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東京都民銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社東京都民銀行
The Tokyo Tomin Bank, Limited
本店(きらぼし銀行となって以降に撮影)
種類 株式会社
市場情報
本店所在地 日本の旗 日本
107-0062
東京都港区南青山3丁目10番43号
設立 1951年昭和26年)12月12日
業種 銀行業
法人番号 3010401020709 ウィキデータを編集
金融機関コード 0137
SWIFTコード TOMIJPJT
事業内容 預金業務、貸付業務、為替業務ほか
代表者 柿﨑昭裕代表取締役会長
坂本 隆(代表取締役頭取
味岡 桂三(代表取締役副頭取)
資本金 481億20百万円
(2015年(平成27年)3月31日現在)
発行済株式総数 3,883万5千株
(2015年(平成27年)3月31日現在)
純利益 単体:34億82百万円
連結:42億69百万円
(2015年3月期)
純資産 単体:892億25百万円
連結:937億17百万円
(2015年(平成27年)3月31日現在)
総資産 単体:2兆6,873億14百万円
連結:2兆6,894億68百万円
(2015年(平成27年)3月31日現在)
従業員数 単体:1,457人
連結:1,584人
(2015年(平成27年)3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 東京TYフィナンシャルグループ 100%
2018年(平成30年)4月30日現在)
主要子会社 東京TYリース株式会社
とみん信用保証株式会社
とみんコンピューターシステム株式会社
とみんカード株式会社
都民銀商務諮詢(上海)有限公司
関係する人物 工藤昭四郎(初代頭取)
外部リンク https://www.tominbank.co.jp/
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東京都民銀行のデータ
法人番号 3010401020709 ウィキデータを編集
店舗数 77
(本支店・出張所)
貸出金残高 1兆8,281億47百万円
預金残高 2兆3,797億99百万円
特記事項:
(2015年(平成27年)3月31日現在)
『株式会社東京都民銀行有価証券報告書 ‐ 第93期』に拠る。
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株式会社東京都民銀行(とうきょうとみんぎんこう、: The Tokyo Tomin Bank, Limited)は、かつて存在した東京TYフィナンシャルグループ(現・東京きらぼしフィナンシャルグループ)傘下の地方銀行本店東京都港区に置いていた。2018年5月1日八千代銀行新銀行東京合併し、きらぼし銀行となった。

概要

旧・日本興業銀行系とされ[1]、歴代トップは同行出身者が就任する例が多かった。いわゆる戦後地銀の1行である。1968年に東都銀行三井銀行(後の太陽神戸三井銀行→さくら銀行、現・三井住友銀行)へ吸収合併されて以降は、後身のきらぼし銀行も含め東京都内に本店を置く唯一の地方銀行であった。

2013年(平成25年)8月5日、同じく都内を地盤とする第二地銀である八千代銀行2014年(平成26年)秋を目処に金融持株会社を設立し、経営統合をする交渉が進められていると報じられ[2][3]2014年(平成26年)(平成26年)10月1日に、両行が銀行子会社として傘下に入り、「株式会社東京TYフィナンシャルグループ」を設立。本社を八千代銀本店に設置した[4][5][6][7]

2014年(平成26年)3月、清水建設サーベラス傘下である昭和地所の所有する土地を取得し建設するビルを、都民銀が完成後に買い取り本店を移転すると報じられ[8][9]2017年(平成29年)9月19日から完成した新本店ビルで業務を開始した[10]

2018年(平成30年)5月1日、東京都民銀行と八千代銀行、新銀行東京が合併し「株式会社きらぼし銀行[11]」へ社名変更した。後身のきらぼし銀行の金融機関コードは東京都民銀行の「0137」を継承している。

ATMについて

ATMでは、イオン銀行常陽銀行筑波銀行武蔵野銀行千葉銀行横浜銀行東日本銀行・八千代銀行のキャッシュカードによる出金は自行扱いであった他、しゅとねっとで提携している同行・東日本・八千代の3行については相互入金も実施していた。また、コンビニATMセブン銀行)での入出金やJR東日本の駅に設置されるATMコーナーである「ビューアルッテ」での出金も可能であった。

