曽我真臣
そが まさおみ 曽我 真臣 | |||||
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LOFT9 Shibuyaにて(2018年8月) | |||||
生年月日 | 1982年12月17日(42歳) | ||||
出身地 | 日本・兵庫県神戸市東灘区 | ||||
身長 | 164 cm[1] | ||||
血液型 | A型[1] | ||||
職業 | 俳優 | ||||
ジャンル | 映画 | ||||
活動期間 |
1985年 - 1992年 2010年 - | ||||
配偶者 | あり | ||||
公式サイト | 曽我真臣 ホームページ | ||||
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曽我 真臣(そが まさおみ、1982年12月17日[1] - )は、日本の映画俳優。兵庫県神戸市[1][2]東灘区[3]出身。
来歴
[編集]宝塚歌劇のファンだった母に連れられ、1985年に劇団日本児童に入れられ、2歳10ヶ月の頃から子役として活動[4][5][6]。1990年には劇団東俳に所属[4]。TVCMに出演したり[4]、小学4年生の頃に歌舞伎公演「らくだ」(南座)に1ヶ月間出演したり[6]など活動していた。演じることの面白さを知り、将来は役者の世界に進むんだと思っていたが[6]、中学受験などのため、一度役者活動を停止する[5]。
甲南中学校入学後はバスケットボールに専念[6]。甲南高校進学後に1年生時に腰を痛めてバスケットボールを諦めざるを得なくなったが[6]、その際に映画をよく観るようになって再度演技に興味を持ち始める[5]。甲南大学法学部入学後には映画研究部に所属し、演じることの楽しさを思い出すと同時に映画作りの楽しさにも目覚め[6]、最終的には部長も務めた[7][8][9]。映画研究部での経験から映画俳優を志すも両親から猛反対を受けてしまう[6]。
2005年、大学卒業後は「まずは親に働いているところ見せる」という約束のもと、一度は会社員として過ごす[6]。同時に役者の道を捨てきれず大阪の難波に所在した芸能事務所で2009年までレッスンを受ける[4][2]。4年間社会人として働いた資金をもとに上京し[6]、活動の拠点を東京に移して[5][2]映画監督の熊澤尚人のワークショップを2011年まで受講。何のコネもなく上京しており、20代半ばという年齢がネックとなって事務所に所属することができず[6]、1年以上役者の仕事がない時期もあったという[5]。2010年8月に結婚[10]。
自主映画の出演募集にも必死に応募するも書類で落とされる日々が続いたというが[6]、2010年頃よりオーディションに受かるようになっていく。「青春H」シリーズや堀井彩監督の短編映画[11]など、セクシュアルなテーマを扱った作品の出演が多かった。
映像制作も手掛け、「パンとイースト菌」(2016年)は「MEC Award 2017」佳作賞に選ばれる[12]。
2017年イベント上映、2018年劇場公開の『カメラを止めるな!』出演。既に同作品の出演が決まっていた山口友和から撮影2日前にエキストラとして誘われたものだったが、過去に監督の上田慎一郎の作品に出演していた縁もあり、セリフが数回ある役としての出演になる[5][6][13]。それでも出演時間は合計1分16秒[14]、セリフも3言しかない[15]決して大きくはない脇役としての出演だった。
出演は僅かながらも、当初は劇場公開の予定もなかった『カメラを止めるな!』に作品としての魅力を感じ、出演者としてというつもりではなく「宣伝のサポート役」として盛り上げに一役買いたいと思い至り、宣伝活動に積極的に参加[16]。特に劇場公開後の舞台挨拶に関しては自主的に登壇し続け、ついには1日も休まず100日間連続で舞台挨拶に登壇した[17][18]。この功績を称して、上田監督より映画の出演券が贈られた[17]。身重の妻がいる中での連続登壇であり、その期間中には第一子が誕生している[19]。最終的には139日間劇場に通い続け[6]、そんな曽我に対して再度上田監督から感謝を伝える企画として、曽我をドッキリのターゲットとしたリポビタンDのコラボPRムービー『カンシャを止めるな!』が制作されている[14][16][20]。2019年5月にNHK BSプレミアムで放送された『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』でも、曽我による連日の映画館通いや上映前のビラ配りといった努力の様が取り上げられた[15]。また、2019年3月に配信されたスピンオフ作品のウェブドラマ『ハリウッド大作戦!』にも曽我は出演しており、こちらでは映画よりも曽我の出演シーンやセリフが格段に増えている[16][21]。
上記の活躍から、2018年の母校・甲南大学摂津祭でスペシャルトークショーが執り行われるなど[8]、甲南大学にたびたび招かれた。また、曽我の影響で、廃部となっていた同大学の映画研究部を復活させようという動きが見られ、OB・OG組織「甲樽会」に支援も受け、2019年5月には正式にサークルとして登録された[22]。
