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日東交通館山営業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日東交通 館山営業所
所在地 千葉県館山市北条2201-1
主な運行担当区域 館山市南房総市発着の高速路線
館山市・南房総市内の一般路線

日東交通館山営業所(にっとうこうつうたてやまえいぎょうしょ)は、千葉県館山市北条に位置する日東交通の営業所である。

概要

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主に館山地区を発着する高速路線を担当する。

機能が分散しており、館山駅前に事務所と車庫、国道127号線館山バイパス)沿いに車庫をそれぞれ有している。いずれも館山日東バスと共有していた。

沿革

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現行路線

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〔〕内は共同運行会社。

高速バス

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  • 白浜・館山 - 東京線 【房総なのはな号】〔JRバス関東
  • 館山 - 新宿線 【新宿なのはな号】〔JRバス関東〕
神奈川県横浜市東京都大田区と千葉県館山市を結ぶ高速バス路線である。乗車券については羽田空港・横浜駅方面は座席定員制、君津BT・館山駅前方面は利用便指定制をそれぞれとっている。
路線沿革
運行回数
  • 横浜・羽田 - 館山:下り4便、上り4便
  • 横浜 - 館山:下り4便、上り4便
※館山行きは君津BT経由
南総里見号
千葉県千葉市と同県南房総市を結ぶ高速バス路線である。愛称は一般公募により制定(『南総里見八犬伝(作:曲亭馬琴)』から由来する)。
全便先着順の座席定員制の為、予約は不要だが満席時は乗車できない。特に白浜・館山発の朝の便と千葉発の夕方の便は、日によって補助席まで埋まることもある。運賃は千葉方面は乗車時(同時に目的地を申告)、館山・白浜方面は降車時に現金または回数券で支払う。2017年(平成29年)11月のダイヤ改正よりPASMO・Suicaによるバス利用特典サービス(バス特)が適用されるようになった。
路線沿革
  • 2006年(平成18年)2月10日 - 白浜野島崎 - 千葉中央駅・千葉みなと駅間で運行開始。1日16往復。
  • 2006年(平成18年)7月1日 - 専用回数券の発売開始。
  • 2006年(平成18年)9月16日 - 蘇我駅への乗り入れ開始。
  • 2006年(平成18年)11月 - 高速バスロケーションシステムのサービス開始。
  • 2007年(平成19年)4月21日 - 「木更津羽鳥野バスストップ」停留所に停車開始。
  • 2007年(平成19年)7月5日 - 館山自動車道全通に伴い運行経路変更(所要時間短縮)。
  • 2008年(平成20年)4月21日 - 木更津羽鳥野バスストップ始発便新設(0.5往復・平日のみ臨時扱い)。
  • 2008年(平成20年)12月1日 - 20往復に増便。
  • 2009年(平成21年)3月26日 - 京成バス運行便のみPASMO・Suica導入。
  • 2011年(平成23年)1月30日 - 発車時刻等の見直しを実施する。
  • 2012年(平成24年)12月16日 - 22往復に増便[9]
  • 2014年(平成26年)4月1日 - 消費税率引き上げに伴い、運賃を改定。併せて、通勤定期券の発売開始[10]
  • 2014年(平成26年)7月23日 - 京成バス担当便をちばシティバスに移管。
  • 2016年(平成28年)3月19日 - 館山日東バス運行便にPASMO・Suica導入[11]
  • 2017年(平成29年)11月18日 - 発車時刻等の見直しを実施する。併せて、白浜側の発着地が安房白浜駅に変更、千葉側の発着地が千葉みなと駅に全て集約[12]
  • 2018年(平成30年)2月25日 - 23往復に増便[13]
  • 2019年(令和元年)10月1日 - 同日から供用開始となる富津浅間山バスストップに停車開始[6]
  • 2020年(令和2年)10月1日 - 館山日東バスが日東交通と合併し、日東交通とちばシティバスの2社体制となる。
  • 2022年(令和4年)9月1日 - 同日から平日の一部便が東京湾フェリー浜金谷港)に停車開始[14]
  • 2023年(令和5年)7月31日:同日のダイヤ改正により、平日40便、休日28便にそれぞれ減便。併せて、休日の一部便が東京湾フェリー(浜金谷港)に停車予定[15]
運行回数
  • 安房白浜駅 - 千葉みなと駅:上り6便、下り6便
  • 館山駅前 - 千葉みなと駅:上り17便、下り17便
※安房白浜駅発着便は館山駅前経由
使用車両
原則として化粧室付きハイデッカー4列シート車で運行。但し車両操車の都合上トイレ無し車両が使用される場合があるが、その際は市原SAにてトイレ休憩が設けられる。
付記
  • 2006年(平成18年)7月21日から2007年(平成19年)7月20日まで、京成線1日乗車券と南総里見号1往復分が付いた特別企画乗車券『南房総館山・白浜ぶらりパス』を発売していた。発売額は3,000円で、有効期限内は乗車当日に限って京成線は何回でも、南総里見号運行路線内は往復1回利用できた。但し、京成線利用後(ぶらりパス裏面に利用日印字)でないと南総里見号には乗車はできなかった。

