札幌オリンピックミュージアム
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(札幌ウィンタースポーツミュージアムから転送)
札幌オリンピックミュージアム SAPPORO OLYMPIC MUSEUM | |
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施設情報 | |
前身 |
札幌市冬のスポーツ博物館(1980-1999) 札幌ウィンタースポーツミュージアム(2000-2016) |
専門分野 |
ウィンタースポーツ 1972年札幌オリンピック |
事業主体 | 札幌市 |
管理運営 | 札幌振興公社 |
延床面積 | 5034.43m2 |
開館 | 2017年2月21日 |
所在地 |
〒064-0958 日本北海道札幌市中央区宮の森1274番地 大倉山ジャンプ競技場内 |
位置 | 北緯43度3分6.6秒 東経141度17分27.3秒 / 北緯43.051833度 東経141.290917度座標: 北緯43度3分6.6秒 東経141度17分27.3秒 / 北緯43.051833度 東経141.290917度 |
最寄駅 | 札幌市営地下鉄東西線「円山公園駅」 |
最寄バス停 | ジェイ・アール北海道バス・ばんけいバス「大倉山競技場入口」 |
外部リンク |
sapporo-olympicmuseum |
プロジェクト:GLAM |
札幌オリンピックミュージアム(さっぽろオリンピックミュージアム 英:SAPPORO OLYMPIC MUSEUM)は、北海道札幌市にある博物館。
概要
[編集]ウィンタースポーツや1972年札幌オリンピックにまつわる資料を展示する博物館として1980年に「札幌市冬のスポーツ博物館」の名前で開館。その後建物の老朽化のため大倉山ジャンプ競技場の大改修に合わせて2000年に「札幌ウィンタースポーツミュージアム」として現在地に移転、総工費約40億円をかけ鉄筋コンクリート造3階建てでシミュレーター類などのアミューズメント要素を取り入れた展示に改められた[1]。
2016年には2017年アジア冬季競技大会に向けてリニューアルを行い、冬季オリンピック開催都市としてのレガシーを継承すべく、2階をオリンピック・パラリンピックの歴史や理念を解説する内容に再構築した。1994年リレハンメルオリンピックノルディック複合団体金メダリストの阿部雅司が名誉館長に任命されている。
沿革
[編集]- 1980年 - 札幌市中央区中島公園の旧道立地下資源研究所庁舎(1928年竣工、鉄筋コンクリート2階建て一部3階建て・NHK札幌放送局初代局舎)を用い「札幌市冬のスポーツ博物館」開館[2]。
- 2000年4月22日 - 大倉山ジャンプ競技場に移転し「札幌ウィンタースポーツミュージアム」となる[3]。
- 2016年10月 - 国際オリンピック委員会公認の博物館連合「オリンピックミュージアムネットワーク」に加入。大規模リニューアルのため閉館[3][4]。
- 2017年2月21日 - 「札幌オリンピックミュージアム」として再開館[3]。
- 2019年10月 - ミュージアム改装を含む大倉山ジャンプ競技場周辺改修工事着工[5]。
- 2020年
- 2月15日 - 2階ライブラリーを改装し北海道オール・オリンピアンズ活動拠点「OLYPARA・SALON」を開設[6]。
- 6月5日 - 大倉山ジャンプ競技場周辺改修工事を終了[5]。ユニバーサルデザイン化やエレベーター設置[5]、大倉山クリスタルハウスを改装した別館「札幌オリンピックミュージアムアネックス」開業により多目的ギャラリーとフランス料理店を設け[7][8]、本館に総合案内所とショップを集約[8]、両館の間にメインゲート「OKURA RING」を設けた[5]。
- 2021年8月6日 -トーマス・バッハ国際オリンピック委員会会長が札幌での2020年東京オリンピック女子マラソン視察の一環で来訪[9]。
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札幌ウィンタースポーツミュージアム(2015年9月)
館内
[編集]《本館》
- 1階
- オリンピック競技シミュレーター
- スキージャンプシミュレーター「スキージャンプ大倉山」
- スキージャンプ踏切シミュレーター「テイクオフ・タイミング」
- クロスカントリースキーレース
- アイスホッケーゴールキーパー
- スピードスケートトレーニング
- ボブスレー滑走
- ウィンタースポーツ・シアター
- 大倉山ジャンプ競技場紹介
- スキーの歴史
- 日本のオリンピアンコーナー
- スケートの歴史
- 競技情報ゾーン
- 企画展示コーナー
- 2階
- 3階
- エントランス
- ミュージアムショップ
《アネックス》
- 1階
- カフェ「ルポ」
- 多目的ギャラリー
- 2階
- レストラン「ヌーベルプース大倉山」
札幌市冬のスポーツ博物館
[編集]1980年2月3日に札幌オリンピック開会式8周年に合わせて開業、1,550m2の建物内にウィンタースポーツ資料2,854点を収蔵した[10]。旧NHK札幌放送局局舎を用いて1999年まで営業され、その後大倉山「札幌ウィンタースポーツミュージアム」に移転した。
- 館内(開館当初)[10]
- 1階
- 2階
脚注
[編集]- ^ 岡本幸彦「目指せ雪と氷のアスリート 北海道・札幌市」 - Monthly Report国民生活金融公庫調査月報2000年10月号(中小企業リサーチセンター)
- ^ 41 札幌市冬のスポーツ博物館 - 札幌の建築探訪(北海道新聞社)56P
- ^ a b c 2017年:お知らせ 2月21日 - 札幌オリンピックミュージアム
- ^ 札幌ウィンタースポーツミュージアム臨時休館のお知らせ - 札幌振興公社
- ^ a b c d 「大倉山ジャンプ競技場」がリニューアル! 内覧会レポート - ontona編集部ブログ 2020年6月8日
- ^ 北海道オール・オリンピアンズ活動拠点「OLYPARA・SALON(オリパラ・サロン)」オープニングセレモニーを開催しました。 - 札幌市役所2020年2月19日
- ^ ジャンプ台横でフレンチを、札幌の五輪ミュージアム改装 - 毎日新聞 2020年6月5日
- ^ a b 札幌オリンピック栄光の地「大倉山に来て」 モニュメント新設 - 北海道新聞2020年6月8日
- ^ 「IOCバッハ会長 女子マラソン視察で北海道入り」『産経新聞』2021年8月6日。2022年11月11日閲覧。
- ^ a b 札幌市教育委員会 編『冬のスポーツ』 16巻、北海道新聞社〈さっぽろ文庫〉、1981年2月。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 札幌オリンピックミュージアム
- 札幌オリンピックミュージアム条例 - 札幌市例規集(札幌市役所)
- "札幌オリンピックミュージアム". TripAdvisor. 2022年11月11日閲覧。