沿革

  • 1951年昭和26年)12月12日 - 東京都及び東京商工会議所の支援により、株式会社東京都民銀行を設立。本店を日本橋に設置。
  • 1961年(昭和36年) - 外国為替公認銀行に指定。
  • 1964年(昭和39年) - 現本店落成。
  • 1975年(昭和50年) - 東証一部上場。
  • 1983年(昭和58年) - 証券業務開始。
  • 1990年平成2年) - MICS接続開始。
  • 1993年(平成5年) - 守谷システム研究所完成。
  • 2001年(平成13年) - 八千代銀行とのATM相互無料開放開始。創立50周年。愛称「とみん銀行」を廃止。
  • 2003年(平成15年) - 東京都民銀行ハローアクセス支店開設。
  • 2004年(平成16年) - セブン銀行との提携開始
  • 2006年(平成18年) - 楽天との提携開始。また、プロ野球・東京ヤクルトスワローズのオフィシャルスポンサーとなり、神宮球場に電光広告設置[注 1]
  • 2007年(平成19年)
    • 7月23日 - 午前9時に東京都民銀行楽天支店開設。
    • 10月15日 - 東日本銀行とのATM相互無料開放開始と同時に、既提携済みである八千代銀行と合わせて3行との相互出金無料サービスの名称を「しゅとねっと」とする。
    • 10月29日 - 千葉銀行・横浜銀行とのATM相互開放開始。
  • 2008年(平成20年)
    • 8月4日 - 常陽銀行・関東つくば銀行(現・筑波銀行)・武蔵野銀行とのATM相互開放開始。
    • 9月1日 - JR東日本主要駅設置のビューアルッテとのATM開放開始。
    • 11月14日 - 楽天支店の新規口座開設を停止。
  • 2009年(平成21年)
    • 2月23日 - 楽天支店を廃店し[12]、それまでに口座解約していない顧客とその預金をイーバンク銀行(現・楽天銀行)に譲渡。
    • 8月 - 上海市に都民銀商務諮詢(上海)有限公司設立。
  • 2010年(平成22年)12月20日 - サッカーJリーグFC東京との業務提携を発表[13]
  • 2011年(平成23年)
    • 10月11日 - 勘定系システムをSTELLA CUBE(NTTデータ基幹系共同センター)へ移行[14][15][注 2]
    • 12月 - 創立60周年。
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)6月 - 東邦銀行とATM業務提携。
  • 2014年(平成26年)10月1日 - 金融持株会社・株式会社東京TYフィナンシャルグループの傘下となる。
  • 2017年(平成29年)9月19日 - 完成した新本店ビルにて業務を開始。
  • 2018年(平成30年)5月1日 - 東京都民銀行と八千代銀行、新銀行東京が合併し、「株式会社きらぼし銀行」へ社名変更[11]

キャラクター

2007年(平成19年)2月10日から2016年(平成28年)7月31日まではサンリオのキャラクターである『シナモロール』をイメージキャラクターとして採用し[16]、同年8月1日からは、東京TYFGの共通イメージキャラクターとして、サンリオの『リトルツインスターズ』を導入した[17]

このほか、2011年(平成23年)7月19日からFC東京デザインの総合口座通帳・キャッシュカード・積立預金通帳も発行していた。

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ なお、後年スポンサー関係は解消され、現在は読売ジャイアンツの本拠地である東京ドームに広告を掲載している。
  2. ^ 当初は、2011年(平成23年)5月のGW明けを予定していたが、東日本大震災の影響などを考慮し、万全を期すため、2011年(平成23年)3月16日に移行時期の延期が発表された。

