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宇多津駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宇多津駅
南口(2015年8月)
うたづ
Utazu
地図
所在地 香川県綾歌郡宇多津町浜五番丁49
北緯34度18分22.96秒 東経133度48分49.62秒 / 北緯34.3063778度 東経133.8137833度 / 34.3063778; 133.8137833座標: 北緯34度18分22.96秒 東経133度48分49.62秒 / 北緯34.3063778度 東経133.8137833度 / 34.3063778; 133.8137833
駅番号 Y09
所属事業者 四国旅客鉄道(JR四国)
電報略号 ウタ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線[1]
乗車人員
-統計年度-
2,164人/日(降車客含まず)
-2020年-
乗降人員
-統計年度-
4,328人/日
-2020年-
開業年月日 1897年明治30年)2月21日[2]
乗入路線 2 路線
所属路線 予讃線
キロ程 25.9 km(高松起点)
Y08 坂出 (4.6 km)
(2.6 km) 丸亀 Y10
所属路線 本四備讃線瀬戸大橋線[* 1]
キロ程 31.0 km(茶屋町起点)
岡山から45.9 km
JR-M12 児島 (18.1 km)
(- km) ([* 2]
備考 直営駅
みどりの窓口
  1. ^ 当駅から直接利用できる本四備讃線経由の列車は、特急のみ。
  2. ^ 特急「サンライズ瀬戸」「うずしお」と一般列車は高松駅方面へ(「うずしお」以外は当駅は通過扱い)、特急「しおかぜ」「南風」は多度津駅方面へ直通。
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北口(2015年8月)

宇多津駅(うたづえき)は、香川県綾歌郡宇多津町浜五番丁にある、四国旅客鉄道(JR四国)の駅番号Y09

概要

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隣の坂出駅とともに、本州側から見た四国の玄関口となる駅。四国水族館の最寄駅でもある。

当駅の所属線である予讃線[2]と、当駅を終点とする本四備讃線瀬戸大橋線[3]の2路線が乗り入れている。

地上駅時代は優等列車の停車が1本もなく、一部の快速列車が停車するのみであった。しかし、本四備讃線の開業後は本州と四国を結ぶ交通の要衝となり、また駅舎の移転・高架化に伴って駅周辺が再開発された結果、利用者も多くなった。なお、本四備讃線の列車はすべて予讃線の高松駅方面または多度津駅方面に直通している。

宇野線岡山駅 - 茶屋町駅間、本四備讃線、および予讃線当駅 - 高松駅間を合わせた岡山駅 - 高松駅間には「瀬戸大橋線」の愛称が付けられているが、本四備讃線と予讃線高松駅方面を直通する列車は、当駅でスイッチバックを行う特急「うずしお」を除いて、宇多津駅構内の扱いとなっている短絡線を経由するため当駅は通過扱いとなる[注釈 1]。予讃線の列車、および本四備讃線と予讃線多度津駅方面を直通する列車は早朝・夜間の一部の特急や臨時列車を除き、全旅客列車が停車する。

当駅では特急「しおかぜいしづち」「南風しまんと」「南風・うずしお」の分割併合が行われる[注釈 2]。なお、2002年までは、岡山駅方面と高松駅方面の特急の分割併合の大半は多度津駅にて行われていた。

北口駅前広場には、全国新幹線構想の一つである四国新幹線ホームを想定した用地が確保されている。

歴史

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駅構造

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島式ホーム2面4線を持つ高架駅[1]。ホーム有効長は190mで、9両編成まで対応している[8]

のりば 路線 方向 行先 備考
1・2 予讃線 下り 多度津観音寺松山琴平高知方面 特急は主に2番のりばから発車
22:45発普通琴平行きのみ3番のりば
3 瀬戸大橋線 上り 岡山方面 特急のみ運転
予讃線 上り 高松徳島方面 特急は主に3番のりばから発車
「うずしお」のみ2番のりば
3・4
付記事項
  • 1・4番のりばは本四備讃線につながっていないため、連結・切り離しのある特急を除く高松駅発着列車は基本的に1・4番のりばを使用する。
  • 土曜休日は下りの多度津方面の普通がサンライズ瀬戸の通過待ちを行う。
  • かつては瀬戸中央自動車道との交差地点付近までが構内で、坂出駅からここまでが単線のまま残されていた。[要出典]
  • 予讃下り線から瀬戸大橋上り線(瀬戸大橋下り線から予讃上り線)への渡り線がある。岡山駅発着の「うずしお」は、この渡り線を使いスイッチバックする。
  • 窓口の営業時間以外は車掌が集札するため、松山方の階段が閉鎖される。
  • 2019年3月16日ダイヤ改正以降、当駅における岡山駅発着の普通列車が設定されなくなり、特急のみ乗り入れる形となった。このため、四国内から瀬戸大橋線・宇野線の普通列車停車駅などを行き来する場合、当駅で岡山行きの特急列車に乗車または1つ高松寄りの坂出駅で岡山行きの快速「マリンライナー」に乗車し、児島駅茶屋町駅で乗り換える必要がある。坂出駅で乗り換える場合、経路上は当駅 - 坂出間を往復することになるが、特定の分岐区間に対する特例により運賃計算上は坂出駅で途中下車しない限り当駅から児島駅に直接向かったものとして取り扱われる。

利用状況

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1日平均の乗車人員は以下の通り[9][10]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2006年 2,268
2007年
2008年 2,284
2009年 2,144
2010年 2,146
2011年 2,135
2012年
2013年 2,155
2014年 2,050
2015年 2,156
2016年 2,259
2017年 2,236
2018年 2,272
2019年 2,247
2020年 2,164

駅周辺

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現在の駅は広大な塩田の跡地にできたため、移転当初は当時の宇多津町の中心部からは外れており閑散としていたが、現在は徒歩圏内にイオンタウンを始めとした商業施設や飲食店などが多く建ち並んでいる。

バス路線

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宇多津駅北口
宇多津駅南口
宇多津駅南口南

隣の駅

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四国旅客鉄道(JR四国)
予讃線
快速「サンポート」・普通
坂出駅 (Y08) - 宇多津駅 (Y09) - 丸亀駅 (Y10)
本四備讃線(停車列車は特急のみ)
  • 特急「しおかぜ」「南風」「うずしお」停車駅
  • 当駅に乗り入れる普通列車の設定がないため、施設上の隣の駅を記載する。
児島駅 (JR-M12) - 宇多津駅 (Y09)
※快速「マリンライナー」は当駅構内の短絡線経由で直接坂出駅へ向かうため、当駅のホームには入らない。このため一般列車の事実上の分岐駅は、「マリンライナー」が停車する坂出駅となる。

脚注

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注釈

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  1. ^ かつては「うずしお」も短絡線を経由していたが、2001年3月3日に「南風」との併結運転を開始した際に、分割併合のため当駅に停車するようになった。
  2. ^ 「しおかぜ・いしづち」「南風・しまんと」は下りが併合、上りが分割、「南風・うずしお」は下りが分割、上りが併合となる。但し、多客時は分割併合は行わず一編成全てを「しおかぜ」「南風」とすることがあり、「いしづち」・「しまんと」は当駅または多度津駅発着として乗り換えが発生する(2020年以降のコロナ禍でも同様の対応を行った)。
  3. ^ このダイヤ改正により「うずしお」は2往復とも隣駅の坂出駅が通過となった。
  4. ^ 一部の下り列車は現在も多度津駅で併結を行っている。

出典

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  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 53号 松山駅・伊予西条駅・下灘駅ほか83駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月25日、20頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i 石野 1998, p. 632.
  3. ^ a b 石野 1998, p. 643.
  4. ^ 北緯34度18分38.7秒 東経133度49分23.8秒 / 北緯34.310750度 東経133.823278度 / 34.310750; 133.823278 (旧宇多津駅)
  5. ^ a b 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編)「予讃線・予土線・内子線・本四備讃線<瀬戸大橋線>」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第10号、朝日新聞出版、2009年9月13日、16頁。 
  6. ^ JR四国でのICOCAサービス開始日が決定!』(プレスリリース)四国旅客鉄道/西日本旅客鉄道、2014年1月27日。オリジナルの2014年2月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20140225025333/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/14-01-27/01.htm2020年12月21日閲覧 
  7. ^ 2020年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道、2019年12月13日。オリジナルの2019年12月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191213072537/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2019%2012%2013%2001.pdf2019年12月13日閲覧 
  8. ^ 宮脇俊三原田勝正 『JR・私鉄全線各駅停車 9 山陽・四国920駅』 小学館、1993年、140-141頁
  9. ^ JR四国・会社案内
  10. ^ 令和2年版 香川県統計年鑑 11.運輸・通信 2021年4月14日閲覧
  11. ^ a b c d 市・都市計画課・路線図&時刻表” (PDF). 丸亀コミュニティバス 路線図・時刻表・運賃表. 丸亀市 (2022年12月22日). 2023年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月6日閲覧。

参考文献

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  • 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目

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外部リンク

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