壬生川駅
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壬生川駅 | |
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駅舎(2018年1月) | |
にゅうがわ Nyūgawa | |
◄Y35 玉之江 (2.3 km) (3.4 km) 伊予三芳 Y37► | |
所在地 | 愛媛県西条市三津屋444-2 |
駅番号 | ○Y36 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
所属路線 | ■予讃線 |
キロ程 | 126.8 km(高松起点) |
電報略号 | ニユ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
801人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)5月1日[2] |
備考 |
壬生川駅(にゅうがわえき)は、愛媛県西条市三津屋にある四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅である[1]。駅番号はY36。駅案内パネルのコメントは「喜左衛門狸伝説の駅」。
歴史
[編集]- 1923年(大正12年)5月1日:開業[2]。
- 1950年(昭和25年)3月18日:昭和天皇のお召し列車が5分間停車。駅前奉迎が行われた(昭和天皇の戦後巡幸)[3]。
- 1966年(昭和41年)4月20日:昭和天皇、香淳皇后が第17回全国植樹祭開催に合わせて県内を行幸啓。壬生川駅発、高松駅着のお召し列車が運転[4]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱廃止[2]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:新聞紙を除く荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR四国の駅となる[2]。
- 2015年(平成27年):駅周辺基盤整備事業完成。
- 2021年(令和3年)
- 11月:みどりの券売機プラスの利用を開始[5]。
- 12月31日:みどりの窓口が営業を終了[5]。
駅構造
[編集]国鉄型配線の2面3線を有する地上駅[1]。1番線に駅舎本屋があり2・3番線が島式ホームとなっている。伊予西条駅や伊予北条駅など、他の予讃線の主要駅にも多く見られる構造である。
1番線を1線スルーにする予定であったが、高松駅方のみ片開き分岐器(制限速度100 km/h)で松山駅方は両開き分岐器(制限速度80 km/h)となっている。これは、停車する列車が増えたためと思われる[注釈 1]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■予讃線 | 上り | 伊予西条・高松・岡山方面 | 通常はこのホーム |
下り | 今治・松山方面 | |||
2 | 下り | 待避・行違い時 | ||
3 | 上り | 伊予西条・高松方面 | 待避・行違い時(普通のみ) | |
下り | 今治・松山・伊予市方面 | ごく一部の普通 |
- 付記事項
- 原則として上り・下り共1番のりばを使用する。特急同士・普通同士・上り特急と下り普通の行違い時は下り列車が2番のりばに入る。ただ、下り特急しおかぜ27号・いしづち27号と上りの特急いしづち106号の行違いでは、いしづち106号が3番のりばに入る。
- 下り特急と上り普通の行違い時は上り普通列車が3番のりばに入る。また、後続の特急を待避する場合、下り普通は2番または3番のりば、上り普通は3番のりばを使用する。
駅施設
[編集]- みどりの券売機プラス
- リトルマーメイド壬生川店(ベーカリー)
- 待合所
利用状況
[編集]1日平均の乗車人員は以下の通りである[6]。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2006年 | 688 |
2007年 | 699 |
2008年 | 681 |
2009年 | 663 |
2010年 | 663 |
2011年 | 727 |
2012年 | 748 |
2013年 | 754 |
2014年 | 764 |
2015年 | 822 |
2016年 | 811 |
2017年 | 856 |
2018年 | 832 |
2019年 | 801 |
駅周辺
[編集]駅前を愛媛県道13号線が通り、そこから北東へ進むと国道196号に至る。駅から国道へ至る道には「駅前中央通り」という愛称があり、付近には民家が多く建つ。国道から海沿いへ抜けると東予・丹原浄化センターに至るが、駅からやや離れた所にある。反対側には市役所支所や警察署があるが、こちら側は田畑が多い。南西へ進むと温泉施設を経て東予丹原IC(今治小松自動車道)に至るが、ともに駅からやや離れた所にある。
- 西条市 食の創造館 - 駅舎に隣接。食に関する新事業の創出、地元産品を活用した商品開発、食に関する情報収集・発信を目的として誕生した、西条市のふるさと産品の情報集積、発信基地[7]。
- ぽんぽこ橋 - 駅前と駅西広場をつなぐ連絡橋(全長約50メートル、幅4メートル。2015年3月開通[8])。多賀地区に「喜左衛門狸」の伝説が伝わっていることが名称の由来となった[8]。
- 西条西警察署駅前交番
- 西条市役所西部支所(旧東予市役所)
- 愛媛県西条西警察署
- 西条市立東予図書館(旧東予市図書館)
- 東予郵便局
- 国道196号
- 愛媛県道13号壬生川新居浜野田線
- 愛媛県道48号壬生川丹原線
- 愛媛県道159号孫兵衛作壬生川線
- 愛媛信用金庫壬生川支店
バス路線
[編集]高速バス
[編集]路線バス
[編集]- 備考
その他
[編集]- 難読駅名だが、付近に川が多いことから「入川」と呼ばれていたことに由来する(古代、付近で水銀を産出したことから、「丹生川」から転じて、「壬生川」となったとする説もある)。
- 合併前は東予市の中心駅であった。「東予」が愛媛県東部地方全体を指す用語であることに加え、東予市の前は「壬生川町」(合併)であったため、旧東予市全体を指して「壬生川」と呼ぶことも多い。
隣の駅
[編集]当駅に停車する特急「しおかぜ」「いしづち」「モーニングEXP松山」の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 現在は、貨物列車・回送・臨時・試運転を除くすべての列車が停車する。
出典
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 53号 松山駅・伊予西条駅・下灘駅ほか83駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月25日、23頁。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、636頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、103頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』p.129
- ^ a b 『「みどりの券売機プラス」を16駅に設置します』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道、2021年7月26日。オリジナルの2021年7月29日時点におけるアーカイブ 。2021年8月1日閲覧。
- ^ 西条市統計データ(2021年版)59. JR利用状況 2021年4月14日閲覧
- ^ “支所だより - 東予総合支所 『食情報発信基地「西条市食の創造館」 ~農商工連携による地域産業の創造~』”. 「広報さいじょう」2015年2月号. 西条市. p. 11. 2022年11月23日閲覧。
- ^ a b “支所だより - 東予総合支所 『橋に化けた狸 ~ぽんぽこ橋~』”. 広報さいじょう 2015年9月号. 西条市. 2022年11月23日閲覧。
- ^ “四国側連絡バス - 関西航路 - オレンジフェリー”. オレンジフェリー. 四国開発フェリー株式会社. 2022年11月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 四国の駅情報 | 壬生川駅 - 四国旅客鉄道