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柏好文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
柏 好文
名前
愛称 カッシー
カタカナ カシワ ヨシフミ
ラテン文字 KASHIWA Yoshifumi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1987-07-28) 1987年7月28日(37歳)
出身地 山梨県南巨摩郡増穂町(現:富士川町
身長 168cm
体重 62kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 ヴァンフォーレ甲府
ポジション MF
利き足 右足
ユース
1995-1999 増穂サッカースポーツ少年団(富士川町立増穂小学校)
2000-2002 フォルトゥナサッカークラブ(富士川町立増穂中学校)
2003-2005 山梨県立韮崎高等学校
2006-2009 国士舘大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2010-2013 ヴァンフォーレ甲府 120 (10)
2014-2024 サンフレッチェ広島 287 (27)
2025- ヴァンフォーレ甲府
1. 国内リーグ戦に限る。2024年12月8日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

柏 好文(かしわ よしふみ、1987年7月28日 - )は、山梨県南巨摩郡増穂町(現:富士川町)出身のプロサッカー選手Jリーグヴァンフォーレ甲府所属。ポジションはミッドフィールダー(MF)

来歴

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プロ入り前

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旧・南巨摩郡増穂町の出身[1]長谷川悠は小学校の同級生であり、共に増穂サッカースポーツ少年団でサッカーを学ぶ[2]。中学は地元強豪・フォルトゥナSCでプレー[2]

2003年、名門の山梨県立韮崎高等学校へと進学する[2]。2年先輩に千野俊樹。2004年高校2年時のインターハイでベスト8に進出[3]、この頃から名を知られるようになる[1]

2006年、国士舘大学へ入学、大学サッカーの強豪・国士大サッカー部 に入団する[2]。同期に伊東俊内藤圭佑先崎勝也がいた。3年上の先輩に養父雄仁柴崎晃誠、1年後輩に塩谷司がいる。柏も大学1年からレギュラーに抜擢され[1]関東大学リーグ新人王、大学3年時関東リーグベスト11、大学4年時には全日本大学選抜に選出された[3]。関東1部通算は66試合25得点を記録、大学3年時に出場した天皇杯では4試合で2得点を挙げる活躍を見せている。

ヴァンフォーレ甲府

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2010年、柏の地元チームであるヴァンフォーレ甲府に入団する[1]。柏はこの年、唯一の大卒ルーキーであった[1]。当初から試合出場を重ね、2011年5月にプロA契約に移行した[4] ものの、その存在が際立つのは2012年城福浩が甲府監督に就任して以降のことである。(なお、後のインタビューで柏は城福への感謝を語っている[5])この年、J2全42試合中41試合に出場しチームのJ2優勝およびJ1昇格に貢献した[6]。 2013年は開幕戦より右MFとして出場、シーズン途中のシステム変更に伴い自身も右ウイングバックへとポジションを移し、豊富な運動量を生かしてチームの中心となり全試合に出場、4得点を記録し残留に貢献した[7]

この柏の活躍により、他のJ1チームから獲得オファーが続出した。2012年末には名古屋・清水などから甲府を上回る好条件でオファーされたが甲府に残留[6]、2013年末には川崎・横浜FM・新潟・C大阪・広島などからオファーが届き甲府も残留に向け交渉を進めていた[8]

サンフレッチェ広島

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2014年、柏はサンフレッチェ広島へと完全移籍した[2]。背番号は甲府時代と同じ18。リーグ戦序盤はキャンプでの怪我により出遅れたものの完治後は左右両サイドをこなし広島のサイドを活性化し、シーズンを29試合出場2得点で終えた。

2015年、開幕戦から左のウイングバックとしてレギュラーに定着。チャンピオンシップ決勝の第1戦のガンバ大阪戦ではベンチスタートだったが、後半から途中出場して1得点1アシストをあげる活躍でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。第2戦でも清水航平に変わって後半から途中出場すると、優勝を決める浅野拓磨の貴重な同点ゴールアシストした。

その後、副キャプテンを務めるなど広島の絶対的存在として主力に定着。

2018年は4-4-2の左サイドハーフを主な主戦場とした。

2019年、チームのフォーメーションが3-6-1に戻ったことに伴い、左ウイングバックとして出場。これまでの武器であったチャンスメイクとドリブルに加えて得点力が向上し、J1リーグ8ゴール4アシストの結果を残す。8ゴールは同シーズンチームトップの数字となった。2024年シーズン終了後、11シーズン過ごしたサンフレッチェ広島を退団することが発表された。シーズン最終節のガンバ大阪戦では途中出場から1アシストを決めた[9]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2008 国士大 8 - - - 4 2 4 2
2010 甲府 27 J2 16 1 - 2 0 18 1
2011 18 J1 29 1 1 0 1 0 31 1
2012 J2 41 4 - 0 0 41 4
2013 J1 34 4 3 0 4 0 41 4
2014 広島 29 2 5 0 0 0 34 2
2015 30 4 2 0 4 1 36 5
2016 34 1 2 0 2 1 38 2
2017 29 2 4 0 1 0 34 2
2018 34 4 2 0 3 0 39 4
2019 34 8 2 0 1 0 37 8
2020 28 1 2 0 - 30 1
2021 29 2 6 0 0 0 35 2
2022 25 3 10 2 4 1 39 6
2023 9 0 4 0 1 0 14 0
2024 6 0 1 1 3 0 10 1
通算 日本 J1 350 32 44 3 24 3 418 38
日本 J2 57 5 - 2 0 59 5
日本 - - 4 2 4 2
総通算 407 37 44 3 30 5 481 45

その他の公式戦

国際大会個人成績 FIFA
年度 クラブ 背番号 出場 得点 出場 得点
AFCACLクラブW杯
2014 広島 18 6 0 -
2015 - 4 0
2016 5 0 -
2019 4 0 -
通算 AFC 15 0 4 0

その他の国際公式戦

タイトル

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クラブ

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サンフレッチェ広島

個人

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受賞歴

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脚注

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  1. ^ a b c d e VF甲府、期待の大卒ルーキー柏”. 山梨日日新聞 (2010年2月10日). 2014年1月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e 広島が甲府MF柏好文の獲得を発表”. ゲキサカ (2014年1月6日). 2014年1月26日閲覧。
  3. ^ a b 甲府が国士舘大・柏の獲得を発表”. ゲキサカ (2009年11月26日). 2014年1月26日閲覧。
  4. ^ 甲府MFがプロA契約へ移行”. ゲキサカ (2011年5月25日). 2014年1月26日閲覧。
  5. ^ 【インタビュー】 サンフレッチェ広島 柏好文選手”. ジャイアントキリングエクストラ (2015年7月16日). 2015年7月31日閲覧。
  6. ^ a b 好条件オファー蹴った MF柏好文 豊富な運動量で城福イズム体現” (2013年3月2日). 2014年1月26日閲覧。
  7. ^ ヴァンフォーレ甲府はなぜ蘇ったのか”. Number (2013年10月19日). 2014年1月26日閲覧。
  8. ^ 【甲府】柏、6クラブ争奪戦!さらに増える可能性も”. スポーツ報知(Webアーカイブ) (2013年11月26日). 2014年1月26日閲覧。
  9. ^ 今季で広島退団のMF柏好文が意地のアシスト…2位終了で「あと1歩を突き詰めていく必要がある」”. サッカーキング (2024年12月8日). 2024年12月16日閲覧。

参考資料

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関連項目

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外部リンク

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