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木曽明子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
木曽 明子きそ あきこ
人物情報
生誕 1936年
満州
死没 2024年(88歳没)
出身校 京都大学
学問
研究分野 西洋古典学
指導教員 松平千秋
学位 文学博士
学会 日本西洋古典学会、古典学教官学会
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木曽 明子(きそ あきこ、1936年[1] - 2024年[2])は、日本の古代ギリシア文学研究者。学位は、文学博士[3]大阪大学名誉教授[1]

略歴

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満州生まれ[1]京都大学大学院文学部博士課程満期退学、1987年文学博士[3]松平千秋門下生[4]。大阪大学教養部教授、1994年同文学部教授、1997年退官、名誉教授北見工業大学教授を経て2002年退職。

著書

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  • THE LOST SOPHOCLES Vantage Press 1984[5].
  • 『弁論の世紀 古代ギリシアのもう一つの戦場』京都大学学術出版会〈学術選書〉、2022
  • 『民主政アテナイに殉ず 弁論家デモステネスの生涯』京都大学学術出版会〈学術選書〉、2024

翻訳

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  • ソポクレース「アイアース」-『ギリシア悲劇全集4』岩波書店 1990
  • 『ギリシア悲劇全集11 ソポクレース断片』岩波書店 1991。共訳
  • M. J. スメサースト『アイスキュロス世阿弥のドラマトゥルギー』 大阪大学出版会 1994
  • デモステネス 『弁論集4』 杉山晃一郎共訳、京都大学学術出版会西洋古典叢書〉2003
  • ディオニュシオスデメトリオス 『修辞学論集』 戸高和弘、渡辺浩司共訳、京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉2004
  • デモステネス 『弁論集3』 北嶋美雪、杉山晃一郎共訳、京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉2004
  • デモステネス 『弁論集2』 京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉2010
  • アイスキネス 『弁論集』 京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉 2012
  • アン・ジャネッタ『種痘伝来 日本の〈開国〉と知の国際ネットワーク』 廣川和花共訳、岩波書店 2013
  • ロンギノス/ディオニュシオス『古代文芸論集』 戸高和弘共訳、京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉2018
  • デモステネス『弁論集5』 京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、2019。共訳
  • デモステネス『弁論集6』 京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、2020。共訳
  • デモステネス『弁論集7』 京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、2022。共訳

主要論文

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  • Sophocles’ PHAEDRA and the Phaedra of the FIRST HIPPOLYTUS.
    • BULLETIN OF THE INSTITUTE OF CLASSICAL STUDIES 20 (1973) [6]
  • Sophocles, ALEADAE : a Reconstruction.
    • GREEK, ROMAN AND BYZANTINE STUDIES 17(1976)[7]
  • Notes on Sophocles’EPIGONOI.
    • GREEK, ROMAN AND BYZANTINE STUDIES 18(1977)
  • TYRO : Sophocles’ Lost Play. STUDIES IN HONOUR OF T.B.L.WEBSTER Bristol Classical Press (1986)[8]
  • 「悲劇から喜劇へ:エウリーピデースイオーンのドラマトゥルギー」『西洋古典論集』14(1996) NAID 110004688035
  • 木曽明子「デウス・エクス・マーキナーは逃避的手段か : エウリーピデースの創意」『フィロカリア』第14巻、大阪大学、1997年、1-20頁、ISSN 09112510CRID 1572543026664778112 
  • デモステネスの雄弁 -ディオニュシオスの耳- 『西洋古典論集』18(2002)NAID 110004687704
  • What Happened to Deus ex Machina after Euripides? AbleMedia Classics Technology Center (2004) [9]
    • AbleMedia Classics Technology Center Golden Chalis Award受賞

脚注

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