杉田英明
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杉田 英明(すぎた ひであき、1956年1月7日 - )は、日本の中東地域文化研究者、比較文化学者、東京大学名誉教授。
経歴
[編集]東京都新宿区生まれ。東京教育大学附属高等学校卒[1]、1979年東京大学教養学部教養学科アジア分科卒業。1984年同大学大学院比較文学比較文化専攻博士課程中退。1981年よりカイロ大学に留学、1984年帰国、東大教養学部助手、1991年専任講師、助教授、2001年東京大学総合文化研究科教授[2]。1991年3月に学術博士(東京大学)を取得[3]。2021年定年退任、名誉教授。
1993年に『事物の声 絵画の詩―アラブ・ペルシア文学とイスラム美術』でサントリー学芸賞受賞。1996年に『日本人の中東発見』で地中海学会ヘレンド賞。1997年に日本比較文学会賞受賞。2003年に『葡萄樹の見える回廊』で島田謹二学芸賞受賞。2015年に『アラビアン・ナイトと日本人』でアラブ首長国連邦のシェイク・ザーイド・ブック・アワードの他言語によるアラブ文化賞を受賞した[4]。
著書
[編集]- 『事物の声 絵画の詩 : アラブ・ペルシア文学とイスラム美術』平凡社、1993年。ISBN 4582333117。全国書誌番号:93045433。
- 『日本人の中東発見 : 逆遠近法のなかの比較文化史』東京大学出版会〈中東イスラム世界 2〉、1995年。ISBN 4130250221。全国書誌番号:95068599。
- 『浴場から見たイスラーム文化』山川出版社〈世界史リブレット〉, 1999年
- 『葡萄樹の見える回廊 : 中東・地中海文化と東西交渉』岩波書店、2002年。ISBN 400024616X。全国書誌番号:20361174 。
- 『アラビアン・ナイトと日本人』岩波書店, 2012年。ISBN 4000220675。
編纂
[編集]- 『東洋文庫 ふしぎの国 5 桃花源とユートピア』平凡社 1989
- 『東洋文庫 ふしぎの国 6 東方の人西方の人』平凡社 1989
- 『東洋文庫 ふしぎの国 11 動物誌と動物譚』平凡社 1989
- 『前嶋信次著作選』平凡社東洋文庫(全4巻) 2000-2001
翻訳
[編集]- R.A.ローゼンストーン『ハーン、モース、グリフィスの日本』吉田和久と共訳、平凡社 1999年 - オムニバス形式の評伝
- エドワード・W.サイード『パレスチナ問題』みすず書房 2004年
- 監修
脚注
[編集]- ^ 『駒場1991』
- ^ 『駒場2001』
- ^ 杉田英明『アラブ・ペルシア文学のなかのイスラム美術』 東京大学〈学術博士 乙第10090号〉、1991年。doi:10.11501/3059840。 NAID 500000083417 。
- ^ 産経新聞
- ^ 『諸君!』2004-03「イスラムが『ミカド』と『トーゴー』に目醒めた時」の山内昌之との対談より