杉山俊夫
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杉山 俊夫(すぎやま としお、1939年〈昭和14年〉2月2日[1] - 2003年頃[2])は、日本の元俳優、元歌手。
人物
[編集]東京出身[1]。立命館大学文学部卒[4]。ロカビリー歌手として関西を拠点に活動し、第4回東京ヴィデオ・ホールウエスタンカーニバル(1957年)に出演した[5]。
1959年6月[1]に日活の専属となり、俳優としてデビュー。音楽活動も並行して行い、シングルをリリース(後述)したほか、1962年にはギタリストとして、日活の俳優仲間であった和田浩治(ドラムス)、木下雅弘(ベース)、山内賢(ギター)、実弟の杉山元(ギター)[6]とともにバンド「ヤング・アンド・フレッシュ」を結成。
1970年代前半に俳優を引退。2003年5月、赤木圭一郎の定期追悼イベント「赤木圭一郎を偲ぶ会」にゲスト出演。日活の発表によると、その後ほどなくして他界したという[2]。
出演作品
[編集]映画
[編集]※『高校生無頼控』以外は日活作品
- 海底から来た女(1959年) - 若者グループのひとり
- 無言の乱斗(1959年) - 酒井和則
- 男が命を賭ける時(1959年) - ロカビリー喫茶の歌手
- 「黒い落葉」より 青春を吹き鳴らせ(1959年) - 楽士
- 街に出た野獣(1960年) - 永田
- 事件記者 狙われた十代(1960年) - 山路忠夫
- 十代の狼(1960年) - ジウベ
- 六三制愚連隊(1960年) - 土佐林賢二
- 闇に光る眼(1960年) - 春坊
- 邪魔者は消せ(1960年) - 杉田政
- 拳銃無頼帖 電光石火の男(1960年) - 貞夫
- 俺は銀座の騎兵隊(1960年) - 川田良則
- 地図のない町(1960年) - 敏雄
- 若い突風(1960年) - ロク
- やくざ先生(1960年) - チャリ助
- あした晴れるか(1960年) - 矢巻昌一
- 錆びた鎖(1960年) - 松平政吉
- 都会の空の用心棒(1960年) - 早手の浩
- 善人残酷物語(1960年) - 学生
- 俺の故郷は大西部(1960年) - 達夫
- 処刑前夜(1961年) - 太田三平
- 早射ち野郎(1961年) - 小田
- 都会の空の非常線(1961年) - 浩
- 七人の挑戦者(1961年) - ヘンリー・高橋
- 赤い荒野(1961年) - 隆吉
- 追跡(1961年) - 和夫
- 明日が私に微笑みかける(1961年) - 内山慎次
- 暗黒街の静かな男(1961年) - 堅田勝
- 野獣の門(1961年) - 三木辰次
- 兄貴(1962年) - 健
- 闇に消えた使者(1962年) - 健一
- 夢がいっぱい暴れん坊(1962年) - 鉄夫
- 太陽のように明るく(1962年) - サブ
- ハイティーンやくざ(1962年) - 中川芳夫
- 太陽と星(1962年) - 福本和夫
- 当りや大将(1962年) - 軍曹
- ひとりぼっちの二人だが(1962年) - ちょうちん
- 若い旋風(1962年) - 主役 香川猛
- 海の鷹(1963年) - 杉本
- 空の下遠い夢(1963年) - リー・ピン
- 若旦那日本晴れ(1963年) - 生島和夫
- 非行少女(1963年) - 竜二
- 銀座の次郎長(1963年) - 横川鉄夫
- 銀座の次郎長
- 銀座の次郎長 天下の一大事
- 煙の王様(1963年) - 河田徹夫
- 男の紋章(1963年) - 作次
- 続男の紋章
- 男の紋章 風雲双つ竜
- 新・男の絞章 度胸一番(1964年)
- 男の紋章 花と長脇差(1964年)
- 光る海(1963年) - 木村健五
- こんにちは赤ちゃん(1964年) - 小松実
- 花嫁は十五才(1964年) - 井神
- 若い港(1964年) - 桐林
- 若草物語(1964年) - 山本和雄
- 現代悪党仁義(1965年) - トビ健
- 河内ぞろ あばれ凧(1965年) - 三太
- 処女喪失(1965年) - 八木
- 春婦伝(1965年) - 友田寛市
- 青春のお通り(1965年) - 早川虎二
- 東京は恋する(1965年) - 久
- 鉄火場仁義(1966年) - 源次
- 帰らざる波止場(1966年) - イカレ息子
- 暗黒航路(1966年) - サブ
- 夜霧よ今夜も有難う(1967年) - 関口
- 赤木圭一郎は生きている 激流に生きる男(1967年)- 本人出演
- わが命の歌 艶歌(1968年) - 流しの男
- 野獣を消せ(1969年) - 丸木
- 昇り竜 鉄火肌(1969年) - 稔
- 夜の最前線 東京女地図(1969年) - サブ
- やくざ非情史 刑務所兄弟(1969年) - ロク
- 盛り場仁義(1970年) - スッポン松
- 残酷おんな情死(1970年) - 六本木族の男
- 喜劇 女もつらいわ(1970年) - 六平
- あしたのジョー(1970年) - 黒姫会兄貴分
- 男の世界(1971年)- 北見