出典

  1. ^ ““慌ただしい”地銀業界、再編機運高まりの舞台裏?過当競争、金融庁の新方針”. ビジネスジャーナル. (2013年9月28日). http://biz-journal.jp/2013/09/post_2997.html 2013年10月14日閲覧。 
  2. ^ “東京都民銀と八千代銀が統合へ 来年10月、持ち株会社設立”. 共同通信. (2013年8月5日). https://web.archive.org/web/20131014110905/http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013080501001476.html 2013年10月12日閲覧。 
  3. ^ “東京都民銀行と八千代銀行が経営統合へ 経営基盤強化”. J-castニュース. (2013年8月5日). https://www.j-cast.com/2013/08/05180826.html 2013年10月12日閲覧。 
  4. ^ “2行経営統合で基本合意、来秋 東京都民と八千代”. 共同通信. (2013年10月10日). https://web.archive.org/web/20131014110907/http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013101001002013.html 2013年10月12日閲覧。 
  5. ^ “持ち株会社「東京TYフィナンシャルグループ」に 都民銀と八千代銀が発表”. 日本経済新聞. (2014年5月2日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFL020ER_S4A500C1000000/ 2014年5月5日閲覧。 
  6. ^ 株式会社東京都民銀行と株式会社八千代銀行の経営統合検討に関する基本合意について” (PDF). 株式会社東京都民銀行 株式会社八千代銀行 (2013年10月10日). 2013年10月12日閲覧。
  7. ^ 株式会社東京都民銀行と株式会社八千代銀行の共同持株会社(株式移転)に関する契約締結及び株式移転契約書作成について” (PDF). 株式会社東京都民銀行 株式会社八千代銀行 (2014年5月2日). 2014年5月5日閲覧。
  8. ^ “【売買】青山の昭和地所所有地、清水建設が都民銀行本店を建設へ”. 日経不動産マーケット情報. (2014年2月11日). http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/nfm/news/20140221/652490/ 2014年3月27日閲覧。 
  9. ^ “サーベラス傘下の昭和地所、南青山の土地を清水建設に売却=関係筋”. ロイターニュース. (2014年2月14日). https://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPTYEA1D05M20140214/ 2014年3月27日閲覧。 
  10. ^ 当社グループ東京都民銀行の本店移転に関するお知らせ』(プレスリリース)東京TYフィナンシャルグループ、2017年7月3日http://contents.xj-storage.jp/xcontents/83390/c83a14d7/edd2/482b/a787/9691e3b73dad/20170703115332839s.pdf2017年8月27日閲覧 
  11. ^ a b “当社子銀行の合併および今後のビジネス戦略ならびに当社商号変更のお知らせ”. 東京TYフィナンシャルグループ. (2016年7月15日). http://www.tokyo-tyfg.co.jp/about/character/info/index.html 2016年8月25日閲覧。 
  12. ^ 楽天株式会社との業務提携契約解消およびイーバンク銀行株式会社への事業譲渡について (PDF) - 株式会社 東京都民銀行 平成20年11月14日
  13. ^ FC東京との業務連携の合意について” (PDF). 株式会社東京都民銀行 (2010年12月20日). 2013年10月12日閲覧。
  14. ^ “NTTデータ「STELLA CUBER」東京都民銀行サービス開始”. NTTデータ. (2011年10月11日). http://www.nttdata.co.jp/release/2011/101100.html 2013年10月12日閲覧。 
  15. ^ “NTTデータとNECが注視する、都民銀・八千代銀の統合報道”. 日経コンピュータ. (2013年8月5日). https://xtech.nikkei.com/it/article/NEWS/20130805/496570/ 2013年10月12日閲覧。 
  16. ^ “東京都民銀行が「シナモロール」をイメージキャラクターとして採用”. サンリオ. (2007年12月7日). オリジナルの2010年11月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101108014805/http://www.sanrio.co.jp/corporate/release/detail/163 
  17. ^ “イメージキャラクター「リトルツインスターズ」起用のお知らせ”. 東京TYフィナンシャルグループ. (2016年7月15日). http://contents.xj-storage.jp/xcontents/83390/6068d39f/18fd/4404/82fc/7a74885cc5f2/20160714165335722s.pdf 

関連項目

外部リンク