、長島・大野・常松、TMI総合[19]
- 五大大手証券
- 野村証券、大和証券、三菱UFJ証券、SMBC日興証券、みずほ証券[20]
民俗学・文化人類学
[編集]自然科学
[編集]医学
[編集]工学・技術
[編集]生活
[編集]
- 五大そうめん
- 播州そうめん(兵庫県)、三輪そうめん(奈良県)、小豆島そうめん(香川県)の三大そうめんに島原そうめん(長崎県)、半田そうめん(徳島県)を加えたもの[29]
- 日本五大銘飯(日本五大名飯)- 1939年、宮内庁の全国郷土料理調査による
- 日本五大銘茶
- 朝宮茶、狭山茶、宇治茶、静岡茶、大和茶[32]
- 日本五大どんぶり
- 天丼、かつ丼、牛丼、うな丼、親子丼[33]
- 日本5大焼きうどん
- 鳩ヶ谷ソース焼きうどん(埼玉県川口市)、小倉焼きうどん(北九州市)、亀山みそ焼きうどん(三重県亀山市)、津山ホルモンうどん(岡山県津山市)、いわてまち焼きうどん(岩手県岩手郡岩手町)[34]
産業
[編集]- 醤油の五大名産地
- 野田、銚子(千葉県)、龍野(兵庫県)、小豆島(香川県)、大野(石川県金沢市)[35]
- 日本五大電力会社 - 大正時代
- 東京電燈、東邦電力、大同電力、宇治川電気、日本電力[36]
- 五大商社
- 五大全国紙(中央五紙)
- 東京五大新聞
- 五大テレビネットワーク
※ただしTXNは先発の四大テレビ系列とは異なり、系列局が僅かしかない。
交通
[編集]文化・芸術
[編集]
脚注
[編集]- ^ 渡辺世祐『足利時代之研究 : 関東中心』雄山閣、1926年、70-75頁。doi:10.11501/1020182。
- ^ a b 槇野修(著者), 山折哲雄(監修)『[決定版] 鎌倉の寺社122を歩く』(電子書籍)PHP研究所、2013年1月1日。ISBN 9784569810355。
- ^ 中村元、増谷文雄『高僧伝』鈴木出版〈仏教説話大系13〉、1983年、180頁。
- ^ 和道松本佐一郎『富士門徒の沿革と敎義』大成出版社、1968年、15頁。doi:10.11501/2968861。
- ^ 村上重良『皇室辞典』東京堂出版、1980年、104頁。
- ^ 新村 1964, p. 777.
- ^ 高澤等, 森岡浩(著者)『日本人の名字と家紋』(電子書籍)President Inc.、2017年11月28日。
- ^ 萩原さちこ(著者)『7つの魅力でとことん楽しむ! 日本100名城めぐりの旅』(電子書籍)学研プラス、2017年3月16日。ISBN 9784059161288。
- ^ “明治五大監獄の役割”. 旧奈良監獄保存活用株式会社. 2020年12月23日閲覧。
- ^ “日本開港五都市観光協議会”. 横浜市観光公式サイト「横浜観光情報」. 2020年12月23日閲覧。
- ^ “日本刀の名刀「天下五剣とは」”. 刀剣ワールド. 東建コーポレーション株式会社, 一般財団法人刀剣ワールド財団, 株式会社東通エィジェンシー. 2020年12月23日閲覧。
- ^ “櫻橋(さくらばし)”. 広島県土木建築局道路企画課 (2015年3月11日). 2020年5月13日閲覧。
- ^ 高嶋修一「戦後占領期の大都市制度をめぐる運動と諸主体―1946~47年の大阪特別市制運動を中心に―」『一橋経済学』第10巻第1号、一橋大学大学院経済学研究科、2016年7月31日、65頁、doi:10.15057/28071。
- ^ あまにょん (2015年3月31日). “仙台が五大都市に含まれるか否かでネットがざわつく”. nlab.itmedia.co.jp. アイティメディア株式会社. 2020年5月10日閲覧。
- ^ “日本五大工場夜景エリア”. 川崎産業観光振興協議会. 2020年12月23日閲覧。
- ^ “緑の遺産① 風の松原”. あきた森づくり活動サポートセンター. 2020年12月24日閲覧。
- ^ 中央大学百年史編集委員会専門委員会 編『中央大学百年史 通史編上巻』中央大学出版部、八王子市、2001年、191-194頁。全国書誌番号:20210349。
- ^ 天野郁夫『大学の誕生(上) 帝国大学の時代』中央公論新社〈中公新書〉、2009年5月1日、309頁。ISBN 9784121020048。
- ^ 重石岳史 (2017年2月17日). “守護神かハゲタカか 五大法律事務所の実像”. dw.diamond.ne.jp. 株式会社ダイヤモンド社. 2020年12月23日閲覧。
- ^ “金融・証券用語解説 [大手証券]”. daiwa.jp. 2021年4月4日閲覧。
- ^ 森 1987, p. 250.
