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春日井製菓相生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(消滅)春日井製菓相生株式会社
種類 消滅した株式会社 (日本)
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
678-0041
兵庫県相生市相生5377-12[1]
本店所在地 451-0062
愛知県名古屋市西区花の木1丁目3番14号
設立 2017年平成29年)9月
業種 食料品
法人番号 4180001129437 ウィキデータを編集
代表者 春日井 康仁(代表取締役社長[1]
資本金 1000万円
純利益 ▲2億4747万4000円(2018年12月31日時点)[2]
総資産 28億2415万4000円(2018年12月31日時点)[2]
主要株主 春日井製菓(株) 100%
特記事項:※ 2019年令和元年)12月29日に春日井製菓へ吸収合併され解散。
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春日井製菓相生株式会社(かすがいせいかあいおい)は、かつて存在した日本の製菓メーカーである。春日井製菓株式会社の子会社で、主に「キシリクリスタル」を製造していた。

本稿では、前身である三星食品モンデリーズ傘下となり、2013年(平成25年)11月にモンデリーズ・ジャパンへ吸収合併されたモンデリーズ三星についても記述する。

会社概要

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「テイカロ」ブランド名で知られるキャンディメーカーで、ブランド名の由来は低カロリーを謳うシュガーレスキャンディに因む。「キシリクリスタル」のヒットによりキャンディ市場で躍進し、キャドバリー(現・モンデリーズ・インターナショナル)による買収後は全商品テイカロブランド表記の時期もあった。買収前の企業スローガンは「お客さま第一をモットーに、おいしさ+αの追求」であった。

春日井製菓は2017年(平成29年)9月に、「キシリクリスタル」の製造・販売権の譲受に先立ち、春日井製菓相生株式会社を設立[3]。同年12月に「キシリクリスタル」の製造・販売権を譲受し、2018年(平成30年)2月に春日井製菓ブランドによる「キシリクリスタル」の製造・販売を開始した。なお、本社所在地は兵庫県相生市に、本店所在地は春日井製菓と同じ愛知県名古屋市西区に置かれる。

2019年令和元年)12月29日に親会社である春日井製菓へ吸収合併され解散した。工場は春日井製菓相生工場となった。

沿革

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三星食品・モンデリーズ三星

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  • 1951年昭和26年)1月27日 - 三星食品株式会社を創業しカバヤなどの菓子を下請け生産する。
  • 1976年(昭和51年) - 自社ブランドでキャンデーを発売する。
  • 1981年(昭和56年) - シュガーレスキャンデー「テイカロ」を発売する。
  • 1996年平成8年) - 業績不振から林原(現・ナガセヴィータ)の支援を受けて子会社になる。
  • 2001年(平成13年) - 業界初のキシリトールを挟む三層ハードキャンディ「キシリクリスタル」を発売する。
  • 2004年(平成16年) - 大阪証券取引市場ヘラクレスへ上場(証券コード:2227)して林原から独立する。
  • 2007年(平成19年)
    • 6月18日 - キャドバリー・シュウェップス」が完全子会社化を発表して投資子会社「キャドバリー・インベストメンツ・ジャパン」を通じて友好的株式公開買付けを実施する。
    • 7月20日 - 株式公開買付け成立により「キャドバリー・インベストメンツ・ジャパン」が議決権ベースで全株式の96.08%を取得し、三星食品を連結子会社化する。
    • 10月28日 - 大証ヘラクレス上場廃止する。
    • 11月27日 - 「キャドバリー・インベストメンツ・ジャパン」の完全子会社になる。
  • 2008年(平成20年)
    • 1月16日 - 製造を除く全業務を「キャドバリー・ジャパン」へ統合し、三星食品はキャドバリーの製造子会社として「テイカロ」シリーズなどの製造に特化する。
    • 3月31日 - 東京を除く全営業所閉鎖し、たつの市物流センター業務を終了[4]する。
    • 4月1日 - 本社を姫路市から製造拠点の相生市へ移転し製造子会社になり、商品販売元表記を「キャドバリー・ジャパン」へ変更[5]する。コーポレートサイトを閉鎖して「キャドバリー・ジャパン」トップページへ転送設定される。
    • 6月30日 - 研究開発機能除き姫路本社は営業終了し、東京営業所とたつの市物流センターを閉鎖する。
    • 9月8日 - ウエンツ瑛士らをテレビCMに起用して全面刷新し、製品パッケージ表記を「販売者:キャドバリー・ジャパン株式会社」単独記載へ変更する。
    • 12月 - 研究開発機能を「キャドバリー・ジャパンR&Dセンター[6]」へ統合して姫路本社閉鎖し、業務統合を完了する。
  • 2010年(平成22年)4月 - 米国クラフトフーヅ」のキャドバリー買収に伴い、「クラフトフーヅ」傘下になる。
  • 2011年(平成23年)1月 - 製品パッケージ表記を「販売者:日本クラフトフーズ株式会社」へ変更する。
  • 2013年(平成25年)
    • 7月 - 日本法人「日本クラフトフーズ」の「モンデリーズ・ジャパン」商号変更に伴い、商号を「モンデリーズ三星」へ、製品パッケージ表記を「販売者:モンデリーズ・ジャパン株式会社」へ変更する。
    • 11月1日 - モンデリーズ・ジャパンと合併し、モンデリーズ三星は解散[7]

春日井製菓相生

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  • 2017年(平成29年)
    • 9月 - 愛知県名古屋市に本社を置く春日井製菓が、モンデリーズ・ジャパンより「キシリクリスタル」の製造・販売権の取得に先立ち、事業を譲受する新会社として、春日井製菓相生株式会社を設立。
    • 10月12日 - 春日井製菓が、モンデリーズ・ジャパンより「キシリクリスタル」の製造・販売権を取得することで合意[8]
    • 12月 春日井製菓が、モンデリーズ・ジャパンより「キシリクリスタル」の製造・販売権を取得。
  • 2018年(平成30年)2月 - 春日井製菓が「キシリクリスタル」の製造・販売を開始。
  • 2019年令和元年)12月 - 春日井製菓へ吸収合併され、春日井製菓相生は解散。

主な商品

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  • キシリクリスタルシリーズ
  • クリアインフルーツのど飴
  • 他各種シュガーレスキャンディ

脚注

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  1. ^ a b 相生商工会議所報 商工通信あいおい298号相生商工会議所 2018年5月10日
  2. ^ a b 春日井製菓相生株式会社 第2期決算公告
  3. ^ 春日井製菓相生株式会社国税庁法人番号公表サイト
  4. ^ 返品対応は6月30日まで継続。
  5. ^ 製造者表記は「三星食品株式会社」で変更されていない。
  6. ^ かながわサイエンスパーク所在
  7. ^ 「モンデリーズ・ジャパン株式会社」と「モンデリーズ三星株式会社」が合併”. モンデリーズ・ジャパン (2013年10月1日). 2013年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月20日閲覧。
  8. ^ お知らせ 春日井製菓 2017年10月12日” (PDF) (2018年1月11日). 2024年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月12日閲覧。

外部リンク

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