東京雑誌販売
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | 東雑 |
本社所在地 |
日本 〒174-0074 東京都板橋区東新町1-12-6 |
設立 | 1968年(昭和43年)9月26日[1] |
業種 | 卸売業 |
事業内容 | 雑誌書籍の取次販売 |
代表者 | 中島規美敏(代表取締役社長) |
資本金 | 1億2000万円 |
主要子会社 |
アリス出版 エルシー企画 土曜出版新社 (株)東京出版 (株)共同 |
関係する人物 | 明石賢生(群雄社出版社長) |
特記事項:法務省による休眠会社の整理のため、旧商法第406条ノ3第1項の規定により2002年12月3日をもって解散したとみなされた[1]。 |
東京雑誌販売株式会社(とうきょうざっしはんばい)は、かつて東京都板橋区に本社を置いていた雑誌書籍の取次販売・自動販売機流通を業とする専門商社(出版取次)。通称「東雑」(とうざつ)。
概要
[編集]当初はスタンド販売取次店だったが、1975年に自動販売機部門に進出し、自動販売機専門のエロ本(自販機本)の取次最大手となる。1976年には制作会社としてアリス出版を設立し、並行して販売・卸売を手がける関連子会社を次々に設立して日本全国に販路を開拓していった。
沿革
[編集]- 1969年9月 - 1968年9月に設立された城北ブックセンターが東京雑誌販売(株)と改称し、雑誌・書籍の取次販売に進出する。代表取締役社長は東雑グループ創業者の中島規美敏。
- 1972年4月 - シェアを神奈川県地区に拡張するため、川崎営業所を開設する。
- 1972年10月 - (株)東京出版を設立する。
- 1973年6月 - 東京雑誌販売(株)がコンピューターを導入して、業務の合理化をはかる。
- 1973年11月 - 川崎営業所が神奈川雑誌販売(株)として独立する。
- 1974年3月 - (株)東プロの前身となる東京プロモーションを設立する。
- 1975年10月 - 東京雑誌販売(株)が練馬営業所を開設し、販売流通機構の改革に向けて自動販売機部門に進出する。
- 1976年6月 - 東京雑誌販売(株)練馬営業所が独立し、東京図書販売(株)となる。
- 同年6月 - 自販機本の卸売販売企業として(株)共同を設立する。
- 同年6月 - (株)土曜出版新社がグループに加わる。以後『土曜漫画』など成人漫画誌の刊行にも着手。
- 1976年12月 - アフターサービスを担当する日本自動機器(株)を設立する。
- 1976年12月14日 - (株)アリス出版を設立する。代表取締役社長は小向一実。
- 1977年7月 - 東北雑誌販売(株)を設立する。
- 1977年9月 - 三流劇画誌『劇画アリス』創刊(~1980年5月)。亀和田武が編集長を務めたのち、コミックマーケットの創設母体となった批評集団「迷宮」が編集権を取得。
- 1977年9月 - (株)東京プロモーションを(株)東プロと改称し、自動販売機による販売流通機構を強化する。
- 1977年9月 - (株)エルシー企画を設立する。代表取締役社長は明石賢生。
- 1978年3月 - 九州図書販売(株)を設立する。
- 1978年5月 - 東雑グループの全印刷を担当する日本印刷(株)を設立する。
- 1978年6月 - 東海図書販売(株)を設立する。
- 1979年3月 - (株)エルシー企画内にジャム出版を設立。伝説的自販機本『Jam』創刊。
- 1980年初旬 - (株)エルシー企画と(株)アリス出版が合併。 (株)エルシー企画は消滅会社として解散。
- 1980年4月 - 伝説のニューウェーブ雑誌『HEAVEN』創刊。
- 1980年8月 - (株)アリス出版が分裂。退社組は(株)群雄社出版に移籍し、東雑グループを独立する。
- 1983年末頃 - (株)群雄社出版が倒産。
- 2002年12月3日 - 法務省による休眠会社の整理のため、旧商法第406条ノ3第1項の規定により解散[1]。
- 2015年1月20日 - 会社法第472条第1項の規定により(株)アリス出版が解散[2]
東雑グループ関連会社
[編集]- 企画編集担当グループ
- 印刷・製本担当グループ
- 日本印刷(株)
- 出版販売卸担当グループ
- (株)東京出版
- (株)共同
- 出版販売担当グループ
- 東京雑誌販売(株)
- 神奈川雑誌販売(株)
- 東京図書販売(株)
- (株)東プロ
- 九州図書販売(株)
- 東海図書販売(株)
- 出版二次販売担当
- 東北雑誌販売(株)
- アフターサービス担当
- 日本自動機器(株)