李光宰
李光宰 | |
---|---|
各種表記 | |
ハングル: | 이광재 |
漢字: | 李光宰 |
発音: | イ・グァンジェ |
ローマ字: | Yi Gwang-jae |
English: | Lee Kwang-jae |
李 光宰(이광재、1965年2月28日 - [1])は、韓国の政治家、社会運動家、公務員。第17・18・21代韓国国会議員。元江原道知事。第16代韓国大統領盧武鉉の側近である。
来歴
[編集]延世大学校卒業[1]。青瓦台秘書官、国政常況室の係長、国政常況室長などを務めた。平昌オリンピックの誘致に努力しており、2010年6月に行われた第5回全国同時地方選挙にて江原道知事(民選5期)に当選したが、2011年1月27日、「朴淵次ロビー事件」で違法な政治資金を受け取った疑いで、大法院から懲役6月、執行猶予1年、追徴金1億1400万ウォンの有罪判決が言い渡され、失職[2]。
2019年12月30日、文在寅大統領によって特赦の対象となった[3]。この特赦については、文が大統領選で表明した「赦免権制限」に反することや、4ヶ月後に第21代総選挙が開かれる時期に行われたことから、選挙を意識したものではないかとの疑念が呈されている[4]。第21代総選挙で共に民主党から江原道原州市甲選挙区で出馬し当選した[5]。在任中の2021年5月には2022年の大統領選挙への出馬を表明したが[6]、同年7月に元国務総理の丁世均との候補一本化の合意により自主撤退した[7]。また、2022年4月6日の国会外交統一委員長在任中、2022年ロシアのウクライナ侵攻に関連して2日後にポーランドを訪問する予定を発表した。その時、李はウクライナ出身の高麗人の難民のために軍用機を派遣して支援するなどと提案した[8]。
2022年4月、同年6月の第8回全国同時地方選挙での江原道知事選への出馬を表明したため、国会議員辞職書を提出し、朴炳錫議長の署名により成立した[9][10]。投票前の5月中旬に国会行政安全委員会で江原特別自治道設置法案が可決された後、共に民主党江原道党は李が「法案通過の一等功臣」だとコメントしたが[11]、知事選投票の結果、国民の力候補の金鎮台に敗れ落選した[12]。
2024年の第22代総選挙では京畿道の盆唐区甲選挙区から出馬し、安哲秀と対決することとなった[14]。
エピソード
[編集]江原道はもともと保守寄りの地域だが、2010年ごろの李明博政権時期にはハンナラ党に対する猛烈な逆風が吹いたため、第5回全国同時地方選挙で当選した。ハンナラ党のある核心関係者は「江原道に再補欠選挙の支援遊説に行ってみたら、江原道では李光宰が『神』だよ」と言った[15]。
2021年3月末、釜山で開かれた民主党中央選挙対策委員会の会議で「過去41年間、朴正煕、全斗煥、盧泰愚、李明博、朴槿恵などの大統領が出たにもかかわらず、大邱の経済は今全国で最下位」「人を見て選んだのではなく、党を見て選んだから、このような結果になった」と話したため、大邱の政治家からは「地域卑下」「地域主義を選挙に利用する」などと批判された[16]。
脚注
[編集]- ^ a b c “대한민국헌정회”. www.rokps.or.kr. 2022年3月11日閲覧。
- ^ 江原道知事が失職、「朴淵次ロビー」事件で有罪確定 2011年1月27日付連合ニュース。2011年1月30日閲覧
- ^ “5174人を特別赦免・復権 盧元大統領側近や元民主労総委員長ら=韓国政府”. 聯合ニュース. (2019年12月30日) 2019年12月30日閲覧。
- ^ “総選挙を控えて政治家を赦免した文大統領、赦免権制限はどこへ”. 中央日報. (2019年12月30日) 2019年12月30日閲覧。
- ^ “강원 원주갑 민주당 이광재” (朝鮮語). 이로운넷 (2020年4月17日). 2022年3月30日閲覧。
- ^ 김동호 (2021年5月23日). “이광재, 27일 대선 출마선언…"盧의 꿈 아직 이뤄지지 않았다"” (朝鮮語). 연합뉴스. 2023年9月29日閲覧。
- ^ 이유미 (2021年7月5日). “정세균·이광재, 丁으로 후보 단일화…"안정적 정권재창출"(종합)” (朝鮮語). 연합뉴스. 2023年9月29日閲覧。
- ^ 김연정 (2022年4月6日). “이광재 "우크라 출신 고려인 난민에 군 전용기 지원 필요"” (朝鮮語). 연합뉴스. 2023年9月29日閲覧。
- ^ “이광재 국회의원 사직서 처리..보궐선거 진행 ::::: 기사” (朝鮮語). chmbc.co.kr (2022年4月29日). 2022年5月1日閲覧。
- ^ “국회, 오영훈 의원 사퇴안 의결... 보궐선거 확정” (朝鮮語). 제주의 대표 신문 한라일보 www.ihalla.com (2022年4月30日). 2022年5月1日閲覧。
- ^ 박영서 (2022年5月16日). “민주당 강원 "특별자치도 법안 통과 환영…일등 공신 이광재"” (朝鮮語). 연합뉴스. 2023年9月29日閲覧。
- ^ “김진태,이광재 꺾고 12년만에 보수정당 지사” (朝鮮語). 조선일보 (2022年6月1日). 2022年6月2日閲覧。
- ^ “여야, 이광재 신임 국회 사무총장 임명승인안 가결” (朝鮮語). newsis (2022年7月22日). 2023年9月6日閲覧。
- ^ 박경준 (2024年2月26日). “민주, 임종석 공천 내일 결론…분당갑 이광재 전략공천(종합)” (朝鮮語). 연합뉴스. 2024年3月5日閲覧。
- ^ ““野道 강원이여, 다시 돌아와주오” 한나라당 구애가” (朝鮮語). 국민일보 (2010年8月2日). 2023年9月29日閲覧。
- ^ “권영진 "이광재, 대구에 발 들여놓을 생각 마"” (朝鮮語). 이데일리 (2021年4月1日). 2023年9月29日閲覧。
関連項目
[編集]- 盧武鉉
- 安熙正:盧武鉉前大統領の側近で、第5回全国同時地方選挙にて忠清南道知事に当選。
- レゴランド・コリア・リゾート - 江原道知事時代に誘致したテーマパーク