宇部マテリアルズ
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(日満マグネシウムから転送)
本社が入居する宇部興産ビル | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒755-0043 山口県宇部市相生町8-1 宇部興産ビル |
本店所在地 |
〒755-0067 山口県宇部市大字小串1985番地 |
設立 |
1949年9月8日 (宇部化学工業) |
業種 | ガラス・土石製品 |
法人番号 | 9250001002978 |
事業内容 | 耐火材料、石灰の製造・販売 |
代表者 | 代表取締役社長 伊藤芳明 |
資本金 | 40億4700万円 |
売上高 |
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営業利益 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
UBE三菱セメント 100% (2024年3月31日現在) |
主要子会社 | 東北鉄興社[2] |
外部リンク | https://www.ubematerials.co.jp/ |
宇部マテリアルズ株式会社(うべマテリアルズ)は、山口県宇部市に本社を置く耐火材料の製造販売などを行う企業。UBE三菱セメントの完全子会社である。
概略
[編集]源流企業は、南満州鉄道の主導の下、理化学研究所、沖の山炭鉱、古河電気工業、三菱重工業、住友金属工業の出資により設立された日満マグネシウム株式会社。当時、軍需物資として需要が急増していたマグネシウムを供給することが目的であった。
現在の主な製品は耐火材料のマグネシア(酸化マグネシウム)、製鉄所向けのカルシア(酸化カルシウム)などであり、この2つで売上の9割以上を占める。また、海水中のマグネシウム分を原料としたマグネシアクリンカー(耐火物原料)を国内で唯一製造する。
他に、カルシア事業の一環として、「フレッセラ」ブランドの基礎化粧品や「カルシードライ」「カラッと快眠」等の除湿剤・脱臭剤の製造・販売を行っている。UBEグループとしては珍しい一般消費者向けのビジネスを手掛けている。
主要事業拠点
[編集]- 本社(山口県宇部市)
- 東京本部(東京都中央区)
- 研究開発本部(山口県宇部市)
- 生産・技術本部(山口県宇部市)
- 宇部工場(山口県宇部市)
- 美祢工場(山口県美祢市)
- 千葉工場(千葉県市原市)
沿革
[編集]- 1933年(昭和8年)10月 - 日満マグネシウム株式会社設立(マグネシウム部門の創業)。
- 1938年(昭和13年)4月 - 日満マグネシウムが理研産業団(理研コンツェルン)の一員となり、理研金属株式会社に社名変更。
- 1941年(昭和16年)12月 - 株式会社日本石灰工業所設立(カルシウム部門の創業)。
- 1949年(昭和24年)9月 - 財閥解体に伴い、理研金属の第2会社として宇部化学工業株式会社設立。
- 1951年(昭和26年)12月 - 宇部化学工業が理研金属を合併。
- 1987年(昭和62年)10月 - 日本石灰工業所を日本石灰工業株式会社に社名変更。
- 1990年(平成2年)11月 - 日本石灰工業を株式会社カルシードに社名変更。
- 1997年(平成9年)4月 - 宇部化学工業とカルシードが合併し(存続会社は宇部化学工業)、宇部マテリアルズ株式会社発足。
- 2013年(平成25年)8月 - 株式交換により宇部興産の完全子会社となる。
- 2022年(令和4年)4月 - 親会社がUBE三菱セメントに変更。
歴代社長
[編集]歴代の社長はいずれも親会社のUBE出身である。 以下は合併後の宇部マテリアルズ設立時以降。
代 | 氏名 | 任期 | 出身校 | 入社年 (UBE) |
備考 |
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1 | 坂本汎司 | 1997年-2000年 | 東大・経済 | 1957年 | |
2 | 鈴木正勝 | 2000年-2003年 | 京大・法 | 1961年 | |
3 | 光井一彦 | 2003年-2007年 | 山口大・工 | 1965年 | 山口県公安委員会委員長 日本商工会議所監事 宇部商工会議所会頭 |
4 | 安部研一 | 2007- | 京大・工 | 1973年 |
製品
[編集]など
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f “宇部マテリアルズ株式会社第27期決算公告” (PDF). 宇部マテリアルズ株式会社. 2024年9月28日閲覧。
- ^ “東北鉄興社”. Tohokutekkosha Co., Ltd.. 2024年9月18日閲覧。
関連項目
[編集]- 中央公園テニスコート - 2011年に命名権を取得。「宇部マテ“フレッセラ”テニスコート」の愛称を使用している。
- 大河内正敏
- 理研グループ
- 南満州鉄道
- 新田圭二 - 第17代宇部市長。当社の合併前2社において、市長就任前に宇部化学工業専務取締役、市長退任後に日本石灰工業社長を務める。