末松氷海子
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末松 氷海子(すえまつ ひみこ、1937年10月22日 - )は、日本のフランス児童文学の研究者、翻訳家。
略歴
[編集]兵庫県芦屋市出身。父は朝日新聞記者の末松満。本姓・井出。 早稲田大学政経学部新聞学科卒。1961年から1962年、フランス・リールのカトリック大学新聞学部に学ぶ[1]。
著書
[編集]- 『フランス児童文学への招待』(西村書店) 1997
- 『ペロー昔話を読み解く 赤ずきんの森へ』(西村書店東京出版編集部) 2015
翻訳
[編集]- 『鐘楼をまもる少年』(ポール・ジャック・ボンゾン、小林与志画、岩崎書店) 1972
- 『帰ってきたチンパンジー』(ギヨ、二俣英五郎絵、文研出版) 1974
- 『しあわせをよぶ小さな庭』(ピゲ、鈴木琢磨絵、旺文社) 1975
- 『友情は戦火をこえて』(A・ルブール、中山正美画、あかね書房) 1975
- 『家なき子』(エクトール・マロ、国土社) 1977
- 『あおいとり』(メーテルリンク、永井郁子絵、集英社) 1979
- のち『青い鳥』(岩波少年文庫)
- 『グレゴリイのすてきな乗物』(ローラン・ド・ブリュノフ作・絵、国土社) 1979
- 『初恋よさようなら』(クレール=フランス、偕成社) 1980
- 「ローラのぼうけんえほん」(フィリップ・デュマ文・え、国土社) 1980
- 1)『まっくろローラ海のぼうけん』
- 2)『まっくろローラパリへのたび』
- 3)『まっくろローラどろぼうたいじ』
- 4)『まっくろローラおふろのぼうけん』 1982
- 『オンディーヌとさかな共和国』(フィリップ・デュマ、文化出版局) 1981
- 『バランティヌと小犬のツッキー』(ボリス・モアサール文、ミシェル・ゲイ絵、文化出版局) 1981
- 『愛の妖精』(ジョルジュ・サンド原作、ぎょうせい、少年少女世界名作全集) 1982
- 『十五少年漂流記』(ベルヌ原作、柳柊二絵、集英社、少年少女世界の名作) 1982
- のち集英社みらい文庫
- 『バランティヌとあかちゃん』(ボリス・モアサール文、ミシェル・ゲイ絵、文化出版局) 1983
- 『バランティヌの夏休み』(ボリス・モアサール文、ミシェル・ゲイ絵、文化出版局) 1983
- 『バランティヌのおしゃれ作戦』(ボリス・モアサール文、ミシェル・ゲイ絵、文化出版局) 1984
- 『ぼくはおおかみだ』(クロード・ブージョン、文化出版局) 1985
- 『アルザスのおばあさん』(プーパ・モントフィエ絵と文、西村書店) 1986
- 『フィストンとデブとうさん』(ジェラール・ピュッセー作、ミッシェル・ゲイ絵、佑学社) 1986
- 『ぼくは英雄を見た レジスタンスの少年たち』(コレット・ヴィヴィエ、偕成社) 1986
- 『ロアールの城 - Chateau』(パトリス・フロリ画、ジャック・デュラン文、西村書店、フランスのくらしとあゆみ) 1986
- 『世界でいちばん長い手紙』(ニコル・シュニーガン作、クリスティーヌ・ルーソ絵、文研出版) 1987
- 『どきどきドライブ』(ミッシェル・ゲイ作・絵、佑学社) 1987
- 『のうさぎ村のクリスマス』(マリー・H・アンリ作・絵、佑学社) 1987
- 『ひとりぼっちのおじさん』(B・リンドグレーン文、U・ヴェンセル絵、文化出版局) 1987
- 『パパ、ぼくの犬をかえして』(C・ギュッマン、向井長政絵、文研出版) 1988
- 『ふしぎなテレビのいじわる作戦』(ニコラ・ド・イルシング、かみやしん絵、文研出版) 1989
- 『もうぜったいうさちゃんってよばないで』(G・ソロタレフ作・絵、佑学社) 1989
- のちリブリオ出版
- 『要塞の歴史と生活』(ギー・アメイエ画、ドミニク・ロンスレー文、西村書店、フランスのくらしとあゆみ) 1989
- 『おばけニンジン』(クロード・ブージョン文と絵、セーラー出版) 1990
- 『シューラの婚約』(パトリック・モディアノ文、ドミニク・ゼルフェス絵、セーラー出版) 1990