2019年6月10日より、俳優の久場寿幸とともにインディーズ映画紹介『シネマ・チラリズム』をYouTube上にて開始[23]。
スタッフやキャストが一度も会わずにリモートワークで制作され、2020年5月1日にWeb公開された短編映画『カメラを止めるな!リモート大作戦!』にも僅かに出演。前述の『カメラを止めるな!』の舞台挨拶に引き続き、本作でもWeb上で動画を公開する形で「リモート舞台挨拶」を連日行い[24]、「舞台挨拶リレー」という形で同作の他関係者にも広まっていった[25]。
人物
[編集]声楽の経験があり歌が得意。また、仕事で使用しているプログラミングも特技とする[4]。趣味は映画や舞台の鑑賞、料理、変顔。前述の『カメラを止めるな!』の舞台挨拶も趣味と語っている[4]。
自身を人懐っこく表裏のない性格だと分析している[4]。
尊敬する俳優は役所広司、小日向文世[4]。脇役を演じることが好きだといい[6]、その中でも観客の印象に残るあくの強いキャラに挑戦したいと語っている[5]。
出演
[編集]映画
[編集]※劇場公開作品に限る。
- 青春Hシリーズ(アートポート)
- 狂恋(2015年11月14日公開、Piece Maker、監督:岩城武彦) - 恭介のバンド仲間 役[27]
- 4/猫 ねこぶんのよん「ねこまんま」(2015年12月12日公開、東京テアトル、監督:上田慎一郎) - 濱岡小五 役
- 仁光の受難(2017年9月23日公開、ポニーキャニオン、監督:庭月野議啓) - 藤兵衛 役
- カメラを止めるな!(2018年6月23日公開、ENBUゼミナール/アスミック・エース、監督:上田慎一郎) - 曽我大臣(テレビ局員) 役
- 上田慎一郎ショートムービーコレクション「テイク8」(2018年10月19日公開、ガチンコ・フィルム、監督:上田慎一郎) - 録音マン 役
- 帰ってきた一文字拳 最強カンフーおじさん対改造人間軍団(2019年6月22日公開、監督:中元雄)[28] ※『一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い』併映作品
- イソップの思うツボ(2019年8月16日公開、アスミック・エース、監督:上田慎一郎)エキストラ[29]
- はらわたマン(2019年10月5日、監督:中元雄) ※『いけにえマン』併映作品
- 劇場版 ゴードン探偵事務所 はじまりのシュガー(2023年11月10日、監督:川井田育美)
ウェブ映画
[編集]- カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年5月1日配信) - 曽我大臣 役
- 地獄のテレワーク 電脳戦士ヤスダ対暗黒企業(2020年5月3日配信) - 警察官 役(声の出演)
ウェブドラマ
[編集]- 田中圭24時間テレビ「くちびるWANTED」(2018年12月16日、AbemaTV) - 夢の中のゾンビ 役
- カメラを止めるな! スピンオフ ハリウッド大作戦!(2019年3月2日、AbemaTV[注 1]) - 曽我大臣 役
テレビ番組
[編集]- 痛快TV スカッとジャパン 第136回「ショートショートスカッと」(2018年9月10日、フジテレビ)[30]
- アナザーストーリーズ 運命の分岐点「“カメラを止めるな!”〜低予算×無名が生んだ奇跡〜」(2019年5月21日、NHK BSプレミアム)[31]
舞台
[編集]インターネット番組
[編集]- シネマ・チラリズム(2019年6月10日 - 、YouTube)MC
広告映像
[編集]作品
[編集]映画
[編集]- アリスの住人(2021年) - 助監督
短編映画
[編集]- パンとイースト菌(2016年)
- Transport(2017年)
- widow(2017年)
その他
[編集]- GEKI-kisyuryuri 公演 「失楽園 前編・後編」PV(2018年) - 撮影
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ウェブ配信後、ENBUゼミナール配給で2019年3月21日より劇場公開。
出典
[編集]- ^ a b c d “PROFILE”. 曽我真臣 ホームページ. 2019年9月27日閲覧。
- ^ a b c “上田監督「大きいスクリーンで自分の映画を公開する日がくるなんて」 主要キャストも感激!「カメラを止めるな!」大阪舞台挨拶”. 関西ウォーカー. (2018年9月11日) 2018年10月10日閲覧。
- ^ “阪神・淡路大震災から25年”. masamovmasaのブログ (2020年1月17日). 2020年5月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 甲南大学摂津祭 スペシャルトークショー配付資料より(“甲樽会第5回例会【摂津祭オール甲南文化OBOGの集い】”. Facebook. 甲樽会(甲南大学文化会OBOG会連合会) (2018年10月31日). 2018年10月31日閲覧。)
