明治神宮競技大会剣道競技
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概要
[編集]明治神宮競技大会における剣道競技は、第1回(1924年)から第13回(1942年)まで実施された(第14回は太平洋戦争戦局悪化により地方予選のみ)。明治神宮競技大会は現在の国民体育大会に相当する大会であり、野球やサッカーなどスポーツ競技が実施されたが、剣道を統括する大日本武徳会は優勝試合方式に反対し、最初は不参加の意向を表明していた。この大会に剣道が参加したことで、剣道が競技としての性格を持つようになった。
結果
[編集]第1回
[編集]部門 | 優勝 |
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青年団員優勝試合 | 相原勝雄(広島県) |
在郷軍人高点試合 | 大麻勇次(佐賀支部) |
第2回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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青年団優勝試合 | 東京府(6点)[1] | 山口県、秋田県(4点) |
青年団個人優勝試合 | 高山時之助(東京府) | 藤本光治(山口県) |
在郷軍人軍刀術優勝試合 | 斎藤角太郎(青森支部) | 森田文蔵(奉天支部) |
中等学校選手優勝試合 | 桜井泰三郎(福島商業) | 舟久保四郎(豊島師範) |
大学、高専校優勝試合 | 岡村健二(山口高商) | 館野覚治(浦和高校) |
25歳以下一般優勝試合 | 渡辺喜久男(山梨県) | 菅原松三郎(宮城県) |
35歳以下一般優勝試合 | 荒木敬二(東京府) | 八木槇衛(群馬県) |
36歳以上一般優勝試合 | 山本文吾(神奈川県) | 芦田長一(島根県) |
現役陸海軍人優勝試合 | 加藤文一(戸山学校) | 青木定次郎(戸山学校) |
第3回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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中等学校優勝試合 | 橘川登喜(神奈川師範) | 川本宗男(明倫中) |
25歳以下一般優勝試合 | 高津誠(北海道) | 川島長英(群馬県) |
35歳以下一般優勝試合 | 津崎兼敬(京都府) | 市毛正平(東京府) |
36歳以上一般優勝試合 | 岩地外松(石川県) | 北原広智(長野県) |
青年団優勝試合 | 北村博学(埼玉県) | 藤村孝治(岡山県) |
現役陸海軍人優勝試合 | 星野順二(戸山学校) | 長谷川平記(士官学校) |
在郷軍人軍刀術優勝試合 | 南川清一(久留米) | 園部栄(神戸) |
大学、高専校優勝試合 | 横田正行(東京高師) | 井上一美(関西学院) |
第4回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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25歳以下優勝試合 | 木村茂夫(朝鮮) | 藤川善海(大阪府) |
35歳以下優勝試合 | 牧田真正(台湾) | 十二所常意(福島県) |
36歳以上優勝試合 | 大野熊雄(京都府) | 武田滉(栃木県) |
現役陸海軍人優勝試合 | 萩原清三郎(戸山学校) | 白井陸治(戸山学校) |
在郷軍人軍刀術優勝試合 | 川又清(大邱) | 佐藤重蔵(奉天) |
中等学校優勝試合 | 井原鶴造(早実) | 奈良安蔵(前橋中) |
大学、高専校優勝試合 | 松本敏夫(関西学院) | 森田可夫(松山高商) |
青年団優勝試合 | 鳥取県 | 鹿児島県、熊本県、神奈川県 |
第5回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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警察官優勝試合 | 田中正人(大阪府) | 十二所常意(福島県) |
一般少年部優勝試合 | 榊修吾(青森県) | 松下元吉(群馬県) |
一般成年部優勝試合 | 土田仲治(東京府) | 本間七郎(茨城県) |
在郷軍人軍刀術優勝試合 | 鈴木克己(和歌山) | 佐藤重蔵(姫路) |
青年団優勝試合 | 松本敏夫(兵庫県) | 古川良水(宮崎県) |
現役陸海軍人優勝試合 | 浅野慶三郎(戸山学校) | 藤彌作(戸山学校) |
中等学校優勝試合 | 安藤昌二(安房中) | 大野董(不動岡中) |
大学、高専校優勝試合 | 田中龍太郎(早大) | 和田金次(早高) |
第6回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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青年団優勝試合(個人) | 大倉卓夫(岡山県) | 岩村(愛媛県) |
青年団優勝試合(団体) | 岡山県(8点) | 大阪府、鹿児島県、岩手県、秋田県(7点) |
大学、高専校優勝試合 | 永井勝二郎(彦根高商) | 島田 |
在郷軍人軍刀術優勝試合 | 安部正雄(山形) | 今野(旭川) |
現役陸海軍人優勝試合 | 外城純(工科学校) | 汲田静雄(士官学校) |
中等学校優勝試合 | 野間寅雄(巣鴨中) | 福田(糸島中) |
一般少年部優勝試合 | 大橋肇(群馬県) | 間中(埼玉県) |
一般成年部優勝試合 | 手島浪雄(宮城県) | 葛西(青森県) |
