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普門坊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
普門坊
所在地 山形県長井市横町14番8号
位置 北緯38度6分54.6秒 東経140度2分8.4秒 / 北緯38.115167度 東経140.035667度 / 38.115167; 140.035667座標: 北緯38度6分54.6秒 東経140度2分8.4秒 / 北緯38.115167度 東経140.035667度 / 38.115167; 140.035667
山号 大悲山
宗派 真言宗豊山派
本尊 馬頭観世音菩薩
札所等 置賜三十三観音霊場第十番札所
文化財 木造馬頭観音立像(山形県有形文化財)
公式サイト 普門坊
法人番号 8390005007093 ウィキデータを編集
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普門坊(ふもんぼう)は、山形県長井市横町にある真言宗豊山派の寺。山号を大悲山と称する。本尊は馬頭観世音菩薩置賜三十三観音霊場の第十番札所である。

歴史

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普門坊は、当地における真言宗の拠点寺院であった遍照寺に属した6坊の一であった。遍照寺の創建については詳らかでないが、15世紀に宥日によって再興されている[1]

本尊

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普門坊の本尊木造馬頭観世音菩薩立像は像高198センチ。1987年8月、山形県有形文化財に指定されている[2]。像は2013年、300年ぶりに本体と台座の保存修理が行われた。本像は従前は宝永6年(1709年)に再興(新たに造立)されたとみられていたが、2013年の修理に伴う調査の結果、像内から山形県有形文化財指定時には知られなかった銘記が発見され、造立の時期は鎌倉時代に遡る可能性もあることが判明している。馬頭観音の信仰は、農耕の中心を担った馬が身近な存在であったことから広まった。普門坊では近年まで、「馬(午)の祭り」が行われ、祭りの時には近郷近在から着飾った馬が集まった。馬の行列は2キロメートルも続いたとの記録がある。

本像は、60年に一度、午年に開帳される秘仏であるが、2013年に像本体及び台座を修復したことを記念して、翌2014年(午年)4月27から29日の3日間に特別記念開帳が行われた。

本堂

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普門坊本堂は、江戸時代後期の建立とされる。「馬(午)の祭り」で集まった馬達が、本堂の階段を駆け上がる様子や着飾った馬の行列は、集まった人々を楽しませた。祭りの中で、馬は健康を本堂の回廊をひと回りし、健康を祈願したという。

交通

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参考文献

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  • 『長井遍照寺史』

脚注

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  1. ^ 『日本歴史地名大系 山形県の地名』(平凡社、1990)、p.166
  2. ^ 木造馬頭観世音菩薩立像”. 山形の文化財検索サイト「山形の宝 検索navi」. 山形県. 2013年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月7日閲覧。

外部リンク

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