- 関東破門状(1971年) - 健(中桐組組員)
- 喜劇 男の顔は人生よ(1971年) - 森安
- 高校生無頼控(1972年、東宝) - カメラ助手
テレビドラマ
[編集]- お嫁さん 第1シリーズ 第21話(1966年、CX / 日活)
- 伝七捕物帳 第4話「親不孝だよ」(1968年、ABC)
- 喧嘩太郎(1968年、MBS / 日活)
- 特別機動捜査隊(NET / 東映)
- 第388話「空から来た男」(1969年)
- 第430話「明日からはひとり」(1970年) - 斉村
- 第437話「恋の終着駅」(1970年)
- 第453話「狙え! 事件記者」(1970年) - 相良
- 第472話「南紀州を張込め」(1970年) - 寛ちゃん
- 第475話「限りなき逃亡」(1970年) - 山中
- 第503話「純愛の海」(1971年) - 水谷
- 第514話「三船刑事を殺せ」(1971年) - 伊勢
- 第529話「日本の悲劇」(1972年) - 大林
- 第578話「大利根慕情」(1972年) - 団
- 第592話「霧の中の焼死体」(1973年) - 原島
- 第686話「陽のあたらない坂道」(1974年) - 岡本
- タケダアワー / 柔道一直線(1969年、TBS / 東映) - 与太者
- 五番目の刑事(NET / 東映)
- 第1話「真昼のアスファルト」(1969年) - ケン
- 第7話「復讐のガンまん」(1969年) - ケン
- 第8話「その玩具に手を出すな」(1969年) - ケン
- 第16話「地獄への片道切符」(1970年) - ケン
- 第18話「燃えろ! 悪魔の女」(1970年) - ケン
- 第19話「夜霧よ、私にキスして」(1970年) - サブ
- 第21話「さらば、白銀の荒野」(1970年) - ケン
- 新平四郎危機一発 第17話「愛と悲しみの町」(1970年、TBS / 国際放映 / 東宝)
- 夫よ男よ強くなれ 第19話「婿に来たいの!?」(1970年、NET / 東宝)
- プレイガール(12ch / 東映)
- 第80話「女をひと皮むいたとき」(1970年) - 東山
- 第94話「恋の長崎殺人事件」(1971年) - 田村
- 第129話「凄さ世界一の女」(1971年) - 北見
- 第152話「女の寝業師」(1972年) - 郷原
- 第202話「強くあれ! 汝の敵は男なり」(1973年) - 大和田
- 第240話「裸の女にゃ刺がある」(1973年) - 相原
- 大江戸捜査網 第1シリーズ 第18話「男度胸の血が燃える」(1971年、12ch / 金剛プロダクション)
- ターゲットメン 第3話「消えた360億円」(1971年、NET / 東映)
- 半七捕物帳 第4話(1971年、NET / 東映)
- 荒野の素浪人 第1シリーズ(1972年、NET / 三船プロダクション)
- 第3話「必殺 帰らざる街道」
- 第34話「脱走 火攻めの死刑台」
- 弥次喜多隠密道中 第20話「危うし! 越前」(1972年、NTV / 歌舞伎座テレビ室)
- シークレット部隊 第3話「女子高校生の禁じられた遊び」(1972年、TBS / 大映テレビ)
- ブラザー劇場 / 刑事くん 第1部 第35話「ちいさな恋」(1972年、TBS / 東映)
- 青春をつっ走れ 第15話「恋のためならそれでもいいさ!」(1972年、CX / 松竹)-倉持先生
- 変身忍者 嵐 第14話「血ぐるま怪人集団! 総攻撃!!」(1972年、MBS / 東映) - 村人(人喰いガラス人間態)
- 太陽にほえろ!(NTV / 東宝)
- 第11話「愛すればこそ」(1972年)
- 第40話「淋しがり屋の子猫ちゃん」(1973年)
- 仮面ライダーV3 第11話「悪魔の爪がV3をねらう!!」(1973年、MBS / 東映) - 中原博士[7]
- 旅人異三郎 第16話「過ぎし日の面影が宿場に散った」(1973年、12ch / 三船プロダクション) - 安
- 狼・無頼控 第13話「黄金の洞穴」(1973年、MBS / 映像京都)
- 電撃!!ストラダ5 第4話「替玉野郎を地獄へ送れ!」(1974年、NET / 萬年社・日活) - 東京ナンバー4
ディスコグラフィ
[編集]- シングルレコード
脚注
[編集]- ^ a b c 日本タレントクラブ(編)、1963、『タレント名鑑 第2(1964年版)』、芸能春秋社 p. 51
- ^ a b 映画会社日活 (@nikkatsu100) - X(旧Twitter) 2016年2月2日の投稿
- ^ 白石雅彦編著『ミラーマン大全』(円谷プロダクション監修、双葉社)、2004年、p.245
- ^ 内外タイムス文化部(編)、1964、『ゴシップ10年史』、三一書房 p. 265
- ^ 志摩夕起夫「みゆーじっくさろん 日本のロカビリーのチャンプたち」、『映画ストーリー』(1958-06)、雄鶏社 p. 173
- ^ 「読者とスタアの交換室(7) 和田浩治さん」、『芸能画報』(1962-08)、サン出版社
- ^ 中原博士 | 仮面ライダーWEB | 東映