東野さやか
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東野 さやか(ひがしの さやか、1959年[1][2] - )は、日本の英米文学翻訳家。兵庫県出身、埼玉県在住[3]。上智大学外国語学部英語学科卒業後、同大学理工学部化学科に学士入学し、2年間学ぶ[4]。地方公務員として勤務した後、翻訳家に転身。別名義に山本さやか(やまもと さやか)[1]。 日本推理作家協会会員[4]。私生活では、洋楽ロックをよく好み、ライブにもよく訪れる[3]。
翻訳作品
[編集]シリーズ作品
[編集]- 「ジャック・テイラー」 シリーズ(ケン・ブルーウン、ハヤカワ・ミステリ文庫)
- 『酔いどれに悪人なし』(The guards) 2005
- 『酔いどれ故郷にかえる』(The killing of the tinkers) 2005
- 「お茶と探偵」シリーズ(ローラ・チャイルズ、ランダムハウス講談社文庫→Rhブックス+→原書房コージーブックス)
- 『ダージリンは死を招く』(Death by Darjeeling) 2005
- 『グリーン・ティーは裏切らない』(Gunpowder green) 2006
- 『アール・グレイと消えた首飾り』(Shades of Earl Grey) 2006
- 『イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部』(The English Breakfast Murder) 2007
- 『ジャスミン・ティーは幽霊と』(The jasmine moon murder) 2007
- 『カモミール・ティーは雨の日に』(Chamomile mourning) 2008
- 『ブラッドオレンジ・ティーと秘密の小部屋』(Blood orange brewing) 2008
- 『ロンジン・ティーと天使のいる庭』(Dragonwell dead) 2009
- 『ホワイト・ティーは映画のあとで』(The silver needle murder) 2010
- 『ウーロンと仮面舞踏会の夜』(Oolong dead) 2011
- 『ミントの香りは危険がいっぱい』(The Teaberry Strangler) 2012
- 『オーガニック・ティーと黒ひげの杯』(Scones & Bones) 2013
- 『ローズ・ティーは昔の恋人に』(Agony of the Leaves) 2014
- 『スイート・ティーは花嫁の復讐』(Sweet Tea Revenge) 2015
- 『プラム・ティーは偽りの乾杯』(Steeped in Evil) 2016
- 『アジアン・ティーは上海の館で』(Ming Tea Murder) 2017
- 『ロシアン・ティーと皇帝の至宝』(Devonshire Scream) 2017
- 「卵料理のカフェ」シリーズ(ローラ・チャイルズ、原書房コージーブックス)
- 『あつあつ卵の不吉な火曜日』(Eggs in purgatory) 2009
- 『チェリーパイの困った届け先』(Eggs Benedict Arnold) 2011
- 『ほかほかパンプキンとあぶない読書会』(Bedeviled eggs) 2011
- 『あったかスープと雪の森の罠』(Stake & Eggs) 2014
- 『保安官にとびきりの朝食を』(Eggs in a Casket) 2015
- 『幸せケーキは事件の火種』(Scorched Eggs) 2016
- 『とろとろチーズ工房の目撃者』(Egg Drop Dead77) 2017
単独作品
[編集]- 『ハバナ・ミッドナイト』(The fool、ホセ・ラトゥール、山本さやか名義、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2003
- 『ボストン、沈黙の街』(Mission flats、ウィリアム・ランデイ、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2003
- 『貧者の晩餐会現代短篇の名手たち2』(Beggars banquet: Masters of short mystery、イアン・ランキン他、早川書房) 2004
- 『馬鹿★テキサス』(Buck fever、ベン・レーダー、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2004
- 『霧のとばり』(Absolute certainty、ローズ・コナーズ、二見文庫) 2005
- 『シティ・オブ・タイニー・ライツ』(City of tiny lights、パトリック・ニート、早川書房) 2006
- 『キングの死』(The king of lies、ジョン・ハート、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2006
- 『ボストン・シャドウ』(The strangler、ウィリアム・ランデイ、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2007
- 『霧に濡れた死者たち』(Every move she makes、ロビン・バーセル、ヴィレッジブックス) 2007
- 『ロミオ』(City of fire、ロバート・エリス、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2007
- 『川は静かに流れ』(Down river、ジョン・ハート、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2009
- 『ラスト・チャイルド』(The last child、ジョン・ハート、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2010
- 『逃亡のガルヴェストン』(Galveston、ニック・ピゾラット、早川書房) 2011
- 『アイアン・ハウス』(Iron house、ジョン・ハート、ハヤカワ・ミステリ文庫) 2012
- 『ジェイコブを守るため』(Defending Jacob、ウィリアム・ランデイ、早川書房) 2013
- 『パインズ 美しい地獄』(Pines、ブレイク・クラウチ、ハヤカワ文庫) 2014
- 『ウェイワード 背反者たち』(Wayward、ブレイク・クラウチ、ハヤカワ文庫) 2015
その他短編
[編集]- 「もうたくさん」(マーティナ・コール、ハヤカワミステリマガジン』2003年5月号)
- 「メキシカン・ギャツビー」(レイモンド・スタイバー、『ハヤカワミステリマガジン』2003年9月号)
- 「塔で消えた女」(エドワード・D・ホック、『ハヤカワミステリマガジン』2003年10月号)
- 「大蛇の背中」(イアン・ランキン、『ハヤカワミステリマガジン』2004年1月号)
- 「探偵ピーターズ」(イーデン・フィルポッツ、『ハヤカワミステリマガジン』2004年6月号)
- 「メイドたち」(G・ミキ・ヘイデン、『ハヤカワミステリマガジン』2004年9月号)
- 「花は美しく愛らしい」(シャーロット・カーター、『ハヤカワミステリマガジン』2004年10月号)
- 「男たちの宴」(マリリン・トッド、『ハヤカワミステリマガジン』2005年1月号)
- 「ランデヴー」(ネルソン・デミル、『ハヤカワミステリマガジン』2005年4月号)
- 「キッド、債券を巻き上げる」(アール・スタンリー・ガードナー、『ハヤカワミステリマガジン』2005年6月号)
- 「ウクレレと世界の痛み」(ジェイムズ・サリス、『ハヤカワミステリマガジン』2005年7月号)
- 「ナイロビを去って」(エド・マクベイン、『ハヤカワミステリマガジン』2005年10月号)
- 「死の部屋」(ケン・ブルーウン、『ハヤカワミステリマガジン』2005年12月号)
- 「夜に変わるもの」(デイナ・キャメロン、『ハヤカワミステリマガジン』2010年2月号)
- 「この場所と黄海のあいだ」(ニック・ピゾラット、『ミステリアス・ショーケース』早川書房 2012 収録)
- 「ピンクのシャツ」(Men don't wear pink、アレグザンダー・マコール・スミス、『ハヤカワミステリマガジン』2013年6月号)
- 「鷹」(デイヴィッド・ゴードン、『ハヤカワミステリマガジン』2013年7月号)
- 「ボールを追って」(ジョン・コリア、『ハヤカワミステリマガジン』2013年8月号)
出典
[編集]- ^ a b “東野, さやか, 1959-”. Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス) (2003年11月5日). 2015年7月3日閲覧。
- ^ “東野さやか”. Webcat plus. 2015年7月3日閲覧。
- ^ a b 東野さやか (2013年8月30日). “第3回埼玉読書会レポート”. 翻訳ミステリー大賞シンジケート. 2015年7月3日閲覧。
- ^ a b “会員名簿 東野さやか”. 一般社団法人日本推理作家協会. 2015年7月3日閲覧。