出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
春日王(かすがおう、生年不詳 - 天平17年4月28日(745年6月2日))は、奈良時代の皇族。二品・志貴皇子の子。位階は正四位下。
元正朝の養老7年(723年)二世王の蔭位により无位から従四位下に直叙される。聖武朝において、天平3年(731年)従四位上、天平15年(743年)正四位下と昇叙された。
天平17年(745年)4月28日卒去。最終官位は散位正四位下。
『続日本紀』による。
天智天皇の男子系の孫、天武天皇の女子系の孫にあたる。
- ^ a b 「春原系図」『続群書類従』巻第172所収、『本朝皇胤紹運録』、『公卿補任』
- ^ a b 『万葉集』巻4-0669
- ^ a b 鈴木真年『百家系図稿』巻10,天智天皇御流
- ^ 高田王は神亀元年(724年)に従四位下に直叙されていることから二世王と想定され、春日王の子とするのは誤りか。
- ^ 中田憲信『皇胤志』では江原王とする。