- ^ 『桜の名所: 小さな春見つけた』(電子書籍)主婦の友社、2012年4月10日。ISBN 9784072826942。
- ^ “精神疾患加え「5大疾病」 厚労省、13年度から医療計画に”. r.nikkei.com. 株式会社日本経済新聞社 (2011年7月7日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “5つのがん”. jcancer.jp. 公益財団法人日本対がん協会. 2020年12月23日閲覧。
- ^ “初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数”. med.nihon-u.ac.jp. 日本大学医学部附属板橋病院. 2020年12月23日閲覧。
- ^ 庭山一郎(著者)『究極のBtoBマーケティング ABM(アカウントベースドマーケティング)』(電子書籍)日経BP、2016年12月7日。ISBN 9784822239046。
- ^ 那野比古『東大先端研 「世界」を狙う「日本」の頭脳』NTT出版、1991年1月1日、56頁。
- ^ スタッフ嵐(編者)『嵐 ARASHI Chronicle 1999→2009』(電子書籍)太陽出版、2020年2月22日。ISBN 9784884699918。
- ^ “日本で唯一のそうめん研究家!「ソーメン二郎」が語るそうめんの魅力”. news.yahoo.co.jp (2020年8月29日). 2020年12月24日閲覧。
- ^ 美濃加茂市 編『美濃加茂市史. 民俗編』美濃加茂市、1978年、66-71頁。doi:10.11501/9537633。
- ^ “うずめ飯”. うちの郷土料理. 農林水産省. 2020年5月9日閲覧。
- ^ “朝宮茶で「マイティー作り」。お茶芽大学校の今後の講座にも注目!【甲賀市】”. 株式会社チェキポン. 2020年12月23日閲覧。
- ^ 飯野亮一『天丼かつ丼牛丼うな丼親子丼 日本五大どんぶりの誕生』筑摩書房、2019年。ISBN 9784480099518。
- ^ “町おこしを目指す「ご当地焼きうどん」があるって知ってた?”. news.livedoor.com (2018年10月14日). 2020年12月24日閲覧。
- ^ “大野醤油とは”. 大野醤油醸造協業組合. 2020年12月23日閲覧。
- ^ “電気事業”. 名城大学経営学部大西ゼミナール. 2020年12月24日閲覧。
- ^ 秋山謙一郎『商社マンの「お仕事」と「正体」がよーくわかる本』秀和システム、2012年8月27日、48頁。ISBN 9784798034546。
- ^ “新聞のブロック紙ってなんだ?”. excite.co.jp (2015年6月14日). 2021年3月26日閲覧。
- ^ 春原昭彦『日本新聞通史 1861年‐2000年』(4版)新泉社、2003年、182頁。
- ^ 森銑三『明治東京逸聞史』 1巻、平凡社、1969年、147頁。
- ^ 浅井建爾『道と路がわかる辞典』日本実業出版社、2001年11月10日、94-95頁。ISBN 4-534-03315-X。
- ^ 日本税理士会連合会 編『税務六法 通達編 平成9年版』ぎょうせい、1997年6月25日、281頁。
- ^ 『名古屋港統計年報. 昭和42年』名古屋港管理組合技術部計画課統計係、1968年、18-25頁。doi:10.11501/2521631。
- ^ 所澤秀樹『鉄道史の仁義なき闘い 鉄道会社ガチンコ勝負列伝』創元社、2015年、25頁。ISBN 978-4-422-24072-5。
- ^ 青田孝(著者)『ここが凄い!日本の鉄道』(電子書籍)交通新聞社、2017年6月16日。ISBN 9784330794174。
- ^ a b 松本創(著者)『軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い』(電子書籍)東洋経済新報社、2018年4月6日。ISBN 9784492223802。
- ^ a b 斗鬼正一「東京オリンピックと日本人のアイデンティティー ―1964東京大会と首都美化運動,マナーキャンペーン―」『江戸川大学紀要』第28号、江戸川大学、2018年、357-358頁、NAID 40021543452。
- ^ a b 猪川祐果、駒月和斗、湯川知樹「第5章 物流・人流の両側面からみた宇野港の変化」『2015(平成27)年度地理学実験調査演習報告書 -玉野市の現状と課題-』岡山大学地理学教室、2017年、78頁 。2020年5月8日閲覧。
- ^ “金沢美術工芸大学”. 金沢美術工芸大学. 2020年12月30日閲覧。
- ^ “愛知県立芸術大学”. www.aichi-fam-u.ac.jp. 2020年12月30日閲覧。
- ^ 沖縄県立芸術大学. “トップページ”. 沖縄県立芸術大学. 2020年12月30日閲覧。
- ^ “東京五美術大学(五美大)-一覧”. デッサンと言う礎. 2020年12月30日閲覧。
- ^ 田中健次『図解日本音楽史』東京堂出版、2008年7月1日、247頁。ISBN 9784490206326。
- ^ 「【5大文芸誌編集長が選書】「変貌する文芸誌」フェアを開催中です!」『honto』大日本印刷、2022年4月4日。2024年7月2日閲覧。
- ^ 鴻池留衣「純文学って何だよ」『イミダス』集英社、2022年6月10日。2024年7月2日閲覧。
- ^ 森北喜久馬「漫画の創刊号や古い雑貨 50代以上が懐かしがる展示会」『朝日新聞』朝日新聞社、2023年12月10日。2024年7月2日閲覧。
- ^ 『現代用語の基礎知識』自由国民社、2000年、40頁。
- ^ 『時事年鑑』時事通信社、1986年、13頁。
参考文献
[編集]- 須藤隆仙『世界宗教用語大事典』新人物往来社、2004年5月。ISBN 978-4404031389。
- 森睦彥『名数数詞辞典』東京堂出版、1987年。
- 南清彦『名数絵解き事典』叢文社、2000年1月1日。ISBN 4-7947-0320-1。
- 西東社編集部 編『会話に困らない! 使える「雑談力」1500』西東社、2016年。
- 学校法人国際文化アカデミーJTBトラベル&ホテルカレッジ『観光・旅行教科書 旅行業務取扱管理者【総合・国内】テキスト&問題集 第4版』翔泳社、2019年。
- 朝日新聞社知恵蔵編集部『ことばの知恵蔵 とっさの日本語便利帳』朝日新聞社、2003年12月30日。ISBN 4-02-222052-X。
- 『現代用語の基礎知識』自由国民社、2007年。
- 新村出 編『広辞苑』(第一版)岩波書店、1964年12月1日。