一般路線バス

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全路線が、館山日東バスから引き継いで運行されている。

館山日東バス合併前の沿革、路線詳細は「館山日東バス#一般路線バス」の各項を参照。

市内線
  • 館山航空隊 - 下町 - 館山駅( - イオンタウン館山) - 那古 - 船形駅前 - とみうら枇杷倶楽部 - 富浦駅前 - なむや(南無谷) - 小浜
    • なむや - 小浜間は全便土休日運休である。
館山 - 鴨川線
白浜 - 千倉 - 館山線
  • 館山駅 - 南総文化ホール前 - 安房地域医療センター - 九重駅前通り - 安東 - 千倉駅 - 寺庭/ゆらり - 平館車庫 - 安房平磯 - 白間津 - 乙浜 - 安房白浜

コミュニティ路線

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館山日東バス合併前の沿革、路線詳細は「館山日東バス#コミュニティ路線」の各項を参照。

丸線

  • 館山駅( - イオンタウン館山) - 那古宿 - 亀ヶ原 - 三芳病院前 - 山名 - 丸農協前 - 川谷 - 細田
    • 2021年(令和3年)
      • 1月18日 - 実証運行として、三芳分庁舎への乗り入れを開始[16]
      • 3月14日 - 実証運行終了に伴い、三芳分庁舎への乗り入れを終了。
    • 2022年(令和4年)
      • 1月17日 - 実証運行として、三芳分庁舎への乗り入れを再開[17]
      • 3月13日 - 実証運行終了に伴い、三芳分庁舎への乗り入れを終了。

豊房線

  • 館山駅 - 下真倉 - 豊房 - 安房中山 - 下神余 - 長尾橋 - 野島崎灯台口 - 安房白浜

定期観光バス

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ポピー&ストロベリー号
  • ポピー&ストロベリー号 〔JRバス関東〕
同営業所に併設する館山観光営業所が運行する季節運行(毎年2月 - 3月の土曜・休日など)の定期観光路線である。2012年(平成24年)運行分から、従来の「1日コース」に加えて、新たに「午後コース」が設定された[18]。また、館山港 - 館山駅間の乗車は、東海汽船ジェット船利用者に限定される。
かつては運行車両の前面に、イチゴのイラストが描かれた幕(右画像参照)を掲げていたが、現在は省略されている。
路線沿革
  • 1970年代 - 運行を開始する。
  • 1996年(平成8年)1月 - 白浜町千倉町(当時)に乗り入れを開始する。
  • 2011年(平成23年)2月 - 見学地に安房神社を追加する。
  • 2012年(平成24年)2月 - 三芳地区に乗り入れを開始する。併せて、白浜・千倉地区を運行経路から、安房神社を見学地からそれぞれ除外される。

廃止路線

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一般路線バス

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館山市街地循環バス(実証運行)

  • 南ルート:館山駅 - 市役所 - コミュニティセンター - コメリパワー館山店 - 館山病院 - 渚の駅 - 館山駅
    • 2021年(令和3年)
      • 1月5日 - 運行開始。北ルートはJRバス関東が担当[19]
      • 3月5日 - 実証運行期間終了[20]
  • 北ルート:館山駅 - 市役所 - カインズ館山店 - 亀田ファミリークリニック館山 - イオンタウン館山 - 館山駅
  • 南ルート:館山駅 - 潮留橋 - 南総文化ホール - コメリパワー館山店 - 館山病院 - 渚の駅 - 館山駅
    • 2021年(令和3年)10月1日 - 経路の変更、一部便の直通化などを行い、再度実証運行を開始[21]。両ルートともJRバス関東と共同運行[22]
    • 2022年(令和4年)1月31日 - 実証運行期間終了。

