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村上靖彦 (精神科医)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
村上 靖彦むらかみ やすひこ
生誕 村上 靖彦
(むらかみ やすひこ)
1937年生まれ
日本の旗 日本愛知県豊橋市
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 精神医学
精神病理学
研究機関 名古屋大学医学部
出身校 名古屋大学医学部医学科
医学博士名古屋大学1991年
プロジェクト:人物伝
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村上 靖彦(むらかみ やすひこ、1937年 - )は、日本医学者精神科医。専門は精神病理学。元名古屋大学精神科助教授。元日本精神病理学会理事長。学位は、医学博士[1][2]

植本行男らと共に思春期妄想症の研究を行った。永田俊彦市橋秀夫中安信夫らと共に日本における精神病理学第3世代を代表する人物である。著書は専門書多数。

来歴

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1962年名古屋大学医学部卒業。1963年名古屋大学精神医学教室入局。1964年からほぼ2年間静岡県立病院養心荘精神科卒後研修を受け、以後ほぼ10年単位で名古屋大学精神科(助手講師)・国立病院機構東尾張病院(副院長)・名古屋大学精神科(助教授)と転勤。2001年名古屋大学定年後、共和病院(愛知県大府市)副院長[1]2008年医療法人 生寿会 中メンタルクリニック顧問。

学会

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学職
先代
松本雅彦

2002年 - 2004年

日本精神病理学会理事長
2004年 - 2010年
次代
中安信夫

2010年 -

先代
清水將之

第12回:1989年9月28日 - 1989年9月29日
愛知県中小企業センター

日本精神病理学会大会長
第13回:1990年9月27日 - 1990年9月28日
愛知県中小企業センター
次代
山口直彦

第14回:1991年9月26日 - 1991年9月27日
兵庫県農業会館

著書

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編著

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  • 『分裂病の精神病理 12』東京大学出版会、1983年12月。ISBN 9784130610926 
  • 『精神医学叢書 境界例の精神病理』弘文堂、1988年9月。ISBN 9784335650680 
  • 『分裂病の精神病理と治療 6 分裂病症状をめぐって』星和書店、1994年9月。ISBN 9784791102778 

共編著

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分担執筆

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共著

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論文

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  • 「青年期に好発する異常な確信的体験」『精神科』第12巻第7号、1970年7月、573-578頁。 
  • 「思春期妄想症について」『笠原嘉 他編:青年の精神病理 1』、弘文堂、東京、1976年6月。 
  • 「青年期と精神分裂病 「破瓜型分裂病」をめぐっての一考察」『精神医学』1977年12月、1241-1251頁。 
  • 「自己と他者の病理学 —思想期妄想症と分裂病」『湯浅修一 編:分裂病の精神病理 7』、東京大学出版会、1978年12月、1241-1251頁。 
  • 「思春期妄想症」『清水将之 他(編):神経症の周辺 ―「境界領域症状群」について』、医学書院、東京、1981年8月。 
  • 「「分裂病」症状を呈する境界例について」『吉松和哉(編):分裂病の精神病理 11』、東京大学出版会、東京、1982年12月。 
  • 「境界例患者をめぐって ー臨床的考察と治療経過」『村上靖彦(編):分裂病の精神病理 12』、東京大学出版会、東京、1983年12月。 
  • 「精神疾患理解の一側面 —現象学的接近」『臨床精神病理』第9巻第7号、1988年。 
  • 「「思春期妄想症」の精神病理学的研究 -DSM-Ⅲ-RおよびIcD-10(Draft)における診断基準との照合-」1991年。 (博士論文、授与大学名:名古屋大学、授与年月日:1991年(平成3年)3月31日、報告番号:乙第3953号、学位:医学博士)

共著論文

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  • 笠原嘉村上靖彦「再び境界例について —強迫と妄想」『分裂病の精神病理 3』、東京大学出版会、東京、1974年12月。 

出典

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  1. ^ a b 村上靖彦、永田俊彦、市橋秀夫、中安信夫『座談 精神科臨床の考え方―危機を乗り越えるべく』メディカルレビュー社(2005)p.214
  2. ^ 村上靖彦. “「思春期妄想症」の精神病理学的研究 -DSM-Ⅲ-RおよびIcD-10(Draft)における診断基準との照合-”. 国立国会図書館. 2013年4月24日閲覧。
  3. ^ 日本精神病理学会 - 学会名称変更 2013年1月18日閲覧。

関連人物

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関連項目

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