- 『たくさんたべてね! ウサギさん』(クロード・ブージョン文と絵、セーラー出版) 1990
- 『ノエルのひみつ』(G・ソロタレフ作・絵、佑学社) 1990
- 『ハガネの歯』(クロード・ブージョン文と絵、セーラー出版) 1990
- 『プールーとセバスティアン』(ルネ・エスキュディエ作、ウリセス・ヴェンセル絵、セーラー出版) 1990
- 『おいてきぼりのこねこ』(イレーヌ・シュバルツ文、フレデリック・ステール絵、文化出版局) 1991
- 『おばあちゃんまたあした』(ミシェル・ド=フレンヌ文と絵、セーラー出版) 1991
- 『べろだしぼうや』(クロード・ブージョン文と絵、セーラー出版) 1991
- 『ほんとに本はやくにたつ』(クロード・ブージョン文と絵、セーラー出版) 1991
- 『まよなかの1ねんせい』(ミシェル・ゲイ、文化出版局) 1991
- 『おじいちゃんの休暇』(イヴォン・モーフレ、偕成社) 1992
- 『なんでもただ会社』(ニコラ=ド=イルシング、垂石真子絵、講談社) 1992
- 『犬のブーリとなだれ / こうさぎのフィネットと山かじ:どうぶつの二つのおはなし』(ミッシェル・ピケマル文、ローレンス・バティーヌ絵、DEMPA/ペンタン) 1993
- 『おまる』(ジャン・クラヴリイ絵、ミッシェル・ニクリイ文、西村書店) 1993
- 『こうさぎジャノがさらわれた』(クロード・ブージョン文と絵、セーラー出版) 1993
- 『サンタさんへのおくりもの』(G・ピュッセー、渡辺洋二絵、文研出版) 1993
- 『ねずみ先生、ちゅうしゃはやめて!』(フレデリック・ステール、偕成社) 1993
- 『ミシュカ』(マリイ・コルモン作、ジェラール・フランカン絵、セーラー出版) 1993
- 『ボノム』(ロラン・ド・ブリュノフ、福音館書店、世界傑作絵本シリーズ フランスの絵本) 1994
- 『青い髪のミステール』(マリー=オード・ミュライユ作、セルジュ・ブロッシュ絵、偕成社) 1995
- 『美女と野獣』(ボーモン夫人原作、こみねゆら絵、偕成社) 1995
- 『アリスのふしぎな夢』(ルイス・キャロル原作、マルト・スガン=フォント絵、西村書店) 1996
- 『ジスランさんとうそつきお兄ちゃん』(ブリジット・スマッジャ、小泉るみ子絵、文研出版) 1996
- 『まねしちゃだめ!』(ブリジット・スマッジャ、いとうみき絵、偕成社) 1997
- 『みんなでぬくぬく』(エルザ・ドヴェルノア文、ミシェル・ゲー絵、童話館出版) 1997
- 『はっけん・はっけん大はっけん!』(アンヌーマリ・シャプートン作、ジェラール・フランカン絵、偕成社) 1998
- 『片目のオオカミ』(ダニエル・ペナック、白水社) 1999
- のち白水Uブックス
- 『自分にあてた手紙 カメのポシェの長い旅』(フローランス・セイヴォス作、クロード・ポンティ絵、偕成社) 1999
- 『長ぐつをはいたネコ』(シャルル・ペロー原作、ジュリアーノ・ルネッリ絵、徳間書店) 2000
- のち集英社みらい文庫
- 『魔女になんかなりたくない!』(マリー・デプルシャン、津尾美智子絵、文研出版) 2002
- 『ジャンポールという名の魚』(ブリジット・スマッジャ、小泉るみ子絵、文研出版) 2003
- 『くまのサーシャはなくしやさん』(クレール・マジュレル文、ローラン・リエナール絵、童話館出版) 2006
- 『ナディアおばさんの予言』(マリー・デプルシャン、文研出版) 2007
- 『うんてんしてるの、だあれ ?』(アメリー・クーテュール、小泉るみ子絵、文研出版) 2008
- 『うんてんしてるの、だあれ ?』(ミシェル・ゲ作・絵、徳間書店) 2008
- 『なんでもただ会社』(ニコラ・ド・イルシング、三原紫野絵、日本標準) 2008
- 『ペロー昔話・寓話集』(シャルル・ペロー作、エヴァ・フラントヴァー絵、西村書店東京出版編集部) 2008
脚注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』