平群線

  • 館山駅( - イオンタウン館山) - 那古宿 - 亀ヶ原 - 三芳病院前 - 滝田郵便局 - 不寝見川 - 平群車庫
    • 2021年(令和3年)
      • 1月18日 - 実証運行として、安房地域医療センター経由に経路を変更、三芳分庁舎への乗り入れを開始[16]
      • 3月14日 - 実証運行終了に伴い、当初の経路へ変更、三芳分庁舎への乗り入れを終了。
    • 2022年(令和4年)
      • 1月17日 - 実証運行として、三芳分庁舎への乗り入れを再開。起終点を安房地域医療センターに変更し、朝1往復を除きデマンド運行となる[17]
      • 3月13日 - 実証運行終了に伴い、館山駅を起終点とする当初の経路へ変更、三芳分庁舎への乗り入れを終了。全便予約なし運行となる。
    • 2023年(令和5年)
      • 9月30日 - 予約制乗合送迎サービス「チョイソコ南房総・館山」に移行する形で路線廃止。

車両

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同営業所所属の高速路線車(日産ディーゼル・スペースアロー
高速バス

館山営業所が担当する路線の全行程所要時間は約2時間から2時間30分であるため、全車化粧室が備えられている。また、同社営業所の中で唯一、スペースアロー尿素SCRシステム搭載車が在籍している。

不定期ながら、応援で鴨川営業所へ車両を充てることもある(主にアクシー号)。

一般路線バス

脚注

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  1. ^ 館山営業所移転のお知らせ”. 新着情報・お知らせ. 日東交通 (2018年6月4日). 2018年6月19日閲覧。
  2. ^ 日東グループの会社再編に関するお知らせ”. 日東交通株式会社・館山日東バス株式会社・鴨川日東バス株式会社 (2020年9月25日). 2020年9月26日閲覧。
  3. ^ 交通系ICカードの利用路線拡大について。” (PDF). 日東交通 (2016年7月1日). 2016年7月15日閲覧。
  4. ^ 乗車券販売終了について”. 新着情報・お知らせ. 日東交通 (2018年5月24日). 2018年6月19日閲覧。
  5. ^ 館山 - 羽田空港・横浜線 予約制の廃止について”. 新着情報・お知らせ. 日東交通 (2018年8月2日). 2018年10月5日閲覧。
  6. ^ a b 富津浅間山バスストップが令和元年10月1日(火曜日)から利用できます”. 富津市(2019年9月1日作成). 2019年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月6日閲覧。
  7. ^ 平日の一部便のみ。
  8. ^ 乗り場は駅前バスターミナルではなく、千葉地方検察庁南町分室前の専用停留所からの乗車となる。
  9. ^ 高速バス 平成24年12月16日より南総里見号(館山 - 千葉線)のダイヤ改正実施”. トピックス. 日東交通 (2012年12月14日). 2012年12月24日閲覧。
  10. ^ バス各社 高速バス運賃値上げ 増税で4月から 南総里見号は定期を導入 『房州日日新聞』 2014年3月7日付。
  11. ^ ICカードサービスの対応路線について” (PDF). トピックス. 日東交通 (2016年3月10日). 2016年7月15日閲覧。
  12. ^ 南総里見号のダイヤ改正(平成29年11月18日より)”. バス情報. 日東交通 (2017年10月6日). 2017年11月18日閲覧。
  13. ^ 【高速バス】南総里見号 増回のお知らせ!”. 新着情報・お知らせ. 日東交通 (2018年2月19日). 2018年10月5日閲覧。
  14. ^ 【高速バス】南総里見号(館山千葉線)のダイヤ改正について”. 日東交通株式会社 (2022年8月20日). 2022年9月5日閲覧。
  15. ^ 南総里見号(館山-千葉線)ダイヤ改正について”. 日東交通株式会社 (2023年7月15日). 2023年7月19日閲覧。
  16. ^ a b 【更新】(実証運行)路線バス 丸線・平群線の時刻表を更新しました! – 日東交通株式会社”. 2022年3月25日閲覧。
  17. ^ a b (実証運行)平群線・丸線の運行がはじまります! – 日東交通株式会社”. 2022年3月25日閲覧。
  18. ^ 館山ファミリーパーク(花摘み)と昼食は、コースに組み込まれない。
  19. ^ (実証運行)館山市街地循環バスの運行がはじまります! – 日東交通株式会社”. 2022年3月25日閲覧。
  20. ^ (実証運行)『館山市街地循環線』の運行終了について – 日東交通株式会社”. 2022年3月25日閲覧。
  21. ^ (実証運行) 館山市街地循環バスの運行がはじまります! – 日東交通株式会社”. 2022年3月25日閲覧。
  22. ^ !運行終了!【10/1~1/31】市街地循環バス実証運行します!”. 館山市役所. 2022年3月25日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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