警察官優勝試合 | 伊藤雅二(警視庁) | 田中(福岡県) |
第7回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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青年団優勝試合(個人) | 植田一(香川県) | 真はな[2]尚次(岡山県) |
青年団優勝試合(団体) | 香川県 | 岡山県 |
現役陸海軍人優勝試合 | 作道圭二(戸山学校) | 一瀬嘉蔵(呉防備隊) |
在郷軍人軍刀術優勝試合 | 大倉卓夫(姫路) | 宇貫元雄(高崎) |
一般20歳未満優勝試合 | 中尾巖(大阪府) | 雲丹亀忠義(兵庫県) |
一般30歳未満優勝試合 | 植芝盛博(東京府) | 高橋要(宮城県) |
一般30歳以上非専門家優勝試合 | 玉利三之助(東京府) | 笈沼喜七(茨城県) |
一般30歳以上専門家優勝試合 | 石田秀之助(大阪府) | 大野操一郎(島根県) |
第8回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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青年団優勝試合(個人) | 川添一夫(香川県) | 長野孝(群馬県) |
青年団優勝試合(団体) | 愛知県 | 鹿児島県 |
現役陸海軍人優勝試合 | 池田茂馬(足柄) | 細川寿治(戸山学校) |
在郷軍人軍刀術優勝試合 | 植田一(丸亀) | 美馬(徳島) |
一般少年部優勝試合 | 浅海武夫(東京府) | 井上(福岡県) |
一般青年部優勝試合 | 渡辺敏雄(東京府) | 荒木(千葉県) |
一般成年部優勝試合 | 鈴木温(栃木県) | 須藤(東京府) |
一般壮年非専門家優勝試合 | 安藤徳太郎(台湾) | 阿部(東京府) |
一般壮年専門家優勝試合 | 鹿島清孝(愛知県) | 小沢(東京府) |
第9回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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青年団優勝試合(個人) | 森下敏一(大阪府) | 中尾勝教(熊本県) |
青年団優勝試合(団体) | 鹿児島県 | 岩手県 |
一般少年部優勝試合 | 水谷健蔵(京都府) | 若林(栃木県) |
一般青年部優勝試合 | 河上忠雄(山口県) | 中尾巖(大阪府) |
一般成年部優勝試合 | 酒匂久(大阪府) | 奥沢弌郎(茨城県) |
一般壮年非専門家優勝試合 | 半沢金蔵(神奈川県) | 吉原(栃木県) |
一般壮年専門家優勝試合 | 永峰晃(静岡県) | 高山(新潟県) |
第10回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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中等学校府県対抗試合 | 愛媛県 | 福岡県 |
在郷軍人支部対抗試合 | 野田慶春(錦州) | 大槻宇一(福知山) |
現役陸海軍人対抗試合(将校) | 作道圭二(戸山学校) | 酒井二郎(戸山学校) |
現役陸海軍人対抗試合(准士官、下士官) | 羽柴秀雄(輜一留) | 中川善喜(佐世保鎮守府) |
青年団府県対抗試合 | 愛知県 | 大阪市 |
大学、高専校優勝試合 | 森重雄(京都薬専) | 日高広為(鹿児島高商) |
警察官府県対抗試合 | 井上研吾(神奈川県) | 長野孝(警視庁) |
一般府県対抗試合 | 大阪府 | 千葉県 |
第11回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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中等学校府県対抗試合 | 熊本県 | 福島県 |
在郷軍人支部対抗試合 | 泉川誠二(岐阜) | 小林正二(本郷[要曖昧さ回避]) |
青年団府県対抗試合 | 大分県 | 大阪府 |
現役陸軍下士官対抗試合 | 山崎新(近衛師団) | 田畑重義(戸山学校) |
現役陸軍将校対抗試合 | 高野義一(旭川師団) | 酒井二郎(戸山学校) |
大学、高専校優勝試合 | 斎村虎雄(早大) | 千葉隆造(大阪帝大) |
一般府県対抗試合 | 福島県 | 愛知県 |
第12回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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青少年団府県対抗試合 | 愛知県 | 熊本県 |
中等学校府県対抗試合 | 熊本県 | 関東州 |
大学、高専校選抜試合 | 雨森勇(神戸商大) | 山本政弘(九州帝大) |
一般府県対抗試合 | 東京府 | 熊本県 |
第13回
[編集]部門 | 優勝 | 第2位 |
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青少年団府県対抗試合 | 熊本県 | 宮城県 |
中等学校府県対抗試合 | 熊本県 | 朝鮮 |
大学、高専校選抜試合 | 伊保清次(東京高師) | 田島三郎(東高体専) |
府県代表個人優勝試合 | 酒匂久(大阪府) | 小島主(満州) |
一般府県対抗試合 | 京都府 | 神奈川県 |
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 庄子宗光『剣道百年』、時事通信社