桜井直蔵
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桜井 直蔵(櫻井 直藏、さくらい なおぞう、1849年2月13日(嘉永2年1月21日[1]) - 1929年(昭和4年)1月23日[1][2])は、日本の政治家、衆議院議員(1期)。
経歴
[編集]下総国香取郡西大須賀村(後の千葉県香取郡滑河町→下総町、現在の成田市)生まれ[1]。農業を営む[2]。その傍ら、1872年に学制が発布されると、私財を投じて村内に学校を建てた[1]。1878年に西大須賀村外二ヶ村戸長となる[1][3]。また、利根川流域は水害が頻繁に起こるため、利根川の護岸工事の必要性を流域住民に戸長として訴えた。1884年に堤防が完成した[1]。1886年に大和田村外六ヶ村の戸長を兼ね、さらなる治水事業に着手し、利根川の堤防改修工事を完成させた[1]。1889年に町村制が施行されると初代滑河町長に就任した[1]。同年、長年の功績により、黄綬褒章を受章した。その後、香取郡会議員、千葉県会議員、地方森林会議員となる[2][3]。
1898年3月の第5回衆議院議員総選挙において千葉3区から自由党公認で立候補して当選した[4]。衆議院議員を1期務め、同年8月の第6回衆議院議員総選挙は不出馬。1913年に西大須賀耕地整理組合を結成し、同組合長となった[1]。1929年に死去した。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
- 日本国政調査会編『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』国政出版室、1977年。
- 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 『千葉県議会史:議員名鑑』千葉県議会、1985年。