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京浜急行バス新子安営業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
営業所遠景(2014年)
新子安営業所所属車両

京浜急行バス新子安営業所(けいひんきゅうこうバスしんこやすえいぎょうしょ)は、神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目14に所在する京浜急行バスの営業所である。

羽田営業所京浜島営業所から夜行高速バスリムジンバスの一部路線を移管して営業開始した。かつての日本貨物鉄道(JR貨物)新興駅(2010年廃止)の跡地に開設されたため、登記上の所在地は当時の新興駅と同じである。

沿革

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  • 2012年4月16日 - 開設。
  • 2012年12月1日 - 下記の路線を移管。
    • 京浜島営業所から移管
      • 羽田空港 - センター北駅・センター南駅
      • 羽田空港 - たまプラーザ駅
      • 羽田空港 - 本厚木駅・田村車庫[注釈 1]
      • 羽田空港 - 新百合ヶ丘駅
      • 羽田空港 - 海老名駅
    • 羽田営業所から移管
      • 羽田空港 - 君津
      • 羽田空港 - 蘇我駅
      • 羽田空港 - 二子玉川駅[注釈 2]
      • 羽田空港 - 草加駅・新越谷駅
      • 羽田空港 - 柏駅
      • 羽田空港 - 朝霞台駅・志木駅・ふじみ野駅
      • 羽田空港・横浜駅 - 新富士駅・富士宮駅
      • 羽田空港 - 河口湖駅・富士山駅
  • 2020年10月1日 - 下記の路線を移管。
    • 羽田営業所へ移管
      • 羽田空港 - 渋谷駅
      • 羽田空港 - 柏駅
  • 2021年9月1日 - 下記の路線を1路線に統合。
    • 羽田空港 - 新横浜駅・新横浜プリンスホテル
    • 羽田空港 - センター南駅・センター北駅

現行路線

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羽田空港発着便

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PASMOSuica利用可能路線
PASMO・Suica利用不可能路線

成田空港発着便

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PASMO・Suica利用不可能路線

横浜駅/YCAT発着便

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PASMO・Suica利用不可能路線

中距離高速バス

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PASMO・Suica利用可能路線
概要
横浜駅と首都高速・東京湾アクアライン館山自動車道を経由して館山地区を結ぶ。1日8往復の運行で、そのうち羽田空港を経由する便(第3T非経由)は京急便・日東便合わせて4往復のみである。羽田空港・横浜駅行は予約定員制(君津バスターミナル→羽田空港間は除く)だが、当日に空席がある場合は予約不要で乗車できる。車両は両社ともに化粧室付きのハイデッカー車を使用。
路線沿革
  • 2007年(平成19年)9月1日:京浜急行バス(運行開始当時は羽田営業所の担当)・日東交通の2社共同で運行を開始。
  • 2009年(平成21年)3月31日:君津BTへの乗り入れを開始。
  • 2010年(平成22年)5月16日:横浜京急バス杉田営業所に移管、横浜京急バス運行委託路線となる。
  • 2016年(平成28年)1月16日:新子安営業所に移管、横浜京急バス運行委託路線から直営に戻る。
  • 2016年(平成28年)7月13日:交通系ICカード導入。
  • 横浜駅東口 - 袖ヶ浦バスターミナル・木更津駅・かずさアーク(小湊鉄道・日東交通と共同運行)
  • 横浜駅東口 - 羽田空港(第1・第2) - 市原鶴舞バスターミナル - 長南駐車場 - 茂原駅小湊鉄道長南営業所と共同運行)
    • 2010年頃:羽田営業所より移管の上、横浜京急バス運行委託路線となる。
    • 2013年(平成25年)4月28日:首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の開通に伴い、経路を圏央道経由に変更。
    • 横浜駅と首都高速・東京湾アクアライン・首都圏中央連絡自動車道(圏央道)を経由して茂原地区を結ぶ。1日7往復が運行されている(羽田空港は第3ターミナル非経由)。
    • 2021年(令和3年)4月16日:杉田営業所より移管。

定期観光バス

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2013年までの定期観光専用車(2009年撮影)
  • 東京駅丸の内南口 - (高速) - 鎌倉・江の島地区コース(はとバスと共同運行)
京急バスで唯一、毎日運行している定期観光バス。1958年(昭和33年)に旧東京営業所と、はとバスの前身の新日本観光の共同運行で立ち上げられた。
なお予約発券など窓口業務はすべてはとバスが行っており、京浜急行バスは実際の運行および車両業務のみを担当する。はとバス社内においても、路線免許扱いの東京都内定期観光コースと取り扱いが一部異なり、前日までに予約申し込みをした乗客がいなければ運行が中止されることもある。
使用車両は原則としてエアロエース(リムジンバス色)が用いられる(2013年3月までは京急観光バスから移籍してきた貸切色のいすゞ・ガーラが使用されていた)。

廃止・移管路線

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羽田空港発着便

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成田空港発着便

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川崎駅または横浜駅発着便

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夜行高速バス

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以下の夜行高速バス路線は、新子安営業所の新設に伴い、羽田営業所から移管された。

ノクターン号

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1986年昭和61年)12月26日運行開始。京浜急行電鉄(当時)と弘南バス共同運行[4]
運行休止中だったが、2021年(令和3年)3月15日をもって京浜急行バスは撤退した。

キャメル号

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1988年(昭和63年)5月17日運行開始[4]京浜急行電鉄(当時)と日本交通日ノ丸自動車の共同運行。
運行休止中だったが、2021年(令和3年)3月15日をもって路線廃止された。

パイレーツ号

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品川バスターミナルに到着したパイレーツ号(羽田営業所担当時代)
概要
1989年平成元年)7月14日運行開始[4]京浜急行電鉄(当時)とせとうちバスの共同運行。当初は羽田営業所が担当。路線愛称はかつて瀬戸内海を拠点に活躍した村上水軍に由来する。
運行開始当時は、所要時間が日本最長(13時間)のバス路線であった[5]
2015年(平成27年)9月30日をもってルブラン号羽田京急バス)とともに京急が撤退し、翌10月1日からせとうちバスの単独運行となる[4]。東京側の運行支援は継続していた。
2016年(平成28年)4月15日からは、東急トランセが東京側の新たなパートナーとして参入。同時に東京側を渋谷マークシティ発着・二子玉川ライズ経由に変更。これにより京浜急行バスによる運行支援も終了した。
停車停留所
運行経路
路線沿革
使用車両

車両

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脚注

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注釈

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  1. ^ 田村車庫まで運行されるのは、共同運行会社である神奈川中央交通西の担当便のみ。
  2. ^ 2015年12月1日から起終点が「二子玉川ライズ楽天クリムゾンハウス」に変更。

出典

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  1. ^ 横浜駅・羽田空港・品川 ⇔ 軽井沢線の休止について”. 京浜急行バス (2018年12月10日). 2019年2月3日閲覧。
  2. ^ 一部減便ダイヤの終了および各種変更について”. 相鉄バス (2024年5月24日). 2024年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月1日閲覧。
  3. ^ 川崎駅・蒲田駅⇔「東京ディズニーリゾート®」線の運行について”. 京浜急行バス (2024年10月1日). 2024年11月17日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 京浜急行バス クロニクル 年譜”. 京浜急行バス. 2021年6月6日閲覧。
  5. ^ 「都市間夜行輸送の新しい潮流 長距離夜行バスのトレンド」『鉄道ジャーナル』1989年10月号

外部リンク

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