本間国生
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本間 国生(ほんま くにお、本名:本間 国雄、明治24年(1891年)3月24日 - 昭和48年(1973年)12月30日)は、米沢市出身の日本画家。文学博士の本間久雄の実弟。号は逸老庵。
略歴
[編集]- 明治24年(1891年)3月24日、米沢藩お抱えの能役者の子として、米沢市越後番匠町に生まれる。
- 明治43年(1910年)、白馬会展に「北国の茶屋」を出品して注目を集める。
- 明治45年(1912年)、10月15日~11月3日、ヒュウザン会第1回展覧会に「せんだく」を出品する。
- 大正初年(1912年)、岡本一平、北澤楽天等と共に東京漫画社をおこし雑誌『漫画』を主宰する。
- 昭和16年(1941年)、朝鮮半島の風景画を50余点出品した第1回個展を開催。作品集「朝鮮画観」を出版する。
- 昭和18年(1943年)、満州の風景画を20点出品した第2回個展を開催。
- 昭和19年(1944年)、作品集「満州画観」を出版する。
- 昭和48年(1973年)、「水墨日本風物抄」の原画62点を米沢市上杉博物館に寄贈する。
- 12月30日、東京の自宅で死去する。享年82。
- 昭和49年(1974年)、政府が紺綬褒章と木杯一組台を贈る。上杉博物館で「本間国生遺作展」が開催される。
主な作品
[編集]- 「冬の夕」
- 「冬の月」
- 「冬の庭」
- 「北国の茶屋」
- 「せんだく」
- 「人形町の女」
- 「千古の雪」
- 「雨の門司港」
出版物
[編集]- 作品集「朝鮮画観」
- 作品集「満州画観」
出典・参考文献
[編集]- 米沢の先人たち - ウェイバックマシン(2007年9月12日アーカイブ分)
- 「人魚の嘆き」挿画考
- 『官報』1974年09月04日 本紙 14306 褒賞