谷保駅
谷保駅 | |
---|---|
北口(2019年9月) | |
やほ Yaho | |
◄JN 22 西府 (1.6 km) (1.4 km) 矢川 JN 24► | |
所在地 | 東京都国立市大字谷保字御経塚5012 |
駅番号 | JN23 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■南武線 |
キロ程 | 31.6 km(川崎起点) |
電報略号 | ヤホ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
9,442人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)12月11日[1] |
備考 |
谷保駅(やほえき)は、東京都国立市大字谷保字御経塚にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線の駅である。駅番号はJN 23。
歴史
[編集]- 1929年(昭和4年)12月11日:南武鉄道分倍河原駅 - 立川駅間開通時に開設[1]。駅舎は現在の南口側にあった。
- 1944年(昭和19年)4月1日:南武鉄道が国有化、運輸通信省南武線の駅となる[1]。
- 1959年(昭和34年)7月10日:貨物取扱廃止。
- 1966年(昭和41年)
- 1979年(昭和54年):橋上駅舎化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[1]。
- 1993年(平成5年)10月15日:自動改札機を設置し、供用開始[3]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2010年(平成22年)2月28日:みどりの窓口の営業終了。
- 2015年(平成27年)
- 2023年(令和5年)2月28日:スマートホームドアの使用開始。
駅名の由来
[編集]開業当時の地名(谷保村、現・国立市)から。谷保とは「湿地帯の多い台地」を意味する言葉で、この近辺では稲作が盛んであった。鎌倉時代後期には既に「谷保郷」と言う地名があったことが判明している。
元々は「やぼ」と読まれていたが、南武鉄道が当駅を作る際に「やぼ」が「野暮」に聞こえるのを嫌って「やほ」と名付けたといわれ、その名が定着して今に至っている。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を備える。改札口は1ヶ所あり、北口と南口は自由通路で連絡している。
立川統括センター管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)。ただし、お客さまサポートコールシステムが導入されており、一部時間帯を除き遠隔対応のため改札係員は不在となる[2]。また、自動券売機・多機能券売機[2]・指定席券売機[2]・自動改札機が設置されている。売店等はないがホーム上に自動販売機(飲料とアイスクリーム)がある。
上りホーム横に大寒桜が並んで植えられている。見頃は3月上旬、北口ロータリーの一見桜に見えるのはハナミズキであり、こちらの見頃は4月下旬である(一部は一般的な桜のソメイヨシノ)。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 南武線 | 下り | 西国立・立川方面 |
2 | 上り | 府中本町・登戸・川崎方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
塗装変更前の北口
-
改札口(2022年6月)
-
ホーム(2019年9月)
利用状況
[編集]2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は9,442人である。
1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)6,992 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)7,710 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)8,000 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)8,504 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)8,674 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)8,902 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)8,929 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)8,885 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 8,926 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 8,926 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 1]8,873 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 2]8,928 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 3]9,106 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 4]9,183 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 5]9,189 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 6]9,150 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 7]9,307 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 8]9,553 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 9]9,791 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 10]9,675 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 11]9,648 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 12]9,608 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 13]9,914 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 14]10,173 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 15]10,098 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 16]10,259 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 17]10,360 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 18]10,377 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 19]10,442 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 20]10,390 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]7,983 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]8,502 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 23]9,070 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 24]9,442 |
駅周辺
[編集]北口
[編集]駅北口はロータリーになっている。タクシー乗り場と路線バス、空港リムジンバス、高速バス、送迎バスのバス停がある。2008年(平成20年)1月16日より停車していた夜行高速バスはその後廃止されており、現在はバス停のみ存置されている状態である。
駅周辺は商店やマンションがある他、UR富士見台第一団地、戸建て住宅地、畑等により構成されている。なお、当駅付近は文教地区から外れるためパチンコ店が営業している。
駅開設当時は谷保村(現・国立市)の中心を成す地域であり、当駅から線路に沿う南武線通りを西北西に600m程進むと国立市役所がある。ロータリーから北に進むとJR東日本中央線国立駅南口に至る大学通りである。
- 駅周辺
- 大学通り国立駅方面
- さくら通り
- 心身障害者福祉センター
- 東京都多摩障害者スポーツセンター
- 東京都立国立高等学校
- 東京都立第五商業高等学校
- 一橋大学
- 桐朋学園小学校
- 桐朋中学校・高等学校
- 矢川駅方面
南口
[編集]住宅地の中であり、かろうじて四輪車通行可能な道が通じているだけである。
- 谷保天満宮
- 東京都道256号八王子国立線(甲州街道)
- 国道20号(日野バイパス)
- 東京多摩青果市場(通常バス等利用)
- 中央自動車道国立府中インターチェンジ(通常バス等利用・西府駅の方が近い)
- 城山公園(通常バス等利用・西府駅の方が近い)
- 東京都立府中西高等学校(通常バス等利用・西府駅の方が近い)
バス路線
[編集]運行事業者 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|
谷保駅 | ||
空港連絡バス:羽田空港 | ||
立川バス | 国12:国立駅南口 | 月 - 土の朝のみ運行 |
京王バス | 国立駅行はロータリーには乗入れない | |
富士見台第一団地 | ||
立川バス |
|
「国12」は月曜 - 土曜の朝のみ運行 |
京王バス | 国17・国18:国立駅 |
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年4月11日、20-21頁。
- ^ a b c d “駅の情報(谷保駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月31日閲覧。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '94年版』ジェー・アール・アール、1994年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-115-5。
- ^ 『2015年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2014年12月19日、7頁。オリジナルの2020年2月3日時点におけるアーカイブ 。2020年4月29日閲覧。
- ^ 『南武線谷保駅改札内のエレベーターと多機能トイレを使用開始します』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2015年3月19日。オリジナルの2020年5月21日時点におけるアーカイブ 。2020年5月21日閲覧。
広報資料・プレスリリース等一次資料
[編集]- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月29日閲覧。
利用状況
[編集]- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(谷保駅):JR東日本