- ^ a b c d e f g “上田映画の魅力は、個性あふれる俳優たち『上田慎一郎ショートムービーコレクション』出演俳優 独占インタビュー PART-1(山口友和さん、曽我真臣さん)”. シネフィル. miramiru (2018年10月18日). 2018年10月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 甲南学園広報部「さまざまな分野の第一線で活躍する卒業生 It's KONAN Style 映画俳優 曽我 真臣 さん 話題作『カメラを止めるな!』への出演 作品の熱い思いを直接観客へ届ける注目の俳優」『KONAN TODAY』(PDF) Vol.55、学校法人甲南学園(原著2019年3月27日)、15-16頁 。2019年4月8日閲覧。
- ^ “【iStaff】甲南大学×元町映画館「カメラを止めるな!」出演の曽我真臣(OB)さんを囲んでトークイベント開催”. 甲南大学 (2018年9月27日). 2018年10月9日閲覧。
- ^ a b “甲樽会第5回例会(摂津祭オール甲南文化OBOGの集い)メインイベント 俳優・曽我真臣 母校甲南大学摂津祭に凱旋、スペシャルトークショー”. Facebook. 甲樽会(甲南大学文化会OBOG会連合会) (2018年10月13日). 2018年10月18日閲覧。
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- ^ a b c 黒川裕生 (2019年6月3日). “舞台挨拶連続100日超!でも目立ちたくない! 「カメ止め」出演の曽我さんに聞く”. まいどなニュース (神戸新聞社) 2019年6月20日閲覧。
- ^ a b “カメ止め100日連続挨拶の曽我に上田監督が出演券”. 日刊スポーツ. (2018年9月30日) 2018年10月9日閲覧。
- ^ “『カメラを止めるな!』曽我真臣、100日連続で劇場へ!“皆勤賞”授与、監督の上田慎一郎から嬉しいプレゼントも”. 映画ランドNEWS. (2018年10月1日) 2018年10月9日閲覧。
- ^ “「カメラを止めるな!」2カ月で120万興収16億”. 日刊スポーツ. (2018年9月6日) 2018年10月9日閲覧。
- ^ 徳力基彦 (2019年3月8日). “「カメ止め」広告でも旋風 ファン巻き込み支持獲得”. 日経MJ
- ^ “イベントレポート”. 神戸・元町商店街のミニシアター『元町映画館』. 2019年6月20日閲覧。
- ^ “「カメラを止めるな!」の曽我真臣さんがOB 甲南大映研が復活”. 神戸新聞NEXT. (2019年2月15日) 2019年4月9日閲覧。
- ^ シネマ・チラリズム 第1回 - YouTube
- ^ 曽我真臣 [@masamov] (2020年5月1日). "僕にできるんは多分これですね". X(旧Twitter)より2020年5月12日閲覧。
- ^ 上田慎一郎 [@shin0407] (2020年5月4日). "出演者の皆様!こちょこちょ参加の皆様!EDダンス参加の皆様!#リモ止め #舞台挨拶リレー をつけて舞台挨拶をぜひぜひ。". 2021年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2020年5月12日閲覧。
- ^ @TSUKITO12 (2019年7月25日). "【出演歴】#都留小友桔「ズボン船長(2018)」「寺子屋/千太」「盲目物語/初」「怪談乳房榎/珍念」「仙石騒動/禿ゆかり」「魔法のレストランR(再現)」 #都留友妃歌 「盲目物語/江」#都留将馬 「め組の喧嘩/又八」「寺子屋/岩松」「BS朝日 紀州藩主・徳川吉宗/3歳の一郎」「義経千本桜/安徳帝」". X(旧Twitter)より2019年10月18日閲覧。
- ^ “Gallery of New Site 1”. 狂恋. 2018年10月9日閲覧。
- ^ 映画『一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い』 [@ichimonjiken] (2019年6月12日). "一文字拳と同時上映される本作の続編『最強カンフーおじさん』には大沢真一郎さんと曽我真臣さんも出演!". X(旧Twitter)より2019年6月14日閲覧。
- ^ “「カメ止め」俳優を見逃すな!上田慎一郎ら監督作「イソップの思うツボ」にカメオ出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年7月20日) 2019年8月4日閲覧。
- ^ “過去のオンエア情報 第140回 09月10日(月)19:57〜”. 痛快TVスカッとジャパン. フジテレビ. 2018年10月9日閲覧。
- ^ “監督も主演も俳優陣も無名、予算わずか300万円…映画「カメ止め」ヒットの舞台裏とは!? 『アナザーストーリーズ』”. music.jpニュース (エムティーアイ). (2019年5月21日) 2019年5月22日閲覧。